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今月の話題 2003年4月 和辻哲郎の「風土」を読んで 「熱しやすく冷めやすい」、「長... 今月の話題 2003年4月 和辻哲郎の「風土」を読んで 「熱しやすく冷めやすい」、「長いものには巻かれる」という日本人の習性は、わが身のこととして反省したい。 和辻哲郎の「風土」は、京都帝国大学で昭和3年9月から昭和4年2月にかけて行った講義の草案を加筆し、岩波書店から昭和10年に出版された。私は母親が持っていた昭和11年刊行の2版を最近始めて読んで感銘を受け、今月の話題に取り上げた。母は女子英学塾で和辻先生に学んだことがあり、先生は当時女子学生から大変な人気を博していたそうである。このことは母が津田塾大学創立記念号に投稿した記事に次のように述べている。「柳先生の倫理、和辻先生の文明史はそれぞれの持ち味があってなつかしい。和辻先生の[ コーエン]のお講義ですら、それをめぐって面白い思ひ出がある。」 私は学生の頃和辻哲郎の代表作の「人間の学としての倫理学」や「古都巡礼」は
2007/06/25 リンク