登録日:2025/06/27 Fri 00:00:00
更新日:2025/06/27 Fri 00:54:18NEW!
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『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』とは、2012年4月から2013年3月まで放送されていたアニメで、『
プリティーリズム・オーロラドリーム』の続編。
略称は『ディアマイ』、『DMF』等。
概要(アニメ)
プリティーシリーズの2作目。テレビ東京で土曜朝10:00より放送されていた。制作は
タツノコプロとDONGWOO A&E。監督はお馴染みの菱田マサカズ(現:菱田正和)氏。シリーズ構成は前作に引き続き
赤尾でこ氏。
前作の実写パートで登場したプリズムメイツが4人組アイドルユニット『Prizmmy☆』としてデビュー(2017年に活動終了)しており、OPEDを歌っている他メインキャラの名前の元ネタとなっている。
今作から韓国と共同開発になった事情故か今作は韓国推しで、韓国の5人組アイドルユニット『PURETTY』(2014年に解散)モチーフのキャラ達も登場する。
その為、1年放送(前作と合わせると実質2年)のアニメとしてはメインキャラが多く、今作初登場キャラだけで
9名、前作キャラと合わせると
15名となる。
また、
この方々などでシリーズお馴染みのセレブブランド『DearCrown』の初出も今作で、韓国出身のブランドという設定。当時はリアル店舗もあった。
前作の主な舞台は
横浜市だったが、今作では
この項目作成時点で既に閉館しているお台場のヴィーナスフォート近辺になっている。当時はプリズムストーンも開店していた。(2018年に閉店)
ストーリー
前作から3年後…プリティートップでは次世代のプリズムスターを夢見る少女たちが練習に励んでいた。
ある日、プリズムメイツの 「れいな」「かりん」「あやみ」は、先輩プリズムスターのステージに乗り込んで勝負を挑む「みあ」と出会い、新ユニット「Prizmmy☆」を組むことになった。
彼女たちは戸惑い、反発しながらも友情を深め一緒にデビューを目指していく。
一方、韓国では5人の少女たちが日本でのデビューを目指してプリティートップに留学をして来る。
自分の未来に出会うため少女たちのステージが今始まる。
登場人物
今作からの登場人物
Prizmmy☆
下の名前はリアルPrizmmy☆由来だが、苗字は全て蝶の名前からきている。
CV:
大久保瑠美
今作の主人公。超がつくほどの負けず嫌いで、「みあがいっちば〜ん!」が口癖。度々あいらを超えようと挑戦を仕掛けようとしているが、あいらからは後輩として可愛がられており噛み合っていない。
自分が一番じゃないと気が済まないわがままな性格だが、他人の長所は決して否定しないまっすぐで他人を引っ張っていける人物。
前作や
次回作と異なり主役陣の家族関係が話の主軸にないからか、自室がちょっと映っただけで
家庭環境が最後まで一切不明というシリーズ内でも珍しい主人公。
『
アイドルタイムプリパラ』にも
スターシステムで登場しており、1期OPのカバーを披露している。この都合上
プリチャンの歴代主人公スターシステム祭には混ざれず、118話にしか出てこなかった。
CV:
高森奈津美
Prizmmy☆のまとめ役で、歌が上手。
すぐ突っ走るみあのストッパー役でもある真面目な性格なのだが、真面目すぎて抱え込みがちなところがある。
いつきに想いを寄せているが全く気づかれていない。
CV:
津田美波
ダンスが上手。「ギャラクティック〇〇」が口癖。
常に明るく楽観的で大体の事はなんとかなるっしょと思っているが、引きずらない性格からか物事の諦めが早い。
八つ子の弟がおり、一郎〜七郎と八兵衛という名前。
CV:
佐倉綾音
Prizmmy☆最年少で、ファッションセンスに優れている。あらゆる事をメモする癖がある。
最年少故に肩身が狭く内気な性格もあり押しが弱いが、キレると怖い。
中の人は次回作の
りんね。
PURETTY
韓国から来たプリズム留学生達のユニット。今作のライバルユニット枠だが基本は友好的。
CV:
伊藤かな恵
今作のかな恵枠(かなめと兼役)。ちなみに今作のナレーションはかな恵ではない。
みあとは小学生の頃からの親友で、もう1人の主人公にあたるPURETTYのリーダー。
基本はしっかり者だが他人と合わせるのが苦手。
CV:金香里
PURETTYのまとめ役で、かりんとは仲が良い。
誰に対しても気安く接せる明るい人物で世話焼き気質だが、怒ると怖い。
CV:米澤円
PURETTY最年少。かなりのマイペースで、空気の味覚を感じるために度々空中をパクパクする事がある。
また大変惚れっぽく、トラブルの元になる事も。
れいなと仲が良い。
中の人はセレナと兼役。
CV:
明坂聡美
大企業のCEOと大女優を両親に持つお嬢様で、「セレブリティ〇〇」が口癖。甘やかされて育ったためわがままなところもあるが、嫌味がないため別に嫌われてはいない。あやみの事を妹のように可愛がっている。お互いお嬢様のためセレナとは前から知り合い。
後の彼女のような財力に身を任せた一発ネタ担当なところがある。
中の人はかのんと兼役。
CV:三宅麻理恵
常に意識が高く、無駄を嫌う合理主義。
頑固さから周りと衝突する事が多いが、素は結構泣き虫。
ユンスに好意を抱いているが…
LOVE MIX
LOVEとMIXの間は『-』だったり『∞』だったり『~』だったりと全然安定していない。
彼らの持ち曲『LOVE♡MIX』は後に『
キンプラ』で
高田馬場ジョージがカバーしている
が、キンツアのプリズム混戦では残念ながらハブられた。
CV:
高山みなみ
チェギョンとユンスの幼馴染。誰に対しても距離感が近く軽い性格で、みあからは「チャラ男」と呼ばれるが下心があるわけではない。
「ハートシャッフル」を信条とし他人の恋愛に関しては真剣で、悩み相談をきっかけにいつきに興味を持ち、ユニットを結成する。
CV:くまいもとこ
前作から登場しているが、便宜上こちらに記載。
あいらの弟。現在はスポーツドクター志望として予備校に通っている。イケメンに成長した事でれいなからは惚れられているが、その事に気づいていない。
姉弟仲はよく、度々一緒に出かける仲。
両親は少しだけ出てくるが、妹2人は残念ながら今作では登場しない。
後のゼウスこと涼野ユウや
真中のんなどに継がれる高性能弟/妹枠の始祖。
前作からの登場人物
MARs
CV:
阿澄佳奈
前作の主人公。髪のウェーブは大人しくなり、シンプルなストレートヘアになっているが、ライブ中はサイドポニーテール。
終盤ではシンフォニアストーンに心を奪われてしまった結果
闇堕ちし、しばらく囚われのヒロインと化す。
CV:
原紗友里
前作の後でみおん共々プリズムクイーンの座を勝ち取ったらしい。
16歳になった時点でヒビキとの婚姻届を出していた事が判明し、最終回で
結婚式を挙げ
、せれのんの3人中2人が義妹となった。
CV:片岡あづさ(現名義:榎あづさ)
前作とあまり変わらないが先輩感は増したみおん様。最終回で今日子から社長の座を継ぐ。
ショウに告白されたあいら、無事ゴールインしたりずむと異なり異性関係は特に進展していないようだ。
せれのん with K
CV:米澤円
せれのんのボケの方。前作の最終回からプリティートップに移籍し、プリズムスターとしても漫才師としても成長している。
後半からはかのんと共にMCを担当する事が多い。
CV:明坂聡美
せれのんのツッコミの方。今作では腹黒要素は控えめ。
りずむとヒビキが結婚した事でりずむの義妹になった。
CV:伊藤かな恵
旧名は久里須かなめ。前作の最終回で正式に天宮家に養子入りした為苗字が変わっている。
日本のアニメにハマった結果視力が落ちたらしく、プライベートでは眼鏡。
プリティートップ
- Callings(ショウ・ヒビキ・ワタル)
CV:
近藤隆(ショウ)、
KENN(ヒビキ)、
岡本信彦(ワタル)
ショウは今作ではプリズムストーンのデザイナーという事を公表し、デザイナー面でも恋愛面でもライバルが登場する。
正直今作ではショウとその他といった感じ。ライブシーンもない。
CV:早水リサ
プリティートップの社長にして元プリズムスター。
今作では彼女の現役時代にあったとある闇に踏み込まれるが…
今作の曇らせ代表。
CV:千葉進歩
プリティートップのマネージャー。前作からあった突然詩的な事を言う癖は悪化しており、「プリズムエース」として度々みあ達の前にアドバイスしてくる。みあだけは正体に気づいておらず、プリズムエースとしての彼に惚れ込んでいる。
今作で彼は両親が事故死した後ケイが引き取った子であり今日子とは血が繋がってない事が判明し、最終回で今日子に愛の告白を放ちゴールインした。
CV:
三宅健太
「山田です。」
相変わらずペンギン先生と共に行動している。
今作でマスコット疑惑が生まれた。
その他の登場人物
CV:
羽多野渉
チェギョンの兄でDearCrownのデザイナー。あいらに想いを寄せており、ショウのライバルとなる事からみあからは「ライバル男」と呼ばれるが、ショウから向けられる敵意に関しては特に気にしていない。一方で先述の通りソミンからは想いを寄せられているため、ソミン→ユンス→あいら←ショウという四角関係となる。
ショウが彼に向けて言った「黙れユンス!」はたまにネタにされる。
- ドン・ボンビー/阿世知欽太郎
CV:
千葉繁
ノーギャラで雇われたテンションの高いプリズムショーの進行役。序盤では彼らしき人物が各所で度々登場し、プリズムショーをさせようとする。
千葉繁劇場
その正体は今日子の実父でシンフォニア財団のトップ。かつてはデザイナー兼演出家だったが、そちらではあまり評価されなかった。自らが考案した究極のプリズムアクト『グレイトフルシンフォニア』に執着している。
今日子にグレイトフルシンフォニアを完成させてもらう為に他選手を妨害したりと、昔から今日子の栄冠の裏で色々と暗躍していた。
本作ではあいらを手中に収めMAR'sを始め様々なスタァをシンフォニア財団に移籍させていたがPURETTYに敗北。しかし諦めておらず未来を否定してくる本作のラスボス。
後の法月仁や
御芽河阿智彦など、度々出てくる悪い大人枠の始祖。
汗チキン太郎ではない。
全くの余談だが、彼の蝶をあしらったビルは12年後の
キンドラで
オバレのプリズムアフレコに再利用された。
主題歌
OP1『Dear My Future 〜未来の自分へ〜』
OP2『Brand new World!!』
OP3『Life is Just a Miracle 〜生きているって素晴らしい!〜』
OP4『パンピナッ!』
歌はOP3以外はリアルPrizmmy☆、OP3のみ作中Prizmmy☆の中の人たち。
ED1『my Transform』
ED2『チェキ☆ラブ』
ED3『Body Rock』
ED4『シュワシュワBABY』
歌はリアルPrizmmy☆とリアルPURETTYの交代制。
余談
- 以降もシリーズ後半の恒例行事となったシャッフルユニットの初出も今作で、あやみ&れいな&ジェウンの『Sprout』、かりん&ヘイン&シユンの『P&P』、みあ&チェギョン&ソミンの『COSMOs』が結成された。
- 今作は様々な大人の事情に振り回された側面があり、しばらくの間ショーで使える曲が2曲しかなかった。
- ちなみに今作初出キャラのソロ曲は最後まで登場せず、放送終了から約5年が経った2018年1月放送のアイパラでみあがカバーした『Dear My Future 〜未来の自分へ〜』が初のソロ曲となる。
追記・修正がいっちば〜ん!
最終更新:2025年06月27日 00:54