壮大なる架空史の世界 史実をもとにした歴史小説は、それはそれは面白いものである。単純に物語としての... 壮大なる架空史の世界 史実をもとにした歴史小説は、それはそれは面白いものである。単純に物語としての面白さを味わうのはもちろんのこと、作者がどのようにして従来の歴史観や人物観を打ち砕いているのかを見ていくことは歴史小説の醍醐味であると言えよう。 しかし一人の小説家の手によって作られた架空の世界の歴史もまた、なかなかに楽しいものである。架空の世界を作り上げるために、作者はどんな神話や伝説、史実をアレンジして取り込んでいるのか?あるいはどのような方法で歴史小説らしさを作り出しているのか?それを確かめていき、元ネタを探求していくことは、純粋にストーリーを楽しむことと同様に架空世界の歴史物語を読んでいく上での大きな楽しみなのである。 架空世界の歴史物語が史実をもとにした歴史小説より劣ったものであると、一体誰が断言出来ようか?そんな架空史の物語の中から三編を選りすぐって紹介することにした。 時は宇宙暦
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