【9月12日 AFP】今週ネパールで発生した反汚職の抗議デモなどで少なくとも51人が死亡したと、12日に警察が発表した。死者の中には警官3人も含まれている。 抗議の混乱の中で政府が崩壊する中、大統領や抗議者の代表、暫定政権の候補者、そして軍との間で協議が続いている。 死者のうち少なくとも21人は抗議参加者で、8日に行われたSNS禁止、汚職、劣悪な統治に対する抗議活動で警察と衝突した際に亡くなった。 9日には一部デモ隊が議会施設に侵入して火を放ち、K・P・シャルマ・オリ首相が辞任を表明。その後軍が外出禁止令を発令し、街の治安を掌握した。 ネパール軍は12日、抗議の混乱の中で略奪された100丁以上の銃器を回収したと発表。デモ隊の中には、自動小銃を振りかざした人物もいたという。 また、全国各地の刑務所から脱獄した囚人は約1万3500人に上り、そのうち1万2533人が現在も逃走している。この日発表