スマートフォン向けゲームの世界に変化の兆しが見えている。MIXI(ミクシィ)は、「モンスターストライク(モンスト)」内で使われるゲーム通貨「オーブ」を東京都渋谷区のふるさと納税の返礼品として提供し始めた。背景には、市場縮小と開発費高騰で収益を上げにくくなっていることがある。ゲーム大手のスクウェア・エニックスでは10年続いたゲームのサービス終了(サ終)が相次ぐなど、スマホゲーム業界は岐路を迎えている。 総務相「付加価値は区域内で生じている」村上誠一郎総務相は26日の閣議後会見で「(渋谷区の)返礼品はスマートフォン向けゲームの中で利用な可能なアイテムと聞いている。ゲーム開発によって過半の付加価値が区域内で生じているものとして提供しているものと承知している」と述べた。 総務省によると、ふるさと納税の返礼品は地場産品の基準に適合しているかどうかを優先的に判断しているという。渋谷区は返礼品をゲームア
松野氏: (『FFT』は)当時の我々の持てる力を尽くした、ある種の最高傑作だという自負もありました。 『ファイナルファンタジータクティクス』(以下、『FFT』)。 それは、『ファイナルファンタジー』でありながらも、異質な存在感を持ったタイトルだった。シミュレーションとしての完成度、人間同士の階級闘争を描いたストーリー、キャラクターたちのアツい言い回しと、心揺さぶるセリフの数々……「外伝」という立ち位置でありながら、ナンバリング並の根強い人気を誇っている。 そんな『FFT』が、『ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』という「決定版」として発売されることが、先日発表された。 その機会に、なんと『FFT』のオリジナル開発メンバーでありつつ、今作にも携わっている松野泰己氏(脚本、加筆修正及び監修)、前廣和豊氏(ディレクター)、皆川裕史氏(アートディレクター)、そして今
「実際に遊んだことはないけど、曲は知っているゲーム」って、いくつかあったりしませんか? 私はこれが結構ある方で……むしろ、「この曲がどういうタイミングで流れるのか知りたくて、ゲーム本編を遊び始める」なんてパターンもあるくらいです。 そして最近気づいてきたのですが、「実際のゲーム内のシチュエーションを知ると、曲の印象が180度変わる」パターンも結構多いと思っています。もちろん戦闘BGMやフィールドBGMだって、「特定のシチュエーションに対して作られた曲」だから、それは当然のことです。 ただ……実際にゲームに合わせて聞くことにより、「特定のシチュエーションに流れる曲」以上の感動が生まれているとも思います。カッコよく言うと、「ゲームでしか味わえない感動」的なやつです。今回は、そんな「実際に遊んだら印象がガラっと変わった曲」の話をしようと思います。ピクセルリマスター版の『ファイナルファンタジーVI
王家に生まれながら術の適性がなかった子ギュスターヴと、両親の死にまつわる“エッグ”という存在を追いかけるウィル・ナイツの物語が交錯していくRPG『サガ フロンティア2』。このたび、26年の時を経てついにリマスター版が発売された。 本作のディレクションを担当したのは「サガ」シリーズの生みの親である河津秋敏氏(以下、敬称略)。スクウェア(現スクウェア・エニックス)の黎明期から国産RPGを作り上げてきた河津は、いまだに最前線でクリエイティブを発揮し続けている。 今回はそんな河津の来歴を追いかけつつ、彼が作り上げてきた名作たちを紹介していきたい。 スクウェア入社~『魔界塔士Sa・Ga』 1962年に熊本県で生まれた河津は、東京工業大学理工学科に進学。Apple IIを購入した友人らとともに海外のボードゲームを遊んでいくうちに、コンピュータゲーム作りに興味を持つこととなった。 https://www
ファイナルファンタジーシリーズでお馴染みのスクウェア(当時)と、言わずと知れた超大手の任天堂。 この両社には関係が悪化していた時期が存在した。 良好な関係に見えたそれが一気に破綻した事件は様々な噂に尾ひれが付いており、正誤のあやふやな話も多い。 スクウェアはファミリーコンピュータで家庭用ゲームに参入するもイマイチヒット作が出ず、これで最後にしようと世に出された『ファイナルファンタジー』の思わぬヒット及びシリーズ化等を経て任天堂の重要サードパーティの一つとなった。このため『ファイナルファンタジー3』の大量発注に追い付けなくなった際には任天堂からバックアップを受けて乗り切り、後に任天堂と共同開発した『スーパーマリオRPG』は開発費高騰に悩んでいたスクウェアに対し任天堂が開発費を負担した上でソフトを作らせる救済案としての性格も強かった。 つまり、サードパーティーとして任天堂はスクウェアを目に掛け
『ペルソナ』シリーズの設定資料集が最大50%オフに。『ペルソナ3』『ペルソナ4』のイラストが収録された副島成記氏のアートワークスは必見。『ペルソナ5』設定資料集、『ペルソナ3』ガイドブック、『ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト』の設定資料集もお得
2024年10月にDungeon AntiquaというゲームをPC向けにリリースしました。 ありがたいことに、紹介ポストなどを見て「気になるけどPC持ってないからプレイできない、Switchかスマホでも出して欲しい」と言ってくださる方がちらほらいまして「Switchは現時点で難しそうだけどスマホなら以前にもリリース経験あるし行けるなぁ」と思い12月末にスマホ版を出しました。 Dungeon Antiquaスマホ版のコンセプト当初、PCならキーボードやゲームパッドでスイスイと十字キーで移動したりコマンド選択したりできるけどスマホ版だとちょっと操作がしづらいかな?くらいは思ったものの、RPGでスピーディな操作を要求されたりはしないので普通にバーチャルパッドで大丈夫だろうと判断し、スマホ版はPC版と同じ内容を環境調整だけ行ってリリースしています。 バーチャルパッドを表示して操作を受け付ける機能は
『シェンムー』が発売されて25周年だから『シェンムー』について語りたい。 本稿の主旨は以上となる。『シェンムー』についてただ語る。 今日で『シェンムー』発売からめでたくも四半世紀が経って、『シェンムー』について詳しく知らない、まったく知らない若い読者も多いことだろうと思う。 また、ゲーム概要やストーリーについては現在でも検索すればある程度ヒットするけど、当時の空気感であるとかゲーム業界全体の流れみたいなものがあまり記録されていない気がする。この機会に、“『シェンムー』とは何か”ということについて語るのがいいだろうと思ったからだ。 書いているのは2018年に“2代目シェンムーリスペクトチャンピオン”なる名誉称号を手に入れたファミ通.com編集者の堅田ヒカル。発売当時は中学生でドリームキャストを手に入れたばかり。ハイグラフィックとインターネットの未来性に頭がクラクラするほどの衝撃を受けつつ遊ん
電撃オンラインゲームインタビュー【電撃独占】SIE吉田修平氏が2025年退職へ。“PlayStation”と共に生きた31年間を振り返るインタビュー前編【電撃独占】SIE吉田修平氏が2025年退職へ。“PlayStation”と共に生きた31年間を振り返るインタビュー前編文:ハチ 公開日時:2024年11月27日(水) 09:00 最終更新:2024年11月28日(木) 12:57 “PlayStation”制作の立ち上げからの初期メンバーであり生き証人である、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の吉田修平氏。 現在はインディーズ イニシアチブ代表として世界中のインディーゲーム、クリエイターの発掘とその訴求を行っているが、1993年の立ち上げのときからPlayStationに関わる、今や数少ないレジェンドだ。 これまでの経歴を見ても、PlayStationのゲーム制作のトッ
FFXIVの次なる10年に向けた挑戦「ファイナルファンタジーXIV モバイル」を発表。スクウェア・エニックス監修で原作の再現を目指す【PR】 編集部:Nobu LIGHTSPEED STUDIOSは本日(2024年11月20日),MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」を原作とした,スマートフォン用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV モバイル」を発表し,原作のプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が登場するPVを公開した。今年の夏に一部で噂にはなっていたのだが,それがついに正式発表された形だ。 本作は,スクウェア・エニックス監修のもと,原作のプレイ体験をモバイル上で再現することを目指して開発されているもので,吉田氏によれば「次なる10年に向けたさらなる挑戦」になるという。 また,今回の発表によると,モバイル用にアレンジはされるものの,原作のストーリーや高クオリティのBGM,バ
2024年9月26日~9月29日に千葉・幕張メッセで開催された“東京ゲームショウ2024”(TGS2024)。会場では、世界中のユーザーが活用する“Discord”のブースが展開。初日となる9月26日にはステージイベントも実施された。 本記事では、ステージイベントにも登壇した、Discordの共同創業者のひとりでもあり、CTO(最高技術責任者)でもあるスタニスラフ・ヴィシュネフスキー氏(文中ではスタン)へのインタビューをお届け。Discordの今後のビジョンから、Discord上で活用できるゲーム&アプリの開発ができる新機能のこと、さらにはスタン氏が好んでプレイするオンラインRPG『ファイナルファンタジーXIV』(FF14)についてなど、さまざまな話を聞くことができた。
今月はソニーグループとスクウェア・エニックスHDの決算について解説したい。まず,ソニーグループのゲーム事業の第1四半期は増収増益だった。詳細は後述するが,結論は「ゲーム事業は利益さえ出ていれば良い」まで後退したことが,ソニーグループとの議論でも再度確認できたことだ。 確かに増収増益で素晴らしい決算だし,投資家は利益が出ていれば評価するので,利益が出ていること自体は東洋証券でも高く評価している。しかし,それはあくまでも短期的な視点でしかない。 なぜかと言うと,PC版のGhost of TsushimaやHELLDIVERS 2の好調により販売増となったことに加え,為替の大幅な円安効果もあり,増収増益を実現しているためである。 だが,PCにもゲームを出した結果,ゲーム事業とは一体何を目的にしている事業なのかが良く分からなくなっている。 アナリスト的な意見なのだが,ビジョンや,目的が明確でないビ
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