Windows 8及び8.1の大失敗 (画像はスマホライフPLUS編集部作成・ロゴマークはMicrosoft公式サイトより引用) Windows 10の成功を語るうえで、その前身であるWindows 8および8.1の存在を抜きにしては語れません。2012年に登場したWindows 8は、当時急速に普及し始めたタブレットデバイスとの融合を目指した、野心的なOSでした。 しかし、多くの人はデスクトップPCでのマウスとキーボード操作が基本。ディスプレイがタッチパネルに対応していない人の方が圧倒的で、大多数のユーザーに恩恵がない変化となってしまいました。 さらにWindows 95以来、Windowsの象徴であり続けた「スタートメニュー」の廃止も反発を招きました。デスクトップ画面とスタート画面の頻繁な切り替えは操作性を著しく損ない、「使いにくい」という評価が市場に定着し、翌年にリリースされた8.1
筆者は何十年も前から「Linux」を使用しており、コマンドライン操作には慣れ親しんでいる。しかし、Linuxを試してみたいと考えている人に対しては、コマンドラインの使用が必須ではないと伝えることが多い。その言葉に偽りはない。 仮に筆者自身がコマンドラインの使用を完全にやめたいと思ったとしても、実際にはそれほど問題はないだろう。もちろん、現在使用しているコマンドの一部を代替できるGUIアプリケーションを探す必要はあるが、それは不可能なことではない。 1. 「SSH」 最初に思い浮かぶのはSSHである。筆者は特定のタスクを処理するため、定期的にリモートシステムにSSH接続している。もちろん、リモートマシン上でコマンドを使用していることは理解しているため、「ターミナルに触れなくても問題ない」という筆者の主張は、このケースには当てはまらない。 ただし、これは特殊な状況であり、Linux初心者が心配
Bloombergは匿名の関係者の話として、他のOSのアップデートも「iPadOS 26」「macOS 26」「watchOS 26」「tvOS 26」「visionOS 26」という名称になると伝えている。この変更にはAppleのブランドを統一し、混乱を解消する狙いがあるという。Bloombergは、iOS 18、watchOS 12、macOS 15、visionOS 2といった現行OSは投入時期が異なるため番号がばらばらになっていると指摘している。 Appleは6月9日に開幕するWorldwide Developers Conference(WWDC)で、この名称変更とデバイスを横断して統一されたユーザーインターフェース(UI)を発表する見込みだという。 Bloombergの記事は「iPhone」の名称変更については触れていない。最新モデルは2月に発売されたiPhone 16eだ。i
はじめに 基礎技術研究部の松尾です。 PC やサーバーの電源を入れた際、まずはじめに実行されるのが Basic Input/Output System (BIOS) というシステムファームウェアです。 もし BIOS が攻撃者に乗っ取られたら、その後に起動される OS 等を好き勝手に改ざんできる事になります。 この、BIOS に感染するマルウェアの事を「ブートキット (Bootkit)」と呼びます。 そこまでして感染させる必要があるのかと思う方も多いと思いますが、ブートキットは机上の話ではなく、数は少ないものの実際に観測されている脅威です。 確かに民間企業を狙うマルウェアであれば、BIOS まで狙うのはオーバーキルだと思います。しかし、安全保障に関わる領域、クラウドや Trusted Execution Environment (TEE) 等のハイパーバイザーベースのセキュリティが絡む領域
「MSNとYahooを捨てるときが来た」をモットーに、Discordに接続可能でWindows 2000までの下位互換性を備えたメッセンジャーアプリ「Discord Messenger」が開発されています。 Discord Messenger https://iprogramincpp.com/discordmessenger/ GitHub - DiscordMessenger/dm: Discord Messenger is a free Discord-compatible messaging client that works on almost 30 years of Windows. https://github.com/DiscordMessenger/dm Discordは「最高の体験を提供するため」として、最小限サポート要件をかなり新しめに設定していて、PC向けだと「Wi
ミニPCではOSに、個人利用不可の「ボリュームライセンス(VL)」が使われていることがあります。そのままでも利用できますが、ライセンス違反の状態で使い続けることになり、なにかのトラブルが生じるかもしれません。またあるとき突然Windowsをアップデートできなくなるなどのリスクもあります。 購入したミニPCでボリュームライセンスが使われていた場合、早めに返品するか正規ライセンスに変更するかしてください。おすすめは、ショップに問い合わせて正規ライセンスをもらう方法です。この記事では、その流れについて解説します。 ※もらったライセンスが「見た目上は正規版に見える」だけのケースもありますが、その出所については調べようがないため、この記事では触れません。どうしても不安な場合は、自分で入手したライセンスのプロダクトキーを使ってください ※Windows以外のOSを自分でインストールするなら、そのまま使
いまさら聞けないMicrosoftのハイパーバイザー「Hyper-V」の概要:今だからこそ学び直すHyper-V再入門(1) サーバ仮想化技術が企業システムで利用されるようになって20年以上が経過し、当たり前すぎてもはや誰も意識することはなくなりました。また、パブリッククラウド誕生から15年以上が経過した今日では、クラウドを扱うエンジニアは多数いるものの、オンプレミスの仮想化技術に関するノウハウが薄れつつあり、苦労している現場もあると聞いています。そこで本連載では、あらためてMicrosoftが提供する仮想化技術「Hyper-V」を学び直していきます。 連載目次 Hyper-Vの歴史と特徴 ハードウェア仮想化(サーバ仮想化)技術の歴史は、それこそ1960年代までさかのぼることができます。企業システムにおけるx86アーキテクチャのハードウェア仮想化の歴史は、1998年のVMwareの誕生、翌
アップルの「M4」チップを搭載したMacでは、仮想化環境(VM)で特定のバージョンより古いmacOSを利用できないことがわかった。The Eclectic Light Companyが伝えている。 macOS 13.4 Ventura以前のOSが対象 記事によると、本件の対象となるのは「macOS 13.4 Ventura」以前にリリースされたmacOS。M4チップ搭載のMac上でVMから対象OSの起動を試みると、黒い画面が出て、VMの起動に失敗するという。 11月14日の段階では有効な回避策は存在しないため、これらのOSをAppleSilicon Macの仮想化環境で利用する場合、M1/M2/M3系統のチップを搭載したMacを使うほかないという。 なお、11月19日現在、アップルは本件に関する公式な発表はしていない。
本記事では、Windows OSをはじめとするOSを使用する開発者やIT管理者、経営層などに向けて、ソフトウェアのサプライチェーンリスクや既知の脆弱(ぜいじゃく)性といったリスクと、それを解決するためのSBOM(Software Bill of Materials)の活用について説明していきます。 本校では、以下のような疑問に答えていきます。 SBOMに関する一般論からOS視点でのSBOM活用に触れることで、ソフトウェアの開発と運用に携わる全てのステークホルダーにSBOMの理解を深めていただければと思います。 OS視点で見るSBOM導入の課題 SBOMは、もともとLinux環境におけるオープンソースソフトウェア(OSS)の管理で頻繁に使用される考え方でした。コードの再利用と共有が盛んなこの分野では、SBOMがセキュリティとコンプライアンスの鍵となっています。 Windows OS環境では、
スマホは日用品化(コモディティー化)して、どれもあまり変わらないといわれ始めて久しい。その状況がいよいよ極まってきたと僕は考えている。 仕事柄複数のスマホを利用しており、現役で使っているものだけでも5台以上ある。だがどの製品でもできることはほとんど変わらない。ちなみに現在メインで使っているのは、米Apple(アップル)の「iPhone 15 Pro」と米Google(グーグル)の「Pixel 8」だ。 スマホの中核となる機能は、結局のところコミュニケーションだ。電話による通話やメール、チャットによる対話の利用時間が最も長く、利用頻度も高い。 チャットはプライベートでは「LINE」、仕事では「Teams」を使う。どちらもiPhoneとAndroid搭載スマホのどちらで利用してもほとんど体験は変わらない。仕事とプライベートの両方で使うメールもそうだし、個人的にはあまり使っていないが、「Inst
TL;DR 格安のWindows PCを購入したらWindowsがボリュームライセンスだったんだが!? HWだけほしくて買ったので個人としてはセーフ! 安いものを買うときは安かろう悪かろうの気持ちで! 概要 Proxmoxの自宅評価用に格安PCをポチりました。 ※自分で組んだり、ラズパイあたりを使ったほうが安いのかと思ったのですが、ミニPCのほうが安かったので。 でもせっかくWindowsがインストールされているなら何か有効活用(Proxmox上のゲストOSにインストールとか)できないかな~ってライセンス確認したらびっくりした、という闇。 Windows OSのライセンスの種類 まずはWindows OSのライセンス種別の確認です。 ライセンス種別 ライセンスの対象 購入方法 利用者 備考
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