印象を左右する身だしなみで気をつけるべきことは何か。ANAの元CAで研修講師の三上ナナエさんは「身だしなみは、『清潔感はあるか』『違和感はないか』『機能的であるか』の3つのポイントから見ていくといい。実は、『匂い』は身近な家族でも指摘しづらいため、自分から身近な人に確認してもらうのも1つの方法だ」という――。
※本稿は、三上ナナエ『一生使える「敬語&ビジネスマナー」』(大和出版)の一部を再編集したものです。
「シャツの汚れやシワ」が「清潔感」と直結する
初対面の人に対して、「身だしなみ」は大きな影響を与えます。業種や職種によって細かな違いはありますが、基本的な考え方は共通しています。
どんな観点で身だしなみに気をつければいいか、ポイントは3つあります。
①清潔感はあるか
②違和感はないか
③機能的であるか
どれも大事な要素ですので、詳しく見ていきましょう。
1.清潔感はあるか
まず、身だしなみの基本中の基本が「清潔感」です。清潔感がある人は信頼されや
すく、専門性が高い印象を与える傾向があります。
特に気をつけたい項目をお伝えします。
「服装」のチェックポイント
シャツの汚れやシワ、スーツの擦れ、糸のほつれ、取れかけのボタン、引っかけた穴、ペットの毛がないかなど、服装全体を確認します。
その中でも特に「清潔感」と直結するのが、「シャツの汚れやシワ」です。
シャツは目がいきやすい場所です。
さらに、薄い色が多く目立ちやすいため、襟元や袖口に汚れがないか、シワが目立たないか、朝着替えるタイミングでチェックしましょう。
チェックする際は、なるべく全身鏡を使って、全体を見ることをおすすめします。