【7月30日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は29日、60歳以上の国民の軍入隊を可能にする法案に署名し、同法は成立した。ロシアの侵攻が4年目に突入する中、ウクライナ軍は兵員の確保に苦戦している。 議会のウェブサイトに掲載された説明文によると、この法律により、60歳以上の国民は健康診断に合格すれば、非戦闘任務の1年契約を結ぶことができる。 説明文には、「60歳以上の国民の多くが、自発的に国家防衛に参加したいという強い希望を表明している」「ウクライナの主権と領土保全を守りたいと願う、より多くの人々を巻き込むことが必要だ」と記されている。 ウクライナはより多くの兵員を確保するため、18~24歳を対象とした1年契約や金銭的インセンティブなど、複数の施策を導入している。 2024年4月には動員対象年齢の下限を27歳から25歳に引き下げたが、米政府による18歳への引き下げ要求に