農林水産省は、2026年産の主食用のコメについて、生産量の見通しを25年産より約5%少ない711万トン程度とする方向で調整に入った。見通しは農家が作付け計画を決める際の目安の一つとなる。石破茂前首相…
農林水産省は、2026年産の主食用のコメについて、生産量の見通しを25年産より約5%少ない711万トン程度とする方向で調整に入った。見通しは農家が作付け計画を決める際の目安の一つとなる。石破茂前首相…
就任記者会見に臨む鈴木憲和農相=東京都千代田区の農林水産省で2025年10月22日午後1時29分、中津川甫撮影 鈴木憲和農相は24日の閣議後記者会見で、政府備蓄米の放出を巡り、22日の就任会見などで話した「国が(コメの)価格にコミットすべきではない」との発言について「誤解があった」などとして釈明した。 鈴木氏は就任会見で「農林水産省が価格にコミットすることは、政府の立場もあってすべきではない。価格はマーケットの中で決まるべきもの」などと発言。米価高騰を理由にした備蓄米の放出を行わないとの考え方を示していた。 鈴木氏は24日の会見で「備蓄米の出し入れによって価格に直接影響を与えるのではなく、需給が安定すれば結果として価格が安定する」と発言の意図を説明。小泉進次郎前農相との手法の違いだとした。今回の釈明について「誤解を受けているとの指摘があったから」と述べたが、発言の修正や撤回ではないとした。
主食用米の需給緩和の恐れが強まっている。政府備蓄米の放出で、農水省は民間在庫量が過去10年で最多水準になると見通す。政府は米の「増産」を打ち出したが、価格下落時のセーフティーネットの明示なしに、増産できる状況にない。混乱を避けるためには正しい情報発信が必要だ。 「『増産』じゃなく今まで通りだと言っても、(政府が増産だと)言ったじゃないかと回答が返ってくる」「誤解がないよう、『需要に応じた生産』をこれまで通り行うんだと、強いメッセージを」 9月の自民党農林関係会議で、米の作付けを巡り生産現場が混乱しているとの声が議員から相次いだ。供給過剰が現実味を増す中、現場では政府が唱えた「増産」が独り歩きをし、混乱を招いている。 石破茂首相は8月、米の増産にかじを切ると強調。総裁選に出馬した小泉進次郎農相も「安心して増産」などと訴えた。米価の安定化を望む消費者への配慮が背景にあったとみられるが、ただ、増
1 鈴木農林水産大臣は就任会見で物価高に対応する経済対策として、おこめ券などによる補助で対応できるとの考えを示しました。 鈴木憲和農水大臣 「今すぐに今の価格だと買えない方に対応することができるとすれば、今は物価高対策の中で『おこめ券』も含めて、お米クーポンも含めて対応するのが今すぐにできることだと思います」 鈴木大臣はコメの需要について「すでに不足感は払拭できたと思う」との認識を示しました。 高止まりしている価格については「私の立場で高いとか安いとか言わない」「価格はマーケットの中で決まるべきもの」と述べ、コメ5キロの平均価格が「3000円台でなければならない」としてきた石破前政権との違いを見せました。 また、備蓄米についても価格が高騰した際ではなくコメが不足した際に放出するものだとの考えを示しました。 片山さつき財務大臣 「私たちが政治としてお約束したことは『十分な規模』ということなん
鈴木憲和農相は22日の就任記者会見でコメ価格に「コミット(関与)しない」と述べた。「価格はマーケットの中で決まるべきだ」との見解を示し、消費者の多様なニーズに応えられるような生産体制を構築していくと説明した。物価高に対応する経済対策として「おこめ券」などによる補助の検討も必要だと言及した。コメの増産方針に関し「需要に応じた生産が何よりも原則」と言及した。海外市場を含めた需要の拡大など「マーケッ
就任記者会見に臨む鈴木憲和農相=東京都千代田区の農林水産省で2025年10月22日午後1時29分、中津川甫撮影 鈴木憲和農相は22日の就任記者会見で、今後の政府備蓄米の放出方針について、米価高騰を理由に実施する考えはないとの認識を示した。石破茂前首相はコメ5キロの平均価格について「3000円台でなければならない」と価格に着目し、入札から随意契約に変更して安値での放出に踏み切った経緯がある。鈴木氏は石破前政権と異なり、政府が米価抑制のために市場介入した手法に否定的な見解を示した。 鈴木氏は「農林水産省が価格にコミットすることは、政府の立場もあってすべきではない。価格はマーケットの中で決まるべきもの」と強調。小泉進次郎前農相は5キロ2000円程度と発言して随意契約で放出したが、今後は「足りない時はしっかりと出す、量が足りている時は出さない。これが基本だ」と述べた。米価が高くても供給量が十分と判
鈴木 憲和(すずき のりかず、1982年〈昭和57年〉1月30日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(5期)、農林水産大臣(第73代)、自由民主党山形県支部連合会会長。 復興副大臣(第2次石破内閣)、農林水産副大臣(第2次岸田第2次改造内閣・第1次石破内閣)、外務大臣政務官(第4次安倍第1次改造内閣)、自由民主党青年局長(第53代)などを歴任した[2][3]。 東京都出身[4]。開成高等学校、東京大学法学部卒業[5][4]。開成高校在学中はテニス部に所属[5]。2005年、農林水産省入省[4]。同省では品目横断的経営安定対策に携わる[5]。2007年、内閣官房に設置されていた「美しい国づくり」推進室へ出向[5]。消費・安全局表示・規格課法令係長を経て、消費・安全局総務課総括係長を最後に、2012年に同省を退官し、父の出身地・南陽市のある山形県に移り住む[5]。自由民主党山形
長引く令和のコメ騒動。自民党総裁に就任した高市早苗氏も「食料安全保障の確立」を掲げるなど、コメに関する議論が収まらない。埼玉県や栃木県などでコメを中心に330ヘクタールの作付面積を持つ中森農産の代表の中森剛志氏(37)は「今のままの農業政策では、コメの生産体制が持たない」と危機感を強める。2017年に同社を創業し、8年で「メガファーム」に成長させた中森氏に、コメ政策の問題点を聞いた。(前編/全2回) (湯浅大輝:フリージャーナリスト) >>後編:日本に「農業版パランティア」を!大規模コメ農家・中森農産が描くニッポンのコメ復活戦略 「コメが足りなくなるはずがない」と信じた農水省 ──「令和のコメ騒動」で明らかになったのは、コメの供給不足でした。農林水産省は一時、「コメが足りないことはない」としていましたが、結局「2024年産米は需要に対して生産が32万トン不足していた」と認めました。二転三転
長引く“コメ価格高騰”をどう、終わらせるのかー。日本テレビはその陣頭指揮を執る農林水産省の山口農産局長に単独インタビュー。小泉農水相から“山口さんは素人みたいなもん”と言われたという山口局長が語るコメ政策の難しさと課題とは。インタビュー全文を公開します。 ◇実際に局長になってみての苦労は(ことし7月に農水省“コメトップ”農産局長に就任)。 ――苦労というか、私自身、色々いままで申し上げましたけど、じゃあ純粋にコメ政策ってやった時あるのかって言われると、初めていま担当してるわけなので。 そういう意味では、結構、「ああこんな風になってるのか」とか、「こういう風にみんな思ってるのか」とか、結構知らないことがいっぱいあって、そういう意味では、日々苦労というわけじゃないですけど、日々勉強だなっていう風に思ってます。 ただその上で、新しいことを今からチャレンジしていかなきゃいけないので、精いっぱいやっ
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日本人のコメ離れが進んでいる。その原因は何か。キヤノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹は「小麦輸出を進めたいアメリカの戦略という意見があるが、それは誤りだ。戦後、小麦の輸入を望んだのは日本側だった」という――。 アメリカによって小麦消費は拡大したのか 「小麦の消費が増えて、コメの消費が減り、コメの減反を余儀なくされているのはアメリカのせいだ」という主張がある。 アメリカの小麦業界は1950年代後半から日清製粉をはじめとする日本の製粉業界と二人三脚で日本の小麦市場を開拓しようとした。本来畜産物の消費が増加すれば、穀物消費は減少するはずなのに、パンやスパゲティだけではなく、うどんやラーメンなどの小麦製品の消費も拡大した。半面コメの消費は減少した。 NHKの記者だった高嶋光雪氏は主としてアメリカの小麦業界に取材しNHK特集「食卓のかげの星条旗」を製作し、これをもとに『米と小麦の戦後史』を出
〇「みどりの食料システム戦略」に基づくアジアモンスーン地域向けの「技術カタログ Ver.4.0」を国際農研ウェブサイトで公開。 〇新たに4技術を追加し、既存2技術の情報を更新。収録技術は計44に拡充。 農林水産省の「みどりの食料システム基盤農業技術のアジアモンスーン地域応用促進事業」において、本事業を実施する国立研究開発法人国際農林水産業研究センター(以下「国際農研」という)が、「アジアモンスーン地域の生産力向上と持続性の両立に資する技術カタログVer.4.0」を作成し、公表しました。 概要 農林水産省は、気候変動緩和と持続的農業の実現に資する技術のアジアモンスーン地域での実装を促進するため、我が国の有望な基盤農業技術の収集・分析や、同地域で共有できる技術情報の発信等を行う「みどりの食料システム基盤農業技術のアジアモンスーン地域応用促進事業」を実施しています。 その一環として、我が国の研究
〇農林水産祭は昭和37年から実施し、今年で64回目の開催。 〇天皇杯、内閣総理大臣賞及び日本農林漁業振興会会長賞は、農林水産大臣賞を受賞した全国各地の優秀な農林水産業者453点の中から決定。 農林水産祭中央審査委員会(会長 伊藤 房雄氏)において、令和7年度(第64回)農林水産祭の天皇杯受賞者、内閣総理大臣賞受賞者、日本農林漁業振興会会長賞受賞者が決定されました。 1.概要 天皇杯、内閣総理大臣賞及び日本農林漁業振興会会長賞は、過去1年間(令和6年7月から令和7年6月まで)の農林水産祭(※)参加表彰行事(276件)において、農林水産大臣賞を受賞した453点の中から決定されたものです。各賞は、農産・蚕糸部門、園芸部門、畜産部門、林産部門、水産部門、多角化経営部門、むらづくり部門の7部門に授与されます。また、女性の活躍が著しい2点に対して、内閣総理大臣賞と日本農林漁業振興会会長賞が授与されます
議員票、小泉氏がリード 高市氏は苦戦、林氏健闘―自民総裁選の動向調査 時事通信 政治部2025年09月26日07時05分配信 【図解】自民党総裁選の国会議員票の動向 自民党総裁選について、時事通信は党所属国会議員の支持動向を調査した。小泉進次郎農林水産相(44)が2割超を固めてリード。報道各社の世論調査で人気の高い高市早苗前経済安全保障担当相(64)は1割強と苦戦する一方、林芳正官房長官(64)が2割弱と健闘している。ただ、約4分の1が態度未定で、情勢はなお流動的だ。 【自民総裁選・関連ニュース】 総裁選は295人の国会議員票と、同数の党員・党友票の計590票を争う。1回目の投票で過半数を得た候補者がいなければ、上位2人の決選投票となる。投開票は10月4日。 調査は25日までに、議員への聞き取りなどで実施した。5候補のうち、小林鷹之元経済安保相(50)と茂木敏充前幹事長(69)は1割程度を
リンク Reuters Japan シャインマスカット栽培権、農水省がNZへ供与検討 小泉氏に山梨県抗議 ブドウの高級品種「シャインマスカット」の栽培権(ライセンス)を農林水産省がニュージーランドに付与する方向で検討していることがわかった。日本産の品種が海外で無秩序に栽培されるのを防ぐ取り組みの一環で、実現すれば初めてのライセンス供与となる。ただ、国産品の輸出拡大を目指す産地は反発。山梨県が25日、国会内で小泉進次郎農相に抗議する事態となった。農水省肝入りの政策が第1号案件からつまずきかねない状況だ。 242 users 山梨県庁 @yamanashipref 知事がJA山梨中央会の小池会長らとともに、小泉進次郎農林水産大臣に要請書提出。シャインマスカットの海外での生産許可(ライセンス展開)に「到底容認できない」と強い懸念を示し、農林水産省に対し、国内産地が国際市場で正当に競い合える環境整
ブドウの高級品種「シャインマスカット」の栽培権(ライセンス)を農林水産省がニュージーランドに付与する方向で検討していることがわかった。写真は2019年11月、東京で撮影(2025年 時事通信) [東京 25日 ロイター] - ブドウの高級品種「シャインマスカット」の栽培権(ライセンス)を農林水産省がニュージーランドに付与する方向で検討していることがわかった。日本産の品種が海外で無秩序に栽培されるのを防ぐ取り組みの一環で、実現すれば初めてのライセンス供与となる。ただ、国産品の輸出拡大を目指す産地は反発。山梨県が25日、国会内で小泉進次郎農相に抗議する事態となった。農水省肝入りの政策が第1号案件からつまずきかねない状況だ。
野菜は、天候などによって生産量や品質が大きく左右される上、保存性に乏しく、出荷量を調整することが難しいため、卸売市場などに供給される量の多寡により、価格が乱高下しやすい特徴があります。こうした価格変動は、価格の暴落時には、生産者の所得が低下し、生産意欲の喪失や資金不足などにより再生産が難しくなり、価格の高騰時には、消費者が十分に野菜を購入することが難しくなるなど、生産者の経営の安定や消費者への野菜の安定供給に重大な影響を及ぼします。このため、野菜の価格を安定させることは非常に重要な課題となっています。 本稿では、ブロッコリーの指定野菜への追加の背景、目的について、野菜価格安定制度の概要も交えつつ御紹介させていただきます。 「野菜生産出荷安定法」(以下「野菜法」という)に基づく野菜価格安定制度では、主要な野菜について、 (1)出荷の安定を図るために集団産地として形成することが必要な生産地域(
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