江戸庶民の食事 ■朝夕2食から“1日3食”の食事習慣は江戸時代中頃から定着した 江戸時代の食事は、江戸... 江戸庶民の食事 ■朝夕2食から“1日3食”の食事習慣は江戸時代中頃から定着した 江戸時代の食事は、江戸時代の初期には1日に朝夕の2食を習慣としていた。一日に朝・昼・晩の三度食事をする習慣が、江戸時代中期の元禄年間(1688-1704)に定着したとみられている。その時期は、ご飯と何種類かのおかずを食べるという食スタイルが定着した頃でもある。 当時の庶民はほとんど行灯(あんどん)を使用していた。蝋燭(ろうそく)もあったが、蝋燭は高価なので庶民の生活にはほとんど使われていない。蝋燭は、ごく限られたところ、大店、遊郭、大きな料理屋などでしか使えなかった。一般庶民が使っていた行灯の火種は、ほとんどが「菜種(なたね)油」である。他には「ごま油」や「くじら油」、臭いがきついが「いわし油」などもあった。 江戸時代中頃、振売り(ふりうり)の「油売り」から油を買い、庶民にも夜の照明用の行灯に菜種油(1合40文
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