利水や発電事業が撤退して消滅したはずのダム計画が、安倍政権下におけるダム検証で「ダム案が有利」と... 利水や発電事業が撤退して消滅したはずのダム計画が、安倍政権下におけるダム検証で「ダム案が有利」として、ゾンビのように復活の兆しを見せている。1968年に着手、2009年に亡霊化した「大戸川ダム」(滋賀県大津市)である。総事業費は約740億円。半世紀前の計画がなぜここへきて復活しようとしているのか、関係者に話を聞いた。 「『大戸川ダムができても計画水位のギリギリ下、なければ19cm上。200年に1回の特定の洪水に対して、そんな微小な水位の差のために作るダムなんて、緊急性は低いでしょ!』と言うたんです」と呆れた口調で、かつて国土交通省近畿地方整備局に投げつけた言葉を再現してくれたのは、国交省近畿地方整備局河川部長まで務めた経歴を持つ宮本博司さんだ。 宮本さんは早期退職後、一京都市民として市民参加の場である「淀川水系流域委員会」に参加した。そして、京都府、大阪府、滋賀県の知事たちに大戸川ダムがい
記事へのコメント0件
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています