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更新日:2025/10/26 Sun 16:31:07NEW!
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『
Pokémon LEGENDS Z-A』とは、2025年10月16日に発売された『
ポケットモンスター』シリーズのゲーム作品の一つ。開発はゲームフリーク。
本作は当初
Nintendo Switch向けの作品として発表されたが、
Nintendo Switch 2 Editon及びアップグレードパスが存在し、これを適応することでSwitch 2の性能を余すことなく活用し、フレームレートの上昇などのグラフィックが強化されたバージョンで遊ぶことができる。なお、Switch 2 Editonでしか手に入らない要素は一切ないのでご安心を。
ちなみにSwitch版ZA+アップグレードパスとSwitch 2 Editonはそこまで値段が変わらない。
概要
2024年の『Pokémon Day』となる2024年2月27日に映像配信された
『Pokémon Presents 2024.2.27』で発表された、『
ポケットモンスター X・Y』の続編的な立ち位置にあたる作品。
尚、この作品の情報が公開されるまでは「順番的に次のポケモンは第五世代のBWのリメイクかそれに準ずる外伝作品だろう」と多くのトレーナーが予想していた。まさかの一世代跨いで第6世代カロスの外伝作品という予想外な発表をされた事に多くのトレーナーが度肝を抜かれたとか
その後は近年のポケモンにしては珍しく
続報が一切なく、続報として2ndトレーラーが公開されたのは『Pokémon Presents 2025.2.27』、つまり翌2025年の『Pokémon Day』まで丸1年開いている。
それ以降はSwitch 2対応で
Nintendo Directにピックアップされたり、『Pokémon Presents』がさらに開催されるなどで、プロモーションの頻度は普段通りに収束している。
ちなみに追加コンテンツの『
M次元ラッシュ』も、
発売前のプロモーションの中で発表されたものの1つ。『
ソード・シールド』や『
スカーレット・バイオレット』では本編発売後の発表なので、なんとも気が早い話である。
本作を詳しく語る上において『X・Y』および『Pokémon LEGENDS アルセウス』という2つの作品解説が欠かせないため、簡単ではあるが前提知識として解説する。
『
ポケットモンスター X・Y』は、本作発売の12年前である2013年10月に3DS向けに発売された作品。
世代で言うと、
ORASと並んで「
第六世代」の作品である。
フランスをモチーフとしたカロス地方を舞台にした作品で、作品内の雰囲気がとにかくオシャレ。
ポケモン本編初の3Dグラフィックという革新、主人公の服を着せ替えて遊べる、
フェアリータイプの追加、本作でもカギになっている「
メガシンカ」の導入など、シリーズに新しい風を吹き入れたタイトルだった。
その一方で対戦でメガガルーラ、ファイアロー、ギルガルドらが猛威を振るうなど、調整不足・テストプレイ不足などによる作りこみの甘さもあったり、シリーズでは定番の『エメラルド』『プラチナ』といったマイナーチェンジの完全版や、『
ブラック2・ホワイト2』のような同一世代内・同一地方の続編が展開されない……など、完全3D化の負担や開発スケジュール不足も伺える作品であった。。
また目玉のメガシンカもハードがSwitchに移った第八世代からは廃止されたりと、近年は扱いに向かい風が吹いていた。
そんなこんなでカロス地方での冒険は深堀りされる機会に恵まれず、その煽りをうけて悲惨な扱いとなったのが名前からして『Z』用に用意していたであろうジガルデであった。
ストーリーには全く絡まず、「秩序を守る」という設定も活かされず、殿堂入り後の「終の洞窟」に
何の説明も無くポツンと立っているだけ……と(開発スケジュールの切迫もあってか)とりあえず残る伝説級を出すだけ出した、という感じになってしまったのだ。
その存在感の薄さからインターネット上では『Zなんとかさん』呼ばわりされ、「このスレはZなんとかさんに監視されています」という往時のネタAAの改変版が作られるなど完全にネタキャラ扱いだった。
第七世代の作品では新形態「10%フォルム」と「パーフェクトフォルム」、新専用技「サウザンアロー」、「サウザンウェーブ」、「コアパニッシャー」が追加されたものの、やはりストーリーには絡まず影の薄い不遇な伝説ポケモンだった。
『
Pokémon LEGENDS アルセウス』は、2022年1月にNintendo Switch向けに発売された作品。
『
DPt』の舞台であったシンオウ地方の遥か過去の時代であるヒスイ地方を舞台にした作品で、こちらも新しい仕様を数多く取り込んだ意欲作。
野生ポケモンが自身のポケモンと戦うのではなく、トレーナーである主人公を狙ってくるということが特徴的で、
作中の人々もポケモンが怖い生き物であると信じており、人とポケモンの相互理解が確立する前の時代設定である。
フィールド探索やヌシポケモンとの戦いはアクションゲームとして作られており、ゲームシステム面でも新しい挑戦が繰り広げられている。
本作のシステムは『アルセウス』を洗練したものであり、勝手が異なる面はあるものの共通点は非常に多い。
『XY』で何が起こったのかはある程度語られるので本作単体でも十分に楽しめるが、本作をより楽しみたい場合は『XY』を先に一通り遊んでおくことを推奨する。懐かしのネタが随所に仕組まれており、ニヤリとさせられる場面が多々ある。
ストーリー
カロス地方にやってきた主人公はミアレ駅を降りて早々、
タウニーという少女が働いているという「ホテルZ」の宣伝動画撮影に付き合わされる。
(主人公の性別によってタウニーはガイという少年に置き換わる)
しかし主人公の荷物が撮影の隙にヤンチャムに盗られてしまった。
ポケモン勝負を通して荷物を取り返せたものの時刻も遅いので、タウニーの案内でホテルZで宿泊することに。
そこには主人公とタウニーを監視するジガルデ・セルの存在があった。
主人公はタウニー、デウロ、ピュールと共に街の安全を守る『MZ団』の一員として、
野生のポケモンの暴走メガシンカ事件を追うことになる。
世界観
『XY』から5年後の、カロス地方のミアレシティが冒険の舞台。
本作ではミアレシティの外に出ることはできないが、その分マップの密度が非常に濃い。
街中には住人である人間たちのほかにポケモンたちが至る所に姿を見せており、
実際に人間とポケモンたちが共に生活をする日常風景が広がっている。
とはいえ良い点ばかりではなく、岩やイバラ、ヘドロといったポケモンたちの痕跡が街中の道をふさいでしまうなんて事もあり、ポケモンの起こしたトラブルに奔走する人間や、逆に人間の行動により困っているポケモンの姿も見かけられる。
さらにメガシンカを引き起こすメガエネルギーの濃度がなぜか上がってきているらしく、街のあちこちにメガカケラの結晶が生える、野生のポケモンの暴走メガシンカ事件が起きるといった問題も発生している。
現在は外資系企業であるクエーサー社が「人とポケモンが共存できる街」を目指して都市再開発計画を進行中であり、その一環としてワイルドゾーンとZAロワイヤルという施策が行われている。
ワイルドゾーン
緑色のホロで囲われたゾーンで、野生ポケモンたちが集まって生息している一種の自然保護区域のようなもの。再開発の一環としてミアレシティ各所に設けられた。
ワイルドゾーン以外の街中に住むポケモンたちに比べて、ここに潜むポケモンたちは気性が荒く、人間に対して直接的に技を仕掛けてくるものが多い。
そのため相棒となるポケモンを連れていない人間の立ち入りは勧められておらず、入り口前にはゾーン侵入時の手持ちポケモン推奨レベルが注意書きとして表示されているほど。
実質的には従来作のポケモンが飛び出してくる草むらに相当する立ち位置と言える。
最初は数箇所しか存在しないが、ストーリーが進行するに連れ徐々に数が増えていく。捕まえられるポケモンが増える一方、これはつまり、人間の住む場所が減っていくということでもあり...
実のところ、ワイルドゾーン開設に対する市民の反応はストーリー開始直後からあまり芳しいものではなかった。
ポケモンとの共生を謳っているのに、実質的にはポケモンの隔離ではないか、と見られたからである。
このため、ワイルドゾーン撤廃を訴える集団や個人もチラホラ存在する。
ストーリーが進むと、今度は広がり続けるワイルドゾーンを脅威に感じる人々が増えだす。
最序盤のワイルドゾーン内でミアレガレット屋が営業していることからも分かるように、元々市民の営みや憩いの場だった場所が無理やりポケモンの場所に変えられた、というのもワイルドゾーンが持つ側面の一つ。それが増えるのだから無理もない話だろう。
プレイヤー目線でも、かつて人々で賑わっていた公園や道路がポケモンに占拠される様を何度も見せつけられることになり、ストーリー上明確なイベントがあった地点でも話が進めばワイルドゾーンになってしまうこともある。
ストーリー終盤になると、再開発を担当するクエーサー社にとってもこれが苦肉の策でしかなかった事がわかる。
「ポケモンとの共生」を掲げる彼らだが、わざわざワイルドゾーンが必要になるほどポケモンを街に呼び寄せたりはしない。ポケモンが街に増えた原因は別にあり、彼らはそれに対処していたに過ぎないのだ。
…それはそれとして、ワイルドゾーンは観光名所にもなったらしい。クリア後になると、人々の諸々の苦労を知ってか知らずか、ミアレ市長が観光に予算を回しまくっていることが明らかになるのであった。
ZAロワイヤル/バトルゾーン
日没とともに赤色のホロで囲われたバトルゾーンが町の一角に出現し、中にいるトレーナー同士で1vs1のポケモン勝負を仕掛け合うイベントで、
目と目が合ったらそれがポケモン勝負の合図という従来通りのトレーナー戦が行われる形となる。
とは言いつつ、敵トレーナーに気付かれる前に
背後から忍び寄り不意打ちで攻撃を仕掛けることも可能。
力量差次第ではこの不意打ち攻撃で1体ノックアウトすることもでき
実質相手の手持ちが-1体な状態でバトルすることも可能。積極的に奇襲を仕掛けよう。
倒れた相手ポケモンはアイサツする能力もないサンシタだったのだ!ナムアミダブツ!
もちろんそれは主人公側にも例外ではなく、相手から先に見つけられるとこちらが不意打ちされた扱いとなりしばらく身動きが取れなくなる。
ほぼ確実に1~2発分の攻撃を無防備な状態で受けるため可能な限り避けたい。
参加者にはランク付けが存在し、バトルゾーンで相手を倒してポイントを稼ぐことでチャレンジチケットを入手すると、指定された相手とのランクアップ戦が発生。同ランクの中でも強者であるその相手を倒す事でランクが昇格する。
なおランクはZからAまで存在し、最強の称号であるAランクになると
何でも一つ願いが叶えてもらえるという。
ただし、
似たようなアレと異なり叶えられる範囲はあくまで「
主催であるクエーサー社が可能な範囲のみ」。
また、ランクG到達者にはクエーサー社が
メガシンカに必要な「キーストーン」を提供しており、高ランク帯になると一般トレーナーでもメガシンカを使いこなしてくる。
なお、バトルゾーンで勝利するとポイントの他に「メダル」も獲得でき、この所持数や撃破したトレーナーの人数に応じて夜明けごとに賞金ももらえる。高ランク帯ともなれば一晩10万もザラである。
ほかにも、バトルゾーンの中にはいくつか「ボーナスカード」が設置されており、それぞれに「指定されたタイプで相手ポケモンを倒せ」や「メガシンカしたまま技を当てろ」といったお題が課せられている。
このお題をクリアするとチケットポイントやメダルを追加で入手できる。
参加するミアレ市民の動機は様々。ランクAに到達して自分の願いを叶えたいと考えるものもいれば、単にお金稼ぎを目的にしているものもいる。
その目的は「最強のメガシンカ使い」を見つけだすこと。
ざっくり言えば、「ランクA到達者にミアレシティを救ってもらうこと」である。
なお、システム的に降格が存在しないため、このシステムだといずれ下位ランクが過疎るということも考えられるのだが、上記のような目的のため、本来であればランクA到達者が出た時点でZAロワイヤルは終了する予定だったようだ。
また「叶えられる範囲なら何でも叶える」と景品をかなり大きく出したことや、主人公のように見込みのあるトレーナー個人に対し能動的に勧誘をするなどして新規参入者は十分に確保していたものと思われる。
尤も、最終的にミアレシティを救うという大役を任せる都合上、報酬は大きく、頂は遠く設定したこと自体は利にかなっている。
さらに言えば最強のメガシンカ使いを決める過程で、ミアレを襲う危機に対処できるトレーナーを増やすというのも目的の一つ。
上位ランカーが増えることは、クエーサー社にとってむしろ喜ばしい事が伺えるセリフも存在する。
またそれの結果として、物語最終盤にミアレシティが未曽有の危機に襲われた際には、多くの優秀なトレーナーたちが事態収束に動いたことがマスカットから語られている。
このように、トレーナーの鍛錬と実力底上げを目的としている訳で、
本質的にはポケモンリーグと変わらないのである。
なお、願いを叶えることに関しては本当に可能な範囲でならちゃんと叶える気であった。
シローの「ワイルドゾーン全撤廃」のようにクエーサー社の活動と相反する願いを要求された場合にはどうする気だったかは不明。
しかし、ランクAに到達した主人公が「
ZAロワイヤルの継続」を願ったため「
ZAロワイヤル∞(インフィニティ)」と名を変えて続行。ランク分けは廃止され、チャレンジチケットを獲得したもの同士が「リワード戦」を争い、勝った側にレアなアイテムが授与される、という風にルールも変わった。
余談だが、ザックが100敗しているらしいので少なくとも主人公が現れるまでに100日は運営している可能性があるのだが、それでもランクA到達者が1人も出なかったということは、飛び級がなければかなり険しい道のりだったのではないかと思われる。(地道に頑張ってCやBまで行った人が飛び級の新人に抜かされたのはちょっとかわいそうである)
ところで、このバトルゾーンのシステムおよびランクアップ戦については、いくつか問題点がある。
まず、バトルゾーンになるエリアは複数あるが、どのエリアがバトルゾーンになるかは事前に告知されない。
作中冒頭のように自分のいる場所が突如バトルゾーンになったり、上記の通りバトルゾーンの壁に閉じ込められたりする。
バトルゾーンはワイルドゾーン同様出入口も固定であるため、出口まで遠回りを強いられることも。
次に、ランクアップ戦の相手がランクアップ戦をできる状態でなくとも決定される。
自分がランクアップ戦をしたくても、相手ができるようになるまで待たなくてはならない。
また双方の合意が必要であるため、相手がランクアップ戦をする気がない場合はいつまで経っても始められない。
さらに、ランクアップ戦は参加者同士が直接会わないと開始できない。主催者が呼び出すことはない。
主催者が対戦相手との連絡を仲介することもないので、相手が知らない人だと相手を探すところから始めなくてはならない。
この他ランクごとの階級分けがされていないので初心者狩り・格下狩りが可能だったり、参加意志がないことを表明する手段がないなど、さまざまな問題がある。
ゲームではランクアップ戦のための人探しや、相手の同意を得るための依頼が複数回あり、この問題とつきあうことになる。
クリア後のリワード戦では対戦相手も主催者が呼び出す形になるのでいくつかの問題は解消されるが、最も大きいバトルゾーンの問題は残ったままである。
少なくともバトルゾーンを発生させてるのは主催側なので事前告知はできるはずなのだが…
ただ家に帰りたい人とかどうすればいいんだろうか
上記の通り、昼と夜が切り替わるミアレシティ。夜限定で出るポケモンもいたりするのでバトルよりもポケモンゲットをした方がいい時もある。
過ごしていくうちにアナウンスが流れ、夜になろうとしていたり、朝(昼)になろうとしていることが分かるのだが、
ここで注意するべきなのは、切り替わり画面になるとやっていたことが場合によってはリセットされる。
そろそろポケモンがゲットできそう→切り替わり、でポケモンが消えたりしてしまうこともある。そこはどうにかならなかったのか。
そしてちゃんと「いつ寝ればいいんだ」とNPCが言っている。いつ寝ればいいんだろうなこれ。
また、バトルゾーンがどこに出るかはランダムなため買い物してたらバトルゾーンに閉じ込められ朝まで出られなくなったNPCも存在する。
登場人物・キーポケモン
MZ団
裏通りにある「ホテルZ」を拠点としてミアレシティの平和を守る自警団・ヴィジランテ的なチーム。
ホテルオーナーであるAZの願いを受け、リーダーであるタウニー/ガイを中心として活動を行う。
カロス地方ミアレシティへ観光をしにやってきた少年、もしくは少女。デフォルトネームはキョウヤ(男)とセイカ(女)。
タウニーからポケモンを渡されてポケモントレーナーとしてデビューし、ZAロワイヤルのランクを上げつつ暴走メガシンカ事件も追うことになる。
拠点であるホテルZには自室があるが、一つのビッグな例外を除いて、模様替えなどはない。
『アルセウス』での主人公以上に身体能力が高くロトムグライドも駆使してミアレシティを駆け回る。
物語の開始前からジガルデに目をつけられており、最強のメガシンカ使いになることを期待されている。
ゲーム的な都合もあるが、遠方から観光に来ているとおぼしき描写の割に、物凄い軽装、所持金1万円、宿も決まってない、作中で日数が経過する描写があるのに観光を終えて帰る気配すら見せないとかなり謎な人物でもある。
ランクアップ戦での受け答えの選択肢にやたらと煽る強気な文言が含まれており、基本的に喋らない歴代主人公の中でも妙に癖の強いキャラクターとなっている。
SVに続いて細かい顔パーツまで指定できる上に全メイク、全ドレスアップアイテムが男女共用。さらに今作から髪色のメッシュ・グラデーションが可能になった。
もっと言えば
スカートを男でもスカートとして着用できる為、前作以上にこだわり抜いた
男の娘・イケメン女子が作成可能となっている。
やはりというか、SNS上では既に各々渾身のドレスアップ発表会が行われることとなった。
過去作主人公と比べると外見年齢がやや上がった分体格も男女の特徴が出ているので、本気でキャラメイクする場合はそれらをどのように活かすor隠すかが肝。
ホテルZのオーナーであるAZに恩返しするためにホテルZの宣伝を頑張っている少女/少年。
主人公が男の子ならタウニーが、女の子ならガイが登場する。この項目ではタウニーを基本として記述する。
髪色がデフォルトと違うためパッと見わかりにくいが、彼女/彼の顔パーツは主人公と同じもので、本編シリーズでは『XY』以来ご無沙汰となっている『選ばなかった方の主人公』枠とも言える。
尚、歴代初の初期から主人公が選ばなかった御三家を2匹引き取る異性主人公(ライバル)でもある。
『SM』~『SV』は3匹目はメインキャラではない御三家をくれた大人が引き取り、どうしても1匹だけ出番が少なく除外された扱いになってしまう為、メインキャラである異性主人公(ライバル)が引き取る事で、その問題を解決する為と思われる。
尚、『SV』のネモも最終的に2匹目の御三家を持つが、彼女の場合はDLC版後期のイベントであり、2匹目は違う地方の御三家で(DLC後期で過去作の8世代までの御三家24匹が条件を満たせば野生出現する為、様々な固有キャラが歴代御三家を持つファンサービスの一種である)、相当する地方の御三家の3匹目はクラベル校長が引き取っている為、本編では1匹だけなので例外。
その為、異性主人公(ライバル)で相当する地方の御三家を初期から2匹選ぶのはタウニーが初である(『剣盾』のホップは初期からポケモンを2匹持っているが、1匹は一般ポケモンである)。
エムゼット団の発案者にしてリーダーで人一倍思い入れがある。
母親の形見である破れたコートを愛用しており、ドレスコードの可能性を鑑みて着替えを勧められても「これが自分の正装」と主張して拒否している。
街の探偵マチエールには人探しの依頼をしているようだが……?
人助けが趣味というぐらいに人柄が良くミアレに来たばかりの主人公の事も親身になって付き合ってくれている。
人の善意を信じすぎるところがあり、その純粋さが裏目に出てヤクザに借金を作ることにも。
…ぶっちゃけ自分の目的に盲目すぎるきらいがあり、初対面からいきなり駅から出てきたばかりの観光客(主人公)を捕まえて動画撮影に協力させるなど強引な面が見え、借金の件にしたって反省するそぶりをほとんど見せないばかりか別の「人助け」でどこかへ行ってしまい対応をまるっきり主人公(とデウロ)に投げてしまっていた。
その為特にガイ(=女主人公)の場合は自分がした借金の対応を連帯保証人ですらない女の子2人に押し付けてどっか行くとか言うとんでもないクズヒモ野郎ムーブになってしまっている。
また、ユカリが主催したバトル大会に招待された際にも暴走メガシンカの一報が入るや否や即座に主催のユカリや他の参加者に何の事情も説明せず一方的に棄権しようとし、諸々解決して戻ってきた後も一切謝らないという問題行動を起こしている。
また趣味の人助けも誰かれ構わずというわけでもなく、選り好みする場面もある。
なお、料理の腕は高い模様だが食事のセンスは独特で、タワー上に盛りつけたカレー(つまり中にライスが入っている)の周りにクロワッサンを置いた「クロワッサンカレー」が得意料理。ガラル出身なのだろうか。
デウロからの受けはいいが、ピュールは「別々がいい(意訳)」と意地でも食べない。
なおタウニーの場合、「これはなに?」と困惑する主人公に「質問される意味がわからない」「食べて」と凄い圧をかけてくる。
主人公と肩を並べて順調にZAロワイヤルのランクを伸ばしていき、同着でAランクに到達。
それと時を同じくして、プリズムタワー…もといその中に隠されていたアンジュが暴走の兆しを見せ始める。
マスカットから、ZAロワイヤルの本当の目的が「最強のメガシンカ使いを探し出し、メガフラエッテと共にアンジュを制御し暴走を食い止めてもらう」であったことを説明され、主人公とタウニー/ガイは、ミアレシティを守る大役を賭けてZAロワイヤル最強決定戦に臨むことになる。
主人公が勝利すれば、メガフラエッテと共にアンジュに乗り込むのは主人公と決定する。
……のだが、ここでタウニー/ガイが「それでも自分にやらせてほしい」と食い下がったため、結局はタウニー/ガイがアンジュに乗り込む役目を果たすことになる。
正直なところ、展開だけ説明すると「なんで!?」と突っ込みたくなるプレイヤーが続出したと思われる。最初の言い分が「だって…ミアレのみんなやポケモンを守りたいし」という、説明になっていない理由であるのも腑に落ちないポイントかと思われる。
実際、彼女/彼がそう言った理由としては「主人公はジガルデに認められたトレーナーであるため、もしものときはジガルデと共にミアレを守ってもらう」という意図があったので、リーダーらしく後の事を考えて筋は通っているのだが、主人公に負けたはずなのに後出し感が否めない……。
はたしてフラエッテと共にアンジュに乗り込んだタウニー/ガイはアンジュの制御室でアンジュの制御を開始。
ところが、アンジュは制御できたどころか更なる暴走を起こし、アンジュからはフラエッテのえいえんのはなのような触手があふれ出し、ミアレシティを破壊。さらにあふれ出すエネルギーで街中の野生ポケモンたちが暴走メガシンカを起こしてしまう。
幸い、タウニー/ガイはアンジュの中でメガフラエッテに守られているため無事。
「タワーの上からの景色ってすごい!」とめちゃくちゃ呑気なことを通話してきたあとローズ地区にいるジガルデを発見。主人公にジガルデとの合流を促し、主人公は街で出会った仲間たちの力を借りながら、ジガルデとの合流、そしてアンジュフラエッテの鎮圧へと挑んでいくのであった。
……というのが最終盤の物語なのだが、若干彼女/彼の強引さに最後まで付き合わされた感もある、とプレイヤー間ではこのイベントに関しても賛否がある模様。
もっとも、結果的にタウニー/ガイがアンジュの制御に回ったおかげで事態が収束したため、采配は正しかった。
一方、本当は最強のメガシンカ使いではなかったタウニー/ガイが制御した結果なのでは、という考察もあり、実際のところ彼女/彼の行動については疑問視されるところもある。
ちなみに、タウニー/ガイとの最強決定戦は敗北した場合もやり直しにならずストーリーが進行する。
その場合は、もちろんタウニー/ガイが最強のメガシンカ使いとしてアンジュに乗り込むので、どちらかというとこちらのほうが流れとしては自然で正史っぽさがある。
ダンサーが将来の夢の少女。相棒はヒトデマン→
スターミー。劇中ではあまり強く押し出されないが
食いしん坊で、クロワッサンが好物。
一見お調子者っぽい雰囲気だが、MZ団では一番の常識人にして苦労人。暴走メガシンカ対策の作戦会議も基本的に彼女が率先して進行している。
上のリーダーよりよっぽどリーダーらしい。
その他タウニー(ガイ)の無茶振りで暴走メガシンカポケモンを3体全て沈めて回る主人公を気遣うなどとても優しい性格で、
まさに母性の権化である。
まぁ序盤はピュールの家庭事情を勝手に主人公に暴露するなど若干デリカシーに欠ける面もあったが、こういった身内に対する遠慮のなさもママっぽいと言えばママっぽい。
プロのダンサーを目指してミアレに来
て路頭に迷いかけたところをタウニーに声を掛けられてホテルZに住む代わりにMZ団に加入した。
頭頂部の特徴的な髪型と名前の関連性と「兄がいる」との発言から『XY』の
ティエルノの妹かと思われる。
ファッションデザイナーが将来の夢の少年。相棒はズルッグ→
ズルズキン。
既に相当な技量を持ち合わせており、主人公のジャケットや作戦会議室のMZ団旗も彼のお手製。
祖母に自分の仕事道具を捨てられたショックで家出していたところをタウニーに声を掛けられて、仕事部屋の提供を対価にMZ団に加入する。
見た目がショウヨウジムのジムリーダー、ザクロに似ているがデウロほど決定的な情報もないため実情は不明。
なおファッションデザイナーとしては自己評価は低めだが、ファッション界隈では噂になってる新星と警戒されてるレベルには腕がある。
ネットアイドルであるカナリィのガチオタクであり、カナリィの知識は相当のもの。
しかし会議中でも配信が始まったらリアタイ視聴を優先する、カナリィを呼び捨てにされたら「さん」付けを強要するなど、かなり面倒くさいタイプのオタクでもある。
マイペースな性格と他人への関心の薄さから序盤はやや冷たい印象を受けるものの、
中盤のクイズイベントでは主人公を的確なサポート
(カンニング)でランク昇格戦まで導いた他、突如出現したポケモンに驚いた時の可愛らしい反応、主人公だけに苦労を背負わすまいと暴走メガシンカの鎮圧に積極的に協力するなど、ストーリーを進めるに連れプレイヤーからの好感度は
シビルドン登りである。
ミアレに住む人とポケモン
『XY』の終盤で再会したフラエッテと共にホテルZを営み、客数は少ないものの穏やかな余生を過ごしている。
だが、3000年生きた身体には流石にガタが来ているようで常に杖をついて歩いており、終盤では咳き込むようにもなる程衰弱してしまうが…
3000年前、戦争の際に最愛のポケモンであるフラエッテを喪う。
深い悲しみに暮れたAZは他のポケモンの命を犠牲にしてポケモンを生き返らせるキカイを造りフラエッテの蘇生に成功。
それでも愛するポケモンを傷つけた世界への怒りは治まらず、そのキカイを最強の最終兵器へと改造し地表を焼き払う。
しかしフラエッテは気付いていた。自分の命は他のポケモンという生贄の上に立っていることに。
やがてフラエッテはAZの元を離れた。AZは嘆き悲しみ、彼には贖罪の意識が芽生える。
最終兵器の副作用で寿命が長くなりすぎたAZは孤独のまま3000年間彷徨っていた。
2000年前、放浪の旅の中で彼は時の権力者に頼まれ、カロスの中心地に「アンジュ」を建設する。
フラエッテの過剰な生命力を分け与えることが目的の装置であり、
これが彼なりのフラエッテへの贖罪だった。
現在はプリズムタワーとして外装が変わっている。
愚かな人類の粛清を目的とするフレア団に最終兵器のカギを奪われ起動されるが、結果的には3000年前のような最大出力で発射されなかった。
最終兵器を止めた聡き少年少女のお陰でAZは最終兵器を起動する前の心を取り戻し、
彼は3000年ぶりにフラエッテと再会することができた。
しかし最終兵器の影響で本来の主であるメガフラエッテが存在しないままに、
アンジュ内で生成されたメガエネルギーを放出しており、
このメガエネルギーが原因でメガカケラが結晶化して街に点在したり暴走メガシンカが問題となっている。
AZの最愛のポケモン。
このフラエッテが持つ花は他のフラエッテでは見られない尖った独特な色と形をしており、内部データ的にも通常のフラエッテとは別種として扱われている。
最終兵器の影響で永い寿命を持っており、このフラエッテにしか使えない「はめつのひかり」というフェアリータイプでビーム系の技がある。
この「はめつのひかり」は序盤で、威嚇目的で披露するのだが、
はかいこうせんよりも遥かに大きく太い。
伊達に戦場を経験していないだけはある。
一部プレイヤーからは「女傑」とか「姐さん」とか呼ばれたとか。
黒い犬のような姿をしたポケモン。
主人公を導くように現れ、時には自身との戦闘によってその力と素養を見極める。
ある時には小さな石ころをくれるが……?
5年前の最終兵器の事件にて、語られてはいなかったもののジガルデもまた秩序を護るために戦い、最終兵器の光から人とポケモンを護っていたことが語られた。
『SM』のアローラ地方でセルの状態で拡散されていたのは休息のためであり、その際に
Zワザの力も吸収していた。
アンジュが暴走した際には主人公を呼び、キズナを結んだ相手として認め共にアンジュフラエッテ撃破のために力を貸す。
その戦いの最中かつて主人公が受け取ったいしころが輝きジガルデナイトへと変質する。
主人公とのキズナを力にしたジガルデはメガジガルデへとメガシンカ。
アンジュの光線を打ち消す力を持つ全力のコアパニッシャー「無に帰す光」を撃ちミアレの秩序を護った。
その後プリズムタワー跡地にて改めて主人公の力を見極めると、主人公を認め主人公のポケモンになる。
ミアレでは有名な凄腕の探偵兼ポケモントレーナーの女性。
5年前に親同然に面倒を見てもらった
国際警察の意志を継ぎ、現在は探偵事務所「ハンサムハウス」の2代目所長を務めている。
相棒は
とある人物から受け継いだ
カラマネロ。それとは別に、バトルはしないパートナーとして「もこお」という名前の
ニャスパーを連れている。
とある人物からはクロバットも受け継いだはずなのだが、今作では内定していない為出てこない。言い訳する時の言動や性格がハンサムに似てきた
『XY』当時と異なり識字力も格段に上がったようで、テキストには漢字表記も混じるようになった。
ピチピチのイクスパンションスーツの上にコートだけを羽織るという尻フェチには眼福極まりない格好。おしり探偵とか言わないように。
元
フレア団科学者の女性。司法取引によりその技術力を買われ現在は監視という名目でポケモン研究所で所長代理を務めている。
フレア団の過去については隠してもいないが公にもしていないが、使っているPCにはしっかりフレア団のロゴが刻まれていたりする。
クエーサー社の都市再開発計画には振り回されているようで目の下には隈があり、主人公が訪れる際は業務への鬱憤を叫んでいる。
ミアレシティの名物タクシー運転手。いつもラシーヌ工務店向かいにあるタクシー乗り場でお客さんを待っている。
ZAロワイヤルにも参加しており、腕前は
永遠のZランク。主人公のランクアップ戦初陣の相手となる。
と、これだけなら序盤のぽっと出なザコトレーナーの1人に過ぎないが、実はタクシー運転手としては超優秀。
彼にタクシーを頼んでみると快適な運転と、目的地までの世間話として
エアームドとカーチェイスを繰り広げた話や、
過去作のある人物にまつわるとんでもない話など、実に様々な面白い話を聞くことができる。
ストーリークリア後に再戦できるが、他の再戦トレーナーは手持ちポケモンのレベルが軒並み70前後まで上がっているのに対し、ザックのみなぜか初戦から据え置きのレベル10前後。
クリア後にはこちらの手持ちも大体レベル70にはなっているので負ける方が難しい。
ZAロワイヤルで最初のボスという立ち位置、ミアレシティの元ネタがフランスであることや今まで99敗し主人公との対決で見事100敗を記念することから元ネタは
パンチアウト!!シリーズのグラス・ジョーである可能性が高い。
もし本当に勝ったことがないなら少なくとも1勝しているグラス・ジョーより下だが
とは言ってもロワイヤルで勝利を重ねチケットを入手しないとランクアップ戦には参加出来ない事を考えると「ランクアップ戦100敗」なだけでそれまでの間に普通に勝ってる訳になるが
大都市らしくいわゆるNPC・モブと呼ばれる存在に相当するキャラクターが街に多数存在し、賑やかさをもたらしている。
……のだが、今作では上述のザックを始めとして、
自爆技を覚えたポケモンだけで戦う芸術家、12匹ものコフーライを美術館の中で迷子にしてしまうカップル、スターミーをあがめる謎の宗教団体など、やたらと存在感が強いモブが多く、お陰でメイン並に濃いサイドストーリーも多く存在する。
またミッションに絡まない人物からもシリーズ関連の貴重な小ネタ話を聞ける機会があるので、積極的に話しかけてみてコミュニケーションを取るのもおすすめ。
クエーサー社
2年ほど前にミアレに進出し、現在ではミアレシティの再開発事業を一気に引き受ける外資系大企業。
ホロ技術を駆使してワイルドゾーンやバトルゾーンの設置・展開を行ったり、ZAロワイヤルの運営を行うなどの活動も行っている。
しかし一方で、暴走メガシンカ事件について住民に非公開のまま事態を収めようとしたり、次々にワイルドゾーンの設置を行ったりという行動から、一部市民からは不信感や反感を抱かれている。
そもそも都市の再開発なんて重要な事業を外資に委託すること自体を疑問視する声も挙がっている。
あの人や
この人の件から発売前は実は黒幕なのでは?と言われているが…?
クエーサー社の社長。
ミアレの再開発計画を進める一方で住民からは抗議活動も受けている。
暴走メガシンカ事件について把握しているが公表はしていない。
タウニーの愛用しているコートに見覚えがあるらしく、元の持ち主であった母親に心当たりがある節が見受けられる。
クエーサー社の社長秘書。体格のよい大柄な男性。
常にサングラスをかけているが戦闘時に一瞬外すほか主人公に負けるとサングラスがズレる。
ヤンチャムとミミロルの髪留めがチャームポイント。かわいい。
相棒は
ジジーロン。なお、パーティにはいかついポケモンの中に
実際にミミロルが入っている。本人曰く「捕まえたて」らしいが、ある意味ちゃんとポケモントレーナーしてる人。
暴走メガシンカ事件解決には奔走しており、暴走メガシンカが発見された際にはエムゼット団との連絡係も務めている。
娘がおり、バトルに負けて帰ると怒られるらしい。
人口流出や風評被害による土地の資産価値低下を防ぐ目的で
とはいえリスクのある計画のため引き受けようとする企業はなく
……以上。そう、実のところクエーサー社はカロスの企業が手を出そうとしなかった火中の栗を拾い、最初から最後までミアレシティのために頑張っていたに過ぎなかったのである。
なぜ外資系企業なんぞが、と思われる危険性も十二分に承知していたが、「それでもやるべき事業ととらえた」ため引き受けたとのこと。
ポケモンとの共生も開発当初から掲げられた理念であり、本編でいうワイルドゾーンのような場所も最初から用意するつもりではあった。
しかし、ゲーム本編で起きた野生ポケモンの異常増加は全くの想定外であり、彼らとて街の数割を占めるワイルドゾーンを作りたくて作ったわけではないそうだ。
DG4
ミアレを中心に活動するネットアイドルの「カナリィ」およびそのファンが所属するグループの名前。
かなりの人気を誇っているらしく、街中には彼女のファンらしきオタクがちらほら見かけられる。
グループ名はカナリィの相棒ポケモンが使う得意技「
でんじほう」をもじってつけられたもの。
なお初回バトル時には誰もでんじほうを覚えていない
同じくカナリィのガチファンであるピュールだが、出遅れたのか「今更参加したところで精々モブ止まり」というこだわりの強さ故に所属していない模様。
ゲーム配信を中心として活躍しているネットアイドル。
ボクっ娘で…大きい。
でんきタイプの使い手で相棒は
シビルドン。
キレのある毒舌トークが特徴でネットでの人気はシビルドン登り。
配信業のみならずポケモン勝負の腕前も高く、ZAロワイヤルではFランク。
ナンジャモとはでんきタイプ使いのボクっ娘配信者と共通点が多い。
ラシーヌ工務店を率いる老人。
じめんタイプの使い手で相棒は
ドリュウズ。
ミアレシティにはラシーヌ工務店が制作したアスレチックのような組立足場が設置されている。
実はタラゴンはカナリィの祖父。
孫娘のカナリィを溺愛しており、彼女がやりたがらないファンミーティングなどはタラゴンがカナリィのホロに扮して行っている。孫エミュのバ美肉ジジイ
要するに配信はカナリィ、リアイベはタラゴンがやっているのだ。
一応カナリィからも許可は取っているが当のカナリィからはドン引きされている。残当
トレーナーとしての肩書もカナリィファンクラブであるDG4である。
また前述の足場アスレチックで拾える
カラフルなネジを集めると、カナリィを模したぬいぐるみと交換してくれる店員がいる。
ポケモンの
ダイレクトアタックで主人公が気絶しにくくなる効果や獲得経験値アップ効果など、冒険を便利にしてくれる追加効果が得られるので、気が向いたら集めて交換しよう。全て交換しきると嬉しいプレゼントがもらえるという噂もあるぞ!
なおこの店員、何も交換せずに立ち去ろうとすると「何しにきたんだよ」とクッソ雑な対応で返す。じいちゃん教育しろ
DG4の会員番号1ケタで、自称最古参のカナリィオタク。
カナリィカルトクイズ大会では常に優勝を飾っているらしく、成り行きで参加する事になった主人公に対しては激しく敵意をぶつけてくるため、ピュールからはマウント取ってくるタイプのオタクと不評。
しかしいざ主人公が優勝すると事情を察しつつ称えてくれる、良くも悪くもストレートかつ熱いオタクである。
メインシナリオでの登場後も、サイドミッションなどではカナリィ本人以上にちょくちょく出番があったり、ストーリー終盤でも主人公達の援軍に駆けつける。
またメガシンカは出来ないがポケモンバトルの実力は中々のものであり、推しのための仲間内での切磋琢磨や訓練も欠かさないため見た目に反してかなり高スペックなオタク。
ジャスティスの会
筋骨隆々なリーダー「シロー」と、格闘家の道着や祈祷師風の服装で固めた門下生の女子たちで構成された団体。こう見えてミアレっ子の集まりらしい。ジョーヌ地区に和風の道場を勝手に構えており、普段はそこで鍛錬を行なっている。
過去作で言う「格闘ジム」「ゴーストジム」に相当する集団だが、それらと一線を画す要素として、ある明確な「思想」を持って活動を行なっていることが挙げられる。
それは「ワイルドゾーンの撤廃」。曰く、ミアレシティが真に野生ポケモンとの共生を謳うなら、ワイルドゾーンそのものを無くした方が良いというのだ。
そのためにも、ぜひジャスティスの会に入門して欲しい。そうすればポケモンバトルの腕前はもちろん、トレーナー自身の力(暴力の方)もめきめき上昇。野生ポケモンを恐れる必要が無くなるぐらい強くなれば、ワイルドゾーンなんて必要なくなるはず...。
以上のような理想を叶えるため、リーダーのシローはZAロワイヤルに参加している。また、日課として市民をジャスティスの会に勧誘するための演説を行っているようだ。
ただしあくまで自分達の主張であって他人に意見を押し付けたりは決してしない。
その目的や、リーダーを務めるシロー以外の構成員が全員女性という実態から、
かつてイッシュ地方に跋扈した怪しげな宗教団体を思い出した人も少なくないはず。しかしその実態は…
ジャスティスの会でリーダーであり、おそらく創設者でもある男性トレーナー。姫カット+綺麗な顔立ちをしているため、女性と見間違えかけたプレイヤーもいるとか。
周囲から頭ひとつ抜けた身長を持ち、盛り上がる筋肉を身に纏う恵体の持ち主。ポケモントレーナーとしてはともかく、人間としての実力であればまさにトップクラス。ストーリーを進めれば、彼の常人離れした力をイヤと言うほど見せつけられるだろう。
自身の掲げる理想を実現すべく、「最強ランクとなり 発言力 影響力を増すことで ワイルドゾーン撤廃を実現する」ためにZAロワイヤルに参加しており、主人公とも相対することとなる。
実のところ、彼自身は単なる正義感に篤い、脳筋を地で行く男でしかない。戦闘前の口上が「力こそパワー!!力こそジャスティス!!」であるなど、やたら「力」「ジャスティス」に拘るきらいはあるが、ワイルドゾーン撤廃に向けた運動自体は単に人間とポケモンが「お互い自由にある」のが良いと思いやっている様子。
が、自身の信念が絶対的に正しいと疑わず、周囲を振り回している傍迷惑な人であることも事実である。
ミアレ市役所には活動の騒音等のクレームが寄せられているのだが、その対処は妹に完全に丸投げしており、そんな対応を反省する様子もない。
タウニーからも「ズレたまままっすぐの人ってメンドー」と身も蓋もない評をされてしまっている。タウニーはあんま人のこと言えない気もするが
ストーリーの進行中、彼と行動を共にする機会があるのだが、その際には
自らの拳で鉄格子の扉を粉砕するなど、彼の
人間じゃねぇ!身体能力を堪能することができる。また彼曰く、投げるボールの速度は
165km/hを超えるという。
もう野球選手になれ
このため一部プレイヤーからは「
人の皮を被ったキテルグマ」「
人間のオヤブン個体」「
ヒスイ地方でも生身で生き残れる男」などと例えられている。
思想についても「シロー本人が実践できるから疑問に思わないし、周囲もシローというサンプルがいるから疑問に思わないのか」と斜め上の納得をされる事に
なお前作アルセウスに登場したヘビーボール、フェザーボール系列は、半ばロストテクノロジーと化している事がヒスイ展で語られているが、シローが使ったら本当にポケモンが死にかねないとある意味安堵されている
また力加減は苦手らしく、スマホロトムをいつも壊してしまうらしい。おかげで普段は妹のムクが預かっているのだとか。
スーパーユカリトーナメント参加時には、強くなろうと決意したのはユカリの部下であるハルジオに以前負けたせいだと語っている。
ZAロワイヤルでのランクはEランク。
イメージに違わずかくとうタイプの使い手で、相棒は
タイレーツである。
シローの妹。シャンデラ風の帽子を被った祈祷師のような格好をしている。
作中描写を見る限り道場の夜間部担当のようで、ゴーストタイプのトレーナーたちに稽古をつけている様子。
クールなタイプだが冷淡な人間ではない。
兄であるシローの理想を支えるべく活動しているが、度々ミアレを騒がせるシローへのクレーム対応に頭を悩ませている。
シローのランクアップ戦の際には相当辟易していたらしく、「ランクアップしたら同じことの繰り返し」と、シローのスマホロトムごとシャンデラたちとある場所に隠れ潜んでいた。
熱血正義系の兄とは正反対な性格に見えるが、戦闘の際には兄と同じく「力こそパワー!!力こそジャスティス!!」と宣言するなど、割と似たもの同士なところも。というか相棒が特攻オバケなのもあり彼女も大概別ベクトルに脳筋。
上記のように嫌気が差すことはあれど、基本的には兄と兄の理想を支持しているようだ。
ゴーストタイプの使い手で相棒は
シャンデラ。
カナリィとは昔から仲が良く、一緒に遊んだりもしている。
というかぶっちゃけややアブない域に踏み込んでる。
本格的な登場の前に、カナリィクイズ大会でも名無しの参加者として少しだけ登場している。
サビ組
「街の汚れの掃除人」を自称する団体。
…なのだが、サングラスをかけて顔にキズのついた強面たちが構成員として所属するどう見てもそっち系の団体。
あまりお関わりになりたくないし、ならない方が良いタイプの人々だが、主人公たちはある事情から彼らと対面せざるを得ない羽目に…
サビ組のボス。コガネ弁で遠回しな脅しをかけてくる、どう見てもインテリヤクザ。
以前某ヤクザゲームが本シリーズをパロディした「スジモンバトル」なる要素を入れたことが話題になったが、彼の情報発表時は本家にもスジモンが出たとネタにされた
こんなナリだが警察の厄介にはなったことがないらしい。
顔つきは厳ついが身長は主人公と同じぐらいで、成人男性キャラの中ではかなり低い方。
ボールの投げ方や走り方など、微妙に
運動神経が良くないと思える描写も見られる。
「お金の話でなあなあはアカンやろ?」の台詞からわかる通り、金に関するケジメは厳しく、どうやら借金でクビが回らない人に無償の強制労働させているとの悪評が広まっている。
エムゼット団もタウニーが作った100万の借金の利息返済のため働くために。なお返さない場合は「
毎晩ホテルZでポケモン大会をやる」と脅しをかけた。
「雑居ビルを占拠するヤンチャなモンの始末」「街にはびこるゴミどものおかたづけ」「よその組のモンとの血で血を洗う争い」を主人公はこなすことになる。
なおその実態は「ヤンチャな(ゴーストポケ)モンの立ち退き」「水道に大量発生したメガ結晶の排除」「子供にマウント取る迷惑なMSBC会員の排除」で、ヤクザっぽい言い回しでヤバそうな案件に見せかけた奉仕活動。
早い話がコレのノリ
やがて主人公のことを気に入ったため借金の利子はチャラにしてくれた。
ZAロワイヤルではDランク。
どくタイプの使い手で相棒は
ペンドラー。
なお、前情報ではアーボックが相棒だと思われていたが実際には先発要員であった。
フラダリに援助を受けた過去があり、最終兵器の事件を経てもなおフラダリへは恩返しをしたいと思っている。
そのためか手持ちにはギャラドスが入っている。
サビ組のNo.2。カラスバとは対照的に大柄な体格の、いわゆる武闘派構成員。こっちもヤクザにしか見えない。
はがねタイプの使い手で相棒は
エアームド。
カラスバと出会うまではサビ組のボスだったが、カラスバの才能を見込んでボスの座を譲っている。
ある下っ端によれば、どくタイプを無効化するはがねタイプを愛用しているのは、カラスバのカリスマに対して信頼はしても妄信はしないように自身を律する為とのこと。
また当の本人もメガシンカを使用できるため、カラスバと互角以上の実力を持っており、手持ちはなんと全員メガシンカ出来る個体になっている。
メインストーリー後半の登場人物たち
ミアレソシアルバトルクラブ
ミアレシティの上流階級に属する子息がポケモン勝負を嗜む会合で、略称はMSBC。
三井住友銀行(SMBC)とは無関係。
高級グランドホテル「シューリッシュ」を本拠地にバトル大会や、遠い地方のチャンピオンを呼び寄せての講演会などを開催し、バトルを愛でることでポケモンに対する愛と理解を深めることを目的としている。
MSBCの主催であるお嬢様。
フェアリータイプの使い手で相棒は
ピクシー。
ポケモン勝負がとにかく好きで自分の望む強いトレーナーを招待してバトル大会「スーパーユカリトーナメント」を開催した。
ここまでならまともなのだが、主人公達が暴走メガシンカ事件の対応として大会を抜け出した際には
- ホログラムを通して付き纏い大会への参加を求める。
- エムゼット団の作戦会議にも勝手に参加して大会への参加を求める。
- ホテルZの出口をユカリゾーンというホロで塞ぎ、臣下のハルジオたちを向かわせることで大会への参加を求める。
などなど
ヤンデレ並の執着を見せている。
本当にホテルでポケモン大会するやつがあるか。
とはいえ、「セレブは皆を導くもの」という信条があり有事の際には頼りになる。
ZAロワイヤルではCランク。また、戦闘BGMが作中でも特に好評。
ZAロワイヤルを制した先でもさらに勝利を20勝ほど繰り返すと彼女から連絡が……
ユカリの専属メイド。
礼儀正しい言葉使いとメイド服という姿をしており、テンプレートな従者キャラ……
本心ではユカリに逆らいたいが、ポケモン勝負で負けているために従わせられており、
メイド服もユカリの指示。
尊厳破壊性癖か?
ドラゴンタイプ使いであるがゆえにフェアリータイプ使いに服従させられるという、本家では類をみないほど可哀そうな竜使い。じゃあ前作のこの人たちは一体…?
その為メイド服を良く見ると、上半身はメイドらしいエプロンドレスだが下半身はホットパンツにストラップシューズと非常に動きやすそうな格好をしている。
なお、作中では一切言及されないが近づいてよく見ると耳にピアス跡があり、元々パンクな恰好をしていたのを窺い知れる。ゲーフリの性癖への細かいこだわりを感じる。
Aランク昇格戦で主人公とマッチングする謎のポケモントレーナー。トレーナーズカードにも素顔の写真が掲載されていない。
マチエールはその正体を知っているようだが、断片的な情報しか提供してもらえないので、あとは主人公が独自に捜索して見つけ出さなければならない。
フレア団ヌーヴォ/ヌーヴォカフェ
『XY』でフレア団はリーダーが失踪、さらに幹部も失脚あるいは逮捕されたことで弱体化、事実上崩壊した。
しかし彼らが引き起こした事件の影響で、フレア団の準構成員扱いだった団員の子供たちは、世間から偏見の目で見られ迫害される子供時代を強いられることに。
しかしそれでもフレア団の当初の理想、そしてミアレシティという街への愛着を捨てられない者たちによって、自助活動団体「フレア団ヌーヴォ」が立ち上げられたのである。
物語の最初に訪れた、プリズムタワーのふもとに設営しているキッチンカー「ヌーヴォカフェ」は、実はフレア団ヌーヴォの面々が世を忍び世間の風評をかわすための仮の姿である。
と同時に、持たざる者への施しというフレア団が掲げた理想の世界を作るためのボランティア活動という側面もある。
なおカフェ自体はかなり好評で、立地もいい場所のため人気。
そのためか2号店や3号店も各所に存在し、話を聞く限りこれらの店舗もフレア団ヌーヴォの面々が営業している模様。
キッチンカー・ヌーヴォカフェ1号店のマスターにして、フレア団ヌーヴォのボス。
そこ以外ではあまり物語に絡んでこないので忘れていた人もいるかもしれないが…… ただしキッチンカーのシンボルマーカーでだいたい正体は初見で察しが着くプレイヤーも多い
相棒の
リザードンはカフェの看板ポケモンとなっているほか、バトルの際にはメガシンカによりメガリザードンXの姿を取る。
キッチンカーでのマスターは世間に扮するための仕事であり、ZAロワイヤルの覇者となってでミアレシティを救う資格を得ることで、フレア団の名誉回復と、フラダリの引き起こした事件の贖罪をしようとしていた。
グリーズよりは落ち着いた性格をしているが、かつての過去を「クソッタレの灰色の青春」と語るなど心には熱いものを持っている模様。
しかし世を忍ぶ仮の姿とはいえキッチンカーでの仕事には真摯で、主人公が注文したコーヒーの挽き加減をちゃんと覚えていたり、激闘の後にはコーヒーブレイクを勧めるなど職業意識は高い。
本性を現したグリはフレア団の怨念とでもいうべき形相をしているが、戦闘後のブレイクタイムに急に朗らかに戻ってコーヒーを淹れだすのは大変にシュール。
おまけにクライマックスでも暴走メガシンカポケモンをひとしきり片付けた後に同じことをやり始める。無償で回復できるのでゲーム的にはありがたいが
なおED後は心情にケリが着いたためか、慈善活動しながらもカフェを続けている。
ヌーヴォカフェ1号店の接客担当。
ヒスイゾロアークのような髪型の勝気な女性。
相棒は
カエンジシ。
普段からツンデレカフェのような接客態度をとっているが、彼女もまたグリ同様にフレア団員の娘。
風当たりの強い世間と発端となったAZへの恨み、そしてフラダリへの複雑な感情を持っている。
グリーズもグリと共に朗らかに戦闘後のコーヒーブレイクを提供してくれる。
しかし、イベント上だと世間への恨み言を言い連ねて激闘を終えた直後なので涼しい顔で毒でも盛る気なんじゃないかと思ってしまう程の温度差である。もちろん、淹れてくれるのはポケモン達が全回復するほど普通に美味しいコーヒーである模様。
スタッフロール中に流れる一枚絵にはグリと共に穏やかな笑顔で飲み物を振るまうものがあり、どうやら彼女も心情にケリを付けられたようだ。
ジガルデに導かれている謎のトレーナー。
ジガルデが目をつけている主人公のことも気にかけており、時折主人公の前に現れては助言を行う。
過去の事件が原因で左目の視力を失った隻眼であり、常に左目を閉じている。
『XY』に登場した
フレア団のボスフラダリその人。ただしマチエールに「悪意は感じられない」「完全にシロ」と言われた通り本作では
100%味方。
最終兵器による崩落に巻き込まれながらもジガルデによって助けられている。
当時の記憶は失っており、穏やかな性格なのも元の気性が現れているものと思われる。
ジガルデの指示のままにジガルデセルを集めており、同時に彼なりの贖罪も探している。
ミアレの危機が救われた後、ホテルZを訪れ主人公にポケモン勝負を挑んでくる。
勝負中に限り閉じていた左目を開く。
その際にはかつて使っていた指輪と共に
ギャラドスをメガシンカさせてくる。
かつてのAZ同様に寿命が極端に永くなっており、服装には継ぎ接ぎがあるのでAZのように身長も伸びていると思われる。去り際には
「ものを与えるのではなくそれを得るやり方を教える」ことを目標として3000年間生きていくと言い残し去っていった。
これから過酷な人生を生きるだろうが、幸いなのは彼がかつて灯した正しい炎はミアレシティの若者達によって受け継がれた。
バトルシステム
本作の戦闘はターン制ではない。
相手のポケモンをロックオンするとポケモンの覚えている技が4つ出てくるのでそこから選ぶことで行うリアルタイムコマンドバトルである。
PPの概念が無い代わりに、技によって発動までの隙や使用後のリキャスト時間が異なるので、技を覚えさせるときには気をつけよう。
基本的に遠距離から攻撃できる技の方が発動までの隙が大きく、強力な技ほどリキャスト時間が長い傾向にある。
このため素早さの効果も変わっており、素早さが高いほど技の発動時間も短くなる。とはいえ、従来のようにわずか1の差でバトルの行方が大きく左右するわけではないので、素早さの重要性は従来よりも低くなったと言えるか。
また、命中率も撤廃はされているものの、トレーナーについてくるポケモンの挙動を利用すれば
アニポケさながらの技をかわすような動きが可能。
特に隙が多い技ほどかわしやすいと言えるが、技を命令している間は発動準備のための動作が入る為、どのタイミングで技を打つかという読み合いも重要となる。
この仕様のため、野生のポケモン戦に限り、「どくどく」などの継続ダメージ技を使い、ポケモンを引っ込めて相手が倒れるまで技を回避し続けるという強引な戦法も可能となっている。
ランク補正は1.5倍、1倍、0.5倍の3段階に変更されており、時間経過で効果は消える。
そのため2段階上がる技などは効果時間で再現されている。
メガリングを受け取った後はメガエネルギーが表示されるようになる。
このゲージが満タンかつポケモンにメガストーンを持たせているとメガシンカさせられる。
メガシンカ後は時間経過と技を出した際にメガエネルギーが減少していき0になるとメガシンカが解除される。
メガシンカしたポケモンは、すべての技が威力と効果範囲や効果時間が強化されている他、効果抜群時の威力上昇補正も強化された「ワザプラス」で発動される。
ワザプラス自体は通常時でも皆伝済みの技なら出すことができるが、メガシンカしている時よりもエネルギーコストがかなり大きい。
なお、ワザプラスはレベル技なら特定のレベルになった時に皆伝するが、わざマシンで覚えた技を皆伝させるには『アルセウス』の力業/早業と同様に「かいでんのタネ」を特定の人物に渡す必要がある。
基本的には『アルセウス』と同様のボス的な存在。
野生のポケモンの中にはオヤブンと呼ばれるXLよりも大きな個体が存在する。
オヤブンは通常わざマシンでしか覚えられない技を一つ覚えている他、HPの
努力値が既に最大まで振られており非常にタフ。
眼を赤く光らせ主人公の前に強敵として立ちはだかる。
なお『アルセウス』と同じく
個体値が3V固定となっている。本作はおうかんがもの凄い貴重品になっているため、少しでもおうかんを節約したいならばオヤブンの厳選が非常に重要。
フィールドアクション
バトル/捕獲
『アルセウス』と同様、本作ではポケモンをバトルせずとも捕まえることができる。
その際はポケモンに気付かれない内にボールを背後に当てることで捕獲率が上昇する。
ロックオンしていると ^このような記号が出て、この^が多いほど捕獲しやすい。
バトル中にも随時ボールを投げられるため、こちらの技のクールタイムを稼ぐ目的で投げる事もできるが、捕獲失敗してボールから出るとポケモンが怒り状態になる場合があり、こうなると怒り状態が解除されるまでボールを投げても入らなくなるため要注意。
ボールを外してしまっても、各地にあるポケモンセンター近くにいるロストボール回収屋に話しかければ、1種類につき2000個以内であれば外したボールを全て返してもらえる。
どうやって回収しているかは永遠の謎
ただし怒ったポケモンに当てて消えたボールは回収してもらえない点に注意。
またポケモン勝負を仕掛けて勝利した後も一度だけ捕獲のチャンスがある。
その際にボールを投げられるのはピヨっている間だけのため、ボールは予め決めておこう。
野生ポケモンとの勝負やZAロワイヤルでは、相手に気付かれない場所からポケモンに技を指示することで不意打ちが可能。
不意打ちに使った技のリキャストは戦闘開始時には即回復している上に、不意打ち成功時にはダメージが上昇するので積極的に狙っていこう。
トレーナーへのダメージ
『アルセウス』以外のメインシリーズ作品同様、戦闘の場に出せるポケモンが居なくなった場合は「目の前が真っ暗」になって、ポケモンセンターに戻される。
その一方で、野生ポケモン戦の場合は相手ポケモンがトレーナーに直接攻撃を仕掛けてくることがあり、『アルセウス』と同様に一定のダメージがトレーナーに累積して自分自身がダウンしても「目の前が真っ暗」になる。
さらに今回は『アルセウス』の時とはターゲッティングの処理が異なるらしく、ポケモンを出していても無視してトレーナーを襲ってくる事もしばしばある。
ダウン時に表示される「ポケモンを鍛えて出直そう!」というTIPSに「いや、やられたのは自分自身なんですけど…」と思ったトレーナーは少なくないはず。
前述したラシーヌ工務店で貰える「みどりのカナリィぬい」を集めることでトレーナーへのダメージを軽減できるので、苦手な人は頑張ってカラフルなネジを集めよう。
その代わりダウンした時のペナルティはなく、持ち物も所持金を失うこともない。
トレーナー自身のアクション
特にアイテムを獲得せずとも初期段階で走ることや、しゃがんで忍びつつ移動することが可能。
さらに斜目になっている壁で、主人公の目線くらいの高さであればよじ登る事もできる。
また回避行動としてローリング回避が存在し、相手のポケモンの技を避けることができる。
オヤブンポケモンや暴走メガシンカポケモンなどとの戦いでは、このローリングで敵の攻撃を上手く避けなければ、上述の通りポケモンは無事でも主人公が力尽きることになる。
なお、本作では『アルセウス』と違いライドポケモンは登場しない。その代わりとしてスマホロトムが活躍する。
高いところから落下したときには『SV』にもあった安全落下機能でふんわりと着地させてくれるため、落下死を恐れる心配は一切ない。
この他にもストーリーを進めていくとその安全落下機能を応用して、二段ジャンプのようにふわっと空中浮遊する「ロトムグライド」を使えるようになり、建物の屋根から屋根へ飛び移ることができるようになるなど、移動の自由度が大幅に上がる。
わざマシンや前述した「カラフルなネジ」はラシーヌ工務店の立てたアスレチックや、高い建物の屋上に置かれていることが多いため、
プレイヤーのアクションをフルに活用することで収集する事ができるようになっている。
暴走メガシンカ
本来であればメガシンカはポケモンに持たせたメガストーンとトレーナーが持つキーストーンを共鳴させて初めて成立する現象であるが、街に発生した過剰なメガエネルギーによって、野生ボケモンが強制的にメガシンカして暴れてしまう。
ストーリー内においては、MZ団メンバーでこの暴走メガシンカしたポケモンを鎮めるという場面が何度か発生する。つまりは『アルセウス』におけるキング/クイーン戦に相当する要素。
暴走メガシンカポケモンは通常の何倍にも巨大化しており、技も通常のものとはまた違う強力なものを繰り出してくる。
当たったらほぼ間違いなく
一発KOな大技が繰り出されることもあり、本作の戦闘のアクション要素はこれのためと言ってもいいかもしれない。
敵のHPも膨大になっており、こちらの技も通常時だと殆どダメージを与えられない。
そこで暴走メガシンカに対抗するにはこちらもポケモンをメガシンカさせること。ワザプラスならば暴走メガシンカポケモンに対して大ダメージを与えられる。通常時のワザプラスでもダメージが通るが、前述の通りコストが大きいため、効率よくバトルを有利に進めるにはやはりメガシンカに頼ることになるだろう。
敵に攻撃を当てるとエネルギーオーブをいくつか落とすので、これを拾いつつメガエネルギーを溜めてメガシンカしよう。
なお、途中で負けてしまってもそれまでに削ったHPを持ち越してそのまま再戦することもできるので、アクションに不慣れな人もめげずに何度も挑戦すれば勝機は訪れるだろう。
勝利後は暴走メガシンカポケモンに応じたメガストーンを入手できる。
Z-A Battle Club
いつもと異なるバトルシステムを採用している本作は、通信対戦においても一味も二味も違う。
本作の通信対戦は最大4人で制限時間内に倒したポケモンの数を競い合うバトルロイヤル形式となっている。
3分間の制限時間内で4人のトレーナーがポケモンと共にステージ上を駆け回り、相手を攻撃していく。
この時はポケモンの交代にも制限がかかっており、一度に3回まで交代が可能となっている。
一度自身のポケモンが1体でも瀕死になったら戦闘開始地点に戻され、パーティーのポケモンが全快した状態でリスタートとなり、交代可能数もリセットされる。
ステージ上にはアイテムが出現することもあり、拾うと有利な効果を発揮する。なるだけ相手には取らせないようにしたい。
- 赤のアイテム:自身のポケモン全員の攻撃と特攻が上昇
- 青のアイテム:自身のポケモン全員の防御と特防が上昇
- 緑のアイテム:自身のポケモン全員が全回復
- エネルギーオーブ:メガエネルギーが溜まる
ローカル通信以外にも世界中のトレーナーと競い合えるランクバトルも実装されており、本編中のZAロワイヤルと同じくZ~Aでランク付けされる。
順位でのポイント増減以外にも「初めてメガシンカさせた」「効果抜群の技を当てた」といった行動に応じてボーナス点が加算されるので、1位になれずとも様々なアクションをするよう心掛ければ、テクニックやポケモンの能力が低くても高ランク帯に行けるので、積極的に狙っていこう。
Kランクになると、ここでしか手に入らないカロス御三家のメガストーンが手に入るため、頑張って入手したい。
Switch Online契約前提なところにいつもの株ポケの商法が出ている
余談
- 本作におけるミアレ御三家はチコリータ、ワニノコ、そしてポカブの三匹。
ジョウト御三家のうち『アルセウス』で御三家だったヒノアラシがポカブと入れ替わった形となっている。ついでに全員なんと3V確定個体である。
本作では三匹ともタウニー(ガイ)の手持ちであり、主人公が選んだ以外の2匹は、タウニーがそのまま使う事となる。
なお、その際に一悶着起こした相手のポケモンを選ぼうとすると「ずうずうしいね!ヤンチャムはあたしのポケモン!」と、やっぱり注意されてしまう。
- 本作はオートセーブがデフォルトであり、過去作のようにこれをオフにすることはできない。
そのため個体厳選が不可能になったと思いきや、タイトル画面で↑+X+Bを同時してバックアップデータを読み込むことで一応厳選はできるようになっている。
ただし最後に寄ったポケモンセンターまでのセーブデータに戻されるため、従来のような厳選はできなくなっている。
メガ追記・修正は最強のメガシンカ使いにお願いします。
- マチエールの相棒の名前がもこうになってる -- 名無しさん (2025-10-24 18:24:19)
- 相棒のメガまで言っちゃうのはネタバレすぎるから隠したほうがいいと思う -- 名無しさん (2025-10-24 18:39:14)
- ちょっとボリュームが薄い感じがするから、確実にDLCはあるだろうな。XY組の再登場はそちらの方になるかな… -- 名無しさん (2025-10-24 18:41:31)
- DLCあるだろうというか既に「M次元ラッシュ」発表されてますしおすし -- 名無しさん (2025-10-24 19:08:57)
- Switch2持ってないけど、男の娘作れるって聞いて俄然興味が出てきてる() -- 名無しさん (2025-10-24 20:48:52)
- ナチュラルにミアレシティの治安悪くて笑うんだよな -- 名無しさん (2025-10-24 21:11:40)
- 最初から女装してると自分のキャラの性別を忘れそうになる。 -- 名無しさん (2025-10-24 21:12:25)
- ↑同じくSwitch2持ってないから1で買って遊んでるけど、パフォーマンス的に不満を感じる場面はあんまないと思う。それよりキャラメイクや街の探索やバトルの楽しさが勝ってる -- 名無しさん (2025-10-24 21:13:11)
- オヤブンって言ってもどうせコイキングだろとイジメたらドロポン撃たれてエラい目に遭いました -- 名無しさん (2025-10-24 21:19:15)
- 歴代のポケモンと比べると登場人物がどれも何かしら性格や行動に問題抱えてる人だらけなのが目につくと思う。だがそんなでも最終的には街の危機にみんな協力できる下地があるのが良い。決して一人で完全無欠にならなくてもよいのだ -- 名無しさん (2025-10-24 22:27:47)
- 半数以上のキャラが言いたいことが出てくるような人たちなのに、シナリオ本筋は本当に良かったといえるの良いよね… -- 名無しさん (2025-10-24 23:07:10)
- 登場人物に問題児(魅力がないわけではない)が多すぎるので相対的にスジモンのカラスバが真っ当に見えてくる不思議 そして特に目立つ問題行動がなくて率先して団を仕切る苦労人デウロが最早天使の領域に見えてきた -- 名無しさん (2025-10-24 23:11:56)
- 登場人物たちが愛おしい。街のモブも含め、彼らが様々な意見を抱えながら生きていることがよく描写されている -- 名無しさん (2025-10-24 23:53:29)
- マップが見にくいからアプデで改善してほしい。縦の移動がすごく多いゲームなんだから梯子の位置くらいは表示するようにしてくれ。アスレチックは正直いらなかった -- 名無しさん (2025-10-25 01:57:13)
- セレナでもカルムに協力とりつぎゃよかったんださっさと、一応顔見知りだろaz -- 名無しさん (2025-10-25 02:51:07)
- サイドクエストのモブもキャラが濃くてなかなか楽しい、ニンフィアちゃんとかスターミー教団とか -- 名無しさん (2025-10-25 02:59:25)
- ミアレシティだけとはいえたった5年しか経ってないのに12年前のゲームで子供への配慮なのかもしれないけど不自然にXYのキャラが出なさすぎる -- 名無しさん (2025-10-25 05:01:01)
- ZAロワイヤルの解説の折り畳みのところ、そこまで長々と書かなくても「降格が無いからいずれ下のランクの人間がいなくならないか」ぐらいで良いと思う。いちいち鬼の首でも取ったかのように騒ぐ話じゃない。 -- 名無しさん (2025-10-25 05:15:30)
- ポケモンも持たずその日の宿も決めず現金たった1万とスマホだけで旅行目的でミアレに出てきたのにたまたま勧誘された流れで特に逡巡もなく長期滞在してしまう主人公、これまでの作品でトップクラスにパーソナリティが謎過ぎる… -- 名無しさん (2025-10-25 07:54:35)
- ↑ゲーム的都合というメタ事情抜きにしたら寅さんあるいはシェーン的な風来坊のテンプレなんだろうけど、この世界観で10代後半になると思われる年の少年がまったくポケモン連れずに移動するのってなかなか考えにくいよな -- 名無しさん (2025-10-25 08:36:36)
- わざけんさくかくにんで「スチームバースト」が載ってたから多分フーパだけじゃなくてボルケニオンも追加されると思う -- 名無しさん (2025-10-25 09:25:43)
- ↑4 そもそも、開催目的が最強1人を探すためでそれ終わったらおしまいだからストーリー的にも的外れな指摘だしね。お願いで続行されることになってからはランク無しになってるし -- 名無しさん (2025-10-25 09:37:25)
- しかし飛び級した2人が最終的にAになるという点では確かにかなり雑な企画 目的ベースだったのかもしれないけど、それまで熱心に参加してたモブさんたちは一体…… -- 名無しさん (2025-10-25 10:13:01)
- 世界観的にも6匹ポケモン操るトレーナーはかなりの実力者という位置づけなら、カードでボーナス稼ぐのも本来は難しいことなのかもしれない。タイプ指定とか偶然自分のポケモンの技にないとハズレだったり -- 名無しさん (2025-10-25 10:55:25)
- 不自然にXYのキャラが出てないのAZの話をするとしたら邪魔だからだろうな(つっこみいれたらカロスポケモンリーグ何してるとかになるし、XYのかつてのこともあり)追加ストーリーでフォローされたらいいが(あとプラス5年なのでキャラの見た目どうするんだもありそう) -- 名無しさん (2025-10-25 11:06:24)
- 今作問題児かなり多いけど、その中でもぶっちぎって一番のヤバい奴が相棒枠なの凄いよな…… -- 名無しさん (2025-10-25 11:22:46)
- 未成年に詐欺まがいの高利貸ししてるカラスバが真っ当な訳なでしょ -- 名無しさん (2025-10-25 16:08:52)
- ロワイヤル継続願うあたり主人公やっぱり戦闘狂か…トレーナーでもなかったのにいきなりロワイヤルやったせいで目覚めちゃったのかね。アプデでネモさん招待したい -- 名無しさん (2025-10-25 20:44:44)
- 主人公→煽り厨、ライバル→軽率かつ無責任、デウロ→ノンデリ、ピュール→拗らせオタク、ジャスティス→脳筋、サビ組→スジモン、MSBC→自己中、AZ・F→過去にやらかし…主要人物大体悪目立ちな部分が多いけど -- 名無しさん (2025-10-26 00:38:59)
- ↑続き、悪い部分も含めて共生しようと言うのがテーマっぽいから意図的に設計されてると思う。 -- 名無しさん (2025-10-26 00:41:00)
- どくどく入れてからポケモン引っ込めて後は相手が死ぬまで主人公がロリ回避してる動画見て死ぬほど笑った。エルデンリングかな? -- 名無しさん (2025-10-26 01:25:04)
- 再開発計画を主導するのは2年前進出してきたばかりの新参者→「再開発計画を担えそうなはずのミアレ土着の企業は尽く拒否したが?」→そもそもサビ組みたいな法にすらかかりそうな組織が跋扈するような不安定な治安と経済では自社の明日すら危うい。……ただでさえ再開発事業を要するほど街の経営が危機に瀕していたのに、野生ポケモンの大量発生だの異常強化個体の出現だの生態系異常が加わるとかマジでミアレシティのトドメになっててもおかしくなかったレベルだろ……貧乏クジってレベルじゃねえぞ -- 名無しさん (2025-10-26 08:04:01)
- 異性装が話題だけど、当然男が男物、女が女物着ても良い。特に女装は意外と肩幅やなんかで難しいし。 -- 名無しさん (2025-10-26 15:26:40)
- またしても尻拭いをさせられるポケモン主人公さん -- 名無しさん (2025-10-26 15:48:04)
最終更新:2025年10月26日 16:31