再現:江戸庶民の料理(おかず) ■料理番付と江戸庶民 江戸時代の後期、人気の倹約おかずを相撲番付や歌舞... 再現:江戸庶民の料理(おかず) ■料理番付と江戸庶民 江戸時代の後期、人気の倹約おかずを相撲番付や歌舞伎番付風に並べた料理番付「日々徳用倹約料理角力取組」がある。この倹約おかず番付は、料理名を一枚刷りの簡潔な記述で相撲番付の如く、“大関”を筆頭として東西に分け、順位をつけて優劣を競うという見立(みたて)番付であって庶民に受けて大隆盛をみた。 食生活関係の見立番付でも、酒屋の「銘酒づくししんぱん」、醤油屋の「醤油見立番付」、料理屋の「江戸会席料理老舗番付」や「即席会席御料理」「御料理献立競」など商売に関するもの。食品の「江戸自曼蒲焼茶漬番付」や「かつほぷし位評判」、料理の「日々徳用倹約料理角力取組」「魚鳥料理仕方角力番付」など食に関するもの。食べ方・飲み方など食行動に関するもの。諸国の名物産物「諸国産物大数望」、「大日本産物相撲」に関するものなど、数多くの見立番付が刊行された。 こうした江戸
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