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タガヌラー - アニヲタWiki(仮)【6/26更新】 - atwiki(アットウィキ)
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タガヌラー

登録日:2025/06/25 (曜日) 21:21:49
更新日:2025/06/26 Thu 14:34:50NEW!
所要時間:約 7 分で読めます




タガヌラーとは、円谷プロダクション制作の特撮ドラマ『ウルトラマンシリーズ』に登場する怪獣。
初登場は『ウルトラマンブレーザー』。


データ

身長:60m
体重:50,000t
別名:甲虫怪獣


概要

黄土色の甲皮が特徴の昆虫型怪獣。昆虫らしく六本脚だが、一番前の前肢よりもその次の中肢のほうが大きく発達しているという特徴的な体型となっている。
頭部にはカブトムシのような突起があり、先端には発射口のようなものも存在する。
大型のものは60mもの体長を誇るが、幼体の体長はだいたい2m前後。また、中間の15-20m級のタガヌラーも多数確認されている。

最大の武器は長く伸びた中肢の大鎌で、外敵との戦闘で振り回して武器として利用するほか、相手を押さえつけることもできる。
個体によっては大鎌が切り落とされてもそこから触手が伸びて反撃するものもいる。

口にはゾウのように長い口吻を持ち、これを使ってティーテリウム*1などのエネルギーを補給する。
大量のティーテリウムを溜め込むと体内でエネルギー融合の準備を進めて体温が急上昇し、ウルトラマンですら熱がるほどの高温にまで達する。
誘導弾などの火力兵装ではエネルギー融合を誘発して大規模な爆発を起こす可能性があり、その際の被害範囲は半径10kmを超えると目されている。

ちなみに、人類目線ではティーテリウムからエネルギーを取り出す方法はまだ研究段階だが、タガヌラーはあっさりとエネルギー融合を起こしてビームへと変換してしまっている。
研究者の一人が「我々の常識の通用しない怪獣なら……」と言っていたが、実際にその読みは当たっていたと言える。

また、普段は隠れて見えないが、腹部の上側に翅が存在していて飛行することすらできる。
地中や水中を移動することもあり、陸海空どこからでも現れるためサイズに対して意外と神出鬼没な怪獣である。


『ウルトラマンブレーザー』本編での活躍

第3話『その名はアースガロン』

液化ティーテリウムを求めて世界中の貯蔵タンクを密かに渡り歩き、一夜にしてタンクが空になるという怪現象を各地で起こしていた張本人。
ドイツ、フランス、イギリスアメリカと地中や海中を移動してタンクを転々としていき、成長して体長を増大させながら最終的に日本の沓波市へとやってきた。

エネルギーを吸い取る際に開けた穴を見たテルアキが「人為的にも自然に開いた穴にも見えない」として怪獣との関連を指摘し、エミが調査のために新人として潜り込んだティーテリウム貯蔵タンクにてタガヌラーが出現。
この時点で体長は60mにまで成長しており、出現時に司令部から「タガヌラー」と命名された。

アースガロンもその危険性を鑑みて火力兵装の使用は避け、アンリが提案した白兵戦で市街地から遠ざけて安全な場所に誘導してから一斉射によって撃滅する作戦をとっていた。

戦闘では中肢をのように振り回して攻撃し、誘爆の危険性を鑑みて白兵戦を挑んできたアースガロンに対してパワーと腹の内側のキモさを活かして優位に立ち回っていた。
右腕の大鎌をアースファイアで部位破壊されて一瞬反撃されたが、蓄えたエネルギーを放出することで返り討ちにしてエネルギータンクから更にティーテリウムを補給。

ウルトラマンブレーザーが出現した際もそれをガン無視してティーテリウムを吸い上げ続け、蓄えたエネルギーによって体温は1万度以上まで上昇。
ブレーザーはなんとかタガヌラーを抑え込もうとするが、その間もどんどん体温は上昇し続け、に頭部の温度に至っては100万度にまで達するほどに上昇してしまう。

組み合ったまま膠着状態に陥った次の瞬間……なんと角の発射口からごん太ビームを上空に向けて発射

エネルギー融合によって発生したエネルギーが一気に宇宙へと消えてしまい、体温もすっかり戻ったことに爆発を危惧していたSKaRDの面々もブレーザーも、何故かタガヌラー自身すらポカーンとしてしまっていた。

そしてその後はビームを撃って燃え尽き症候群になってしまったのか、ブレーザーのスパイラルバレードによってあっさりと撃破されてしまった。


第16話『恐怖は地底より』

モグージョンの光によってアンリが見た幻覚として登場。
元々虫が苦手だったのが、前回の戦いですっかりトラウマとなってしまったようである。


第17話『さすらいのザンギル』

第3話でタガヌラーが現れた沓波市に再び出現。
しかし何故か建物などのモノをすり抜けてしまうため、一切被害を出さないままビルによじ登ってじっとしているままだった。
そのまま2時間が経過したところに謎の男が現れ、刀を一閃させて消滅させてしまった。


第23話『ヴィジター99』

カナダ、アメリカ、ドイツ、フランス、オーストラリアの5ヶ所に15-20m級が同時に出現。
出現地点にはどれもティーテリウムの貯蔵タンクが存在する場所であり、タンクに貯蔵されたティーテリウムを狙って出現したと思われる。

15-20m級ということもあって各国の防衛軍の力でどうにかなる範疇と思われたが、その直後に茨城県、続いてアメリカのネバダ砂漠に60m級のタガヌラーが出現。
ネバダからの支援要請を聞いたゲントがブレーザーとしてネバダに急行したことで、茨城県のタガヌラーをアースガロン、ネバダのタガヌラーをブレーザーが迎撃する二ヶ所同時の戦闘が開始した。

しかし……


「例の軌道の観測記録をずっと遡ってたら、すごい爆発を捉えた画像があって……なんだと思います?」

「接近中のゲバルガに、強力なビームが当たった際の光なんです!」

「発射地点を計算してみたんですけど……なんとびっくり!あの時出たタガヌラーが撃ったビームだったんですよ!」


バザンガ、ゲバルガの二体が地球に飛来した際の軌道を観測していたアマチュア天文家の追川光宙(通称ミッチ―)からの情報により、第3話で出現したタガヌラーが撃ったビームは宇宙から地球に接近していたゲバルガに命中していたことが判明。
ただの偶然でそんなことが起きるとは考えられず、何より現在バザンガたちが飛来したルートと同じ軌道で謎の物体V99が飛来してきていることを知っているSKaRDの面々は「タガヌラーは自分たちの縄張りである地球に接近する宇宙怪獣を迎撃するためにエネルギー融合を起こしてビームを撃とうとしているのではないか」という結論に至る。

それを知らない防衛軍はサーモバリック弾による殲滅作戦を実行するが、アースガロンとブレーザーはタガヌラーへの攻撃を止めてサーモバリック弾を撃ち落とし、結果タガヌラーはエネルギー融合を起こしてビームを発射。
上空へ放たれたビームは宇宙から地球に接近していたV99に命中。カモフラージュを引き剥がして月へと墜落させた。

しかし命中したビームはV99に張り付いていた怪獣ヴァラロンによって跳ね返され、戻って来たビームによってタガヌラーたちは爆散してしまった。



その後の活躍

ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突

親ズグガンに呼び寄せられたズグガンの幼体たちに交じって2m級のタガヌラーの幼体も多数登場。
その後に60m級のタガヌラーも出現し、アースガロンと交戦した。

ズグガンと一緒に2vs1でアースガロンを追い詰めるが、ブレーザーが乱入したことで形成が逆転。
最後はアースガロンの全武装一斉射によって撃破された。
幼体たちもエミたちの手によって殲滅されたと思われる。

本来、タガヌラーとズグガンは生態も生息域も違うせいで同時に出現することは不自然だったため、アンリは「もしかしたらまた宇宙怪獣が近づいているのかも?」と予想していた。
SKaRDの面々にとってはタガヌラーの出現=宇宙怪獣の予兆というイメージがあるのかもしれない。


ウルトラマンアーク

第17話『斬鬼流星剣』

冥府将軍獣ヘルナラクによって蘇生された幽体怪獣の一体として登場。
ユウマの怪獣生物学的観点から陸棲の節足動物のようなものと目され、生前の本能から餌を求めてエネルギー融合プラントへと向かっていった。

幽体が故に物理攻撃を受け付けない状態だったが、宇宙侍ザンギルの刀から発せられた波動によって実体化した。
不調を抱えるザンギルに対し次々と卵から孵化して数を増やして襲ってくるが、施設全体に刀の波動音波が流された*2ことで足止めを食らい、さらにウルトラマンアークの参戦により完全に形成が逆転。
ギャラクシーアーマー、ソリスアーマー、ルーナアーマーの三人に分身し斬鬼流星剣をも会得したアークによって次々と殲滅されていった。

ちなみに、終盤には空と地を埋め尽くすほど大量に登場。アンリが見たら卒倒しそうである。
飛行能力が披露されたのは今回が初。


第18話「アーク協力要請」

前話で撃破された後、十日もの間ほぼ毎日のように出現しているらしく、冒頭で2体がアークと交戦している。
防衛隊側もすっかり対処に慣れており、大型の音響兵器によって即座に実体化させ、攻撃を開始する準備が整えられていた。

これについてシュウは「前回に大量のタガヌラーの群れを倒されたのを見て今度はアークの疲労を狙う戦略を仕掛けてきているのでは?」という予測を立てていた。



余談

  • 当初は単に餌を狙っていただけの害虫と思われていたが、ゲバルガやヴァラロンを迎撃しようとしていたことが判明して以降は視聴者からは「地球防衛軍」や「地球産の生体ビーム砲」といったあだ名がつけられたりしている。まあ人類目線では害虫であることも間違いではないのだが






追記・修正は宇宙からの外敵を迎撃する準備をしながらお願いします。

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最終更新:2025年06月26日 14:34

*1 水の中に微量に含まれている非可燃性の物質。単体では何の変哲も無い物質だが、エネルギー融合を起こすことで莫大な熱量を生み出せると見込まれ、爆発の危険性の無い安全な物質かつ水がある限り半永久的に取り出せるエネルギー源として注目されている。

*2 刀の波動を解析したヒロシが、プラントへと働きかけ放送設備を利用して流した。