女性初の自民党総裁に就いた高市早苗前経済安全保障担当相の夫で、同党衆院議員を8期務めた山本拓氏(73)=福井県鯖江市出身=は10月4日、福井新聞の取材に対し「少数与党の大変な時期に火中の栗を拾う形だが、本人も覚悟の上で一つ一つ結果を出していくつもりだ」と妻の思いを代弁した。高市氏は近く召集される臨時国会で初の女性首相に指名される公算が大きく、困難なかじ取りを担う妻を支える。 山本氏は昨年10月の衆院選福井2区に無所属元職で出馬し落選した。選挙戦を通して高市氏が同9月の前回総裁選で訴えた政策の実現を訴え、夫婦で理想の政治を目指す姿勢をアピール。「次は必ず日本初の女性総理にする」と主張していた。 ⇒北陸新幹線延伸で関西の住民が望むことは JR大阪駅でアンケート 自民関係者によると、9月7日に石破茂首相が辞意を表明した直後、山本氏は県内の長年の支持者に連絡し、高市氏への支持を要請していたという。