印象を左右する身だしなみで気をつけるべきことは何か。ANAの元CAで研修講師の三上ナナエさんは「身だしなみは、『清潔感はあるか』『違和感はないか』『機能的であるか』の3つのポイントから見ていくといい。実は、『匂い』は身近な家族でも指摘しづらいため、自分から身近な人に確認してもらうのも1つの方法だ」という――。

※本稿は、三上ナナエ『一生使える「敬語&ビジネスマナー」』(大和出版)の一部を再編集したものです。

コーヒーカップを持つ男性の手
写真=iStock.com/MangoStar_Studio
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「シャツの汚れやシワ」が「清潔感」と直結する

初対面の人に対して、「身だしなみ」は大きな影響を与えます。業種や職種によって細かな違いはありますが、基本的な考え方は共通しています。

どんな観点で身だしなみに気をつければいいか、ポイントは3つあります。

①清潔感はあるか
②違和感はないか
③機能的であるか

どれも大事な要素ですので、詳しく見ていきましょう。

1.清潔感はあるか

まず、身だしなみの基本中の基本が「清潔感」です。清潔感がある人は信頼されや

すく、専門性が高い印象を与える傾向があります。

特に気をつけたい項目をお伝えします。

「服装」のチェックポイント

シャツの汚れやシワ、スーツの擦れ、糸のほつれ、取れかけのボタン、引っかけた穴、ペットの毛がないかなど、服装全体を確認します。

その中でも特に「清潔感」と直結するのが、「シャツの汚れやシワ」です。

シャツは目がいきやすい場所です。

さらに、薄い色が多く目立ちやすいため、襟元や袖口に汚れがないか、シワが目立たないか、朝着替えるタイミングでチェックしましょう。

チェックする際は、なるべく全身鏡を使って、全体を見ることをおすすめします。