先の衆院選で、高市早苗首相が率いる自民党が歴史的な大勝利を収めました。獲得議席は316。全議席の3分の2(310議席)を上回る圧勝です。単独の政党が衆院で3分の2を超えるのは戦後初めてとなります。「3分の2以上」を確保したことで、自民党は憲法上、これまで単独ではできなかった行為を実行できる立場になりました。法案の再可決、議員の除名、秘密会の開催、そして憲法改正の発議――。3分の2以上で何が可能になるのかを、順を追って解説します。 (フロントラインプレス) 戦後初の単独政党「3分の2以上」 衆院選の投開票が行われた翌日の2月9日、高市氏(自民党総裁)は党本部で記者会見し、次のように述べました。 「自民党、日本維新の会の与党で、合計352という非常に大きな議席をいただきました。日本列島を強く、豊かに。重い責任の始まりです。身の引き締まる思いでございます。重要な政策転換については、すべて自民党の