【北京=田島如生】中国の李強(リー・チャン)首相が21日、自民党の高市早苗総裁の首相就任にあわせて祝電を送っていたことが分かった。日中関係筋が明らかにした。中国では習近平(シー・ジンピン)国家主席が新たに就任した外国首脳に祝電を送ることが多く、異例の対応だ。習氏が国家主席に就任した2013年3月以降、日本では菅義偉氏、岸田文雄氏、石破茂氏、高市氏がそれぞれ首相に就いた。このうち菅、岸田、石破の
BS朝日は24日、ジャーナリストの田原総一朗氏(91)が司会を務める討論番組「激論!クロスファイア」を、今月19日放送分をもって終了すると発表した。番組内で田原氏が行った不適切発言が「政治討論番組としてのモラルを逸脱している」と判断したという。 19日に放送された同番組では、自民党の片山さつき氏、立憲民主党の辻元清美氏、社民党の福島瑞穂氏をゲストに討論が行われた。自民党総裁の高市早苗氏(21日に首相に選出)が選択的夫婦別姓などに後ろ向きなことについて辻元氏と福島氏が批判した際、田原氏が割って入って「あんなやつは死んでしまえと言えばいい」と発言した。BS朝日は21日、田原氏に厳重注意。田原氏は次回の放送で謝罪するとしていた。 またBS朝日は、収録番組のため発言を編集でカットすることができたにもかかわらず、それを怠ったとして、番組の責任者と、監督者である編成制作局長をけん責の懲戒処分にしたと発
(大井 赤亥:政治学者) 「改革反対」勢力と見なされる左派 「保守と革新」は55年体制の日本政治を枠づけてきたイデオロギーの型だが、現在、40代以下の若年世代は「革新」の側に維新を、そして「保守」の側に自民党と共産党をおくという(遠藤晶久)。現在の日本政治は、有権者の世代交代に伴い、旧来の常識では理解できない展開を示している。 不透明な政治において一つたしかなことは、かつての「革新」勢力を引き継ぎ、現在、ジェンダーや反差別、社会保障の充実を掲げて権力を批判する左派やリベラル派が、時代の変化のなかで有権者から乖離し、現役世代にとって「保守的」な人々と映っているという現象である。 現在の日本社会は人口減少や少子高齢化に規定され、快刀乱麻を断つ根本的解決や、利害調整を度外視した革命的決着というのは存在しない。誰が政権を担おうと、行政のとれる政策の裁量は限られており、眼前の課題に対して、プラグマテ
自民党の高市早苗氏が首相に選ばれた10月21日の首相指名選挙では、「野党系無所属」を掲げてきた中村勇太(はやと)衆院議員=茨城7区=が高市氏に投票するサプライズがあった。前回の首相指名の際は立憲民主党の野田佳彦代表の名前を書いていただけに、野党支持層には波紋も呼んだ。 中村氏はその翌日、自らSNSに投稿したショート動画で「選挙制度改革を具体的に一歩でも前に進めるため」と説明。だが、これでは何だかよく分からない。臨時国会の開会式があった24日、国会内で中村氏を直撃すると、今回の政治判断の真意を詳しく語ってくれた。(宮尾幹成) 〈10月21日の首相指名選挙で、衆院では高市早苗氏が1回目の投票で237票を得て過半数(233)に達した。与党の自民党(会派離脱中の額賀福志郎議長を含め197票)と日本維新の会(35票)だけでは足りなかったが、中村氏ら無所属議員5人の協力もあってクリアした。参院でも決選
政府は、成長戦略の具体策を議論する「日本成長戦略会議」を新設するのに伴い、2021年に設置された「新しい資本主義実現会議」を廃止する方針を固めた。関係者が明らかにした。新しい資本主義は「成長と分配」を掲げる岸田文雄元首相が掲げた看板政策で、石破茂前首相も引き継いでいた。高市早苗首相は「危機管理投資」を要とする成長戦略に軸足を置いており、路線転換が鮮明になりそうだ。 関係者によると、日本成長戦略会議には民間有識者も参画する方向で、新しい資本主義実現会議から引き続き連合の芳野友子会長らが参加する見通し。 首相は24日の所信表明演説で、人工知能(AI)や半導体、造船、量子、バイオなどの戦略分野に大胆な投資促進を図る「危機管理投資」で経済成長を実現すると訴え、日本成長戦略会議の設置を表明した。「日本の供給構造を強化し、世界の投資家が信頼を寄せる経済を実現して好循環を生み出す」とした。 岸田氏は21
高市早苗首相が24日に行った所信表明演説に対し、立憲民主党などの主要野党は物価高対策が不十分で、自民党の「政治とカネ」の問題を受けた政治改革への言及もないなどと批判した。また、野党に転じた公明党の斉藤鉄夫代表は、首相が「政権の基本方針と矛盾しない限り、各党からの政策提案を受ける」とした点に言及し、「政府と違う角度で議論するのは当然で、危ういものを感じる。独裁ではないか」と問題視した。 立民の野田佳彦代表は国会内で記者団に「先送りと後退の演説だった」と語った。理由に挙げたのが、ガソリン税の暫定税率の廃止時期が示されなかったことだ。演説は「今国会での廃止法案の成立を期す」との表現にとどまり、野田氏は「できないと宣言している」と指摘した。 また、自民が参院選公約で掲げた国民一律2万円の現金給付を撤回することにも触れ、「物価高騰対策で今年中にやることは決まっていないということだ」と批判した。 国民
24日、高市首相が所信表明演説をした際に起きたヤジを巡り、SNSを中心に批判があがっている件について、立憲民主党の野田代表は25日、ヤジをした議員に注意したことを明かしました。 24日の所信表明演説では、演説の冒頭からガソリンの暫定税率や旧統一教会、裏金問題を巡るヤジが飛び交いました。 これに対してSNSを中心に立憲民主党の議員ではないかと批判があがっているほか、日本維新の会の吉村代表が24日、自身のSNSで「あのやじが仕事になる。国会議員の定数大幅削減だよ。」とコメントしていました。 この問題に立憲民主党の野田代表は25日午後、静岡第一テレビの取材に対し、「きのうの場合は新首相が誕生して、所信表明の出だしでどういう話をするのか、まずはしっかりと受け止めるというところから始めなければいけなかった」と話し、ヤジをした議員の名前は出さなかったものの、注意したことを明らかにしました。 注意された
だが、個人セルフメディアというのは、すこし前の日本の「Yahoo!ニュース 個人」(現在はYahoo!で「エキスパート」とされた人が寄稿する記事)や、人気YouTuberのチャンネルとやや似た位置づけの存在だ。そんなものが発表する意見が、中国の党や国家の姿勢を知る参考になるのか。そう考えるのが普通だろう。だが、この「牛弾琴」は、ただの民間のインフルエンサーではない。 牛弾琴の中の人……というべきか、運営の中心人物は劉洪という。彼は新華社の高級記者、つまり日本の新聞でいう論説委員クラスだ。加えて新華社は中国の国家通信社であり、一般の報道機関というよりも、中国共産党の「喉と舌」としてその見解をプロパガンダする役割を担う機関である。 牛弾琴というプラットフォーム自体も、しばしば中国国内でメディア関連賞を受賞している。習近平体制下の中国におけるメディア関連者の「表彰」とは、その対象が党から見て政治
公明党の斉藤鉄夫代表は25日、高市早苗首相の所信表明演説を巡り「独裁ではないか」とした発言を釈明した。広島市で記者会見し「考えが異なる人の意見を聞くことは民主主義の根幹だ。政府、与党の姿勢としていかがなものかと申し上げたかった」と説明。「不適切だったかもしれない」としつつ、発言は取り消さないと語った。 連立離脱に伴い、選出されている衆院広島3区の次回選での対応を問われ「地元の皆さんと議論し、今後決める。今の時点では何も決まっていない」と述べるにとどめた。 広島3区には自民の石橋林太郎衆院議員=比例中国=が出馬への意欲を表明。公明は次期衆院選小選挙区の一部に候補を擁立せずに撤退する方向で検討している。
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