かつてのあい茶さんは物事をネガティブに考えがちな性格でした。それが原因で人間関係を壊したり、悪いことを考え出すと眠れなくなったり、このままでは鬱になると感じたあい茶さんは、考え方を変えようと決心します。 認知行動療法とは、「考え方(認知)の歪みにはたらきかける」「自分の行動をコントロールする」という2つの柱から成る治療方法。あい茶さんには毎日さまざまな宿題が出されました。 漫画では中でも最も改善を感じたワークを紹介しています。それは、ネガティブな思考に陥ったとき、「(1)客観的事実」「(2)感じたこと」をそれぞれ紙に書き記し、一呼吸置いてから見直して「(3)別人になったつもりで反論を書く」という方法でした。 認知に歪みが生じていると、出来事をネガティブに捉えてしまい、結果として負の感情が生じてしまいます。客観的な事実だけを書き記すことで、自分の認知を見つめようという試みです。