3年後の2028年度の打ち上げを予定していた気象衛星「ひまわり」の後継機について、気象庁は、部品の開発が遅れているため、2030年度に延期することを明らかにしました。現在の衛星を利用するため、観測や予報への影響はないとしています。 気象庁は、現在運用している静止気象衛星「ひまわり」の8号と9号が設計上の耐用年数を迎えるため、後継機となる10号を2028年度に打ち上げて翌年度から運用を開始する予定でした。 気象庁によりますと、衛星の製作を行っている企業から搭載予定のセンサーの開発が遅れるという説明があり、打ち上げと運用開始の時期を2030年度に延期にすることを決めたということです。 後継機の運用が始まるまでは、現行の8号と9号を活用することにしていて、耐用年数を超えますが性能には問題なく、観測と予報に影響はないとしています。 後継機には大気中の水蒸気などを立体的に観測できる最新のセンサーが搭