林則徐
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りんそくじょ
林則徐(りん そくじょ、Lín Zéxú、1785年8月30日(乾隆50年7月26日)-1850年11月22日(道光30年10月19日))は、中国清代の官僚、政治家。アヘンを厳しく取り締まった。
第7代清朝皇帝・嘉慶帝のころから続くイギリスからのアヘンの密輸は清の国民達を蝕み、大量の銀が清からイギリスに流れた。
林則徐は第8代皇帝道光帝に「アヘンは国にとっても毒。アヘンに手を出した者は重罪。どんな例外も認めてはならない。」と進言し、欽差大臣に任命される。
徹底的にアヘンを取り締まった林則徐だが、1840年イギリスと清の間で戦争が起こる。(アヘン戦争)
林則徐は広州で迎え撃つが、イギリス軍は広州での戦いを避けて北上する。
北京に近い天津にまでイギリス軍が迫り動揺した道光帝は林則徐を解任してしまう。後任となったキシャン(琦善)がイギリスに低姿勢で臨んだ結果、清が大幅に譲歩した南京条約を結ぶことになってしまう。
欽差大臣を解任された林則徐は西域辺境の新疆のイリに左遷されたが、ここで農地改革を行い善政を布いた事で住民から慕われた。
林則徐はこの場所で南下するロシア帝国の脅威を実見し、進士の後輩に対し「将来清の最大の脅威となるのはイギリスよりもむしろロシアだろう」と言い残した。
1849年(道光29年)に隠棲したが、太平天国の乱が勃発すると召し出され、太平天国に対する欽差大臣に任命された。そして任地に赴く道中に普寧で病死した。
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