以前も取り上げたことがあったかと思うが、メディアゾーナというところが、判明した限りの情報を基に、「特別軍事作戦」によるロシア側の戦没者数を集計しており、出身地別の内訳が出ており、有益である。そこで、10月8日時点の戦没者数を参照し、地域別の人口100万人当たりの戦没者数を算出し、多い地域20、少ない地域20を示した表を、上表のように作成してみた。 ロシア極東・シベリアを知るための70章posted with ヨメレバ服部倫卓/吉田睦 明石書店 2024年05月 楽天ブックスAmazon これは、『ロシア極東・シベリアを知るための70章』で論じたことだが、人口当たりの戦没者が多い地域は、極東・シベリアの辺境地域が多い。上表で、グレーで示した地域が極東・シベリアであり、上位はかなりそれによって占められている。 ただし、極東・シベリアの中でも、ハバロフスク地方のように、戦没者が少ないところもある