アメリカ陸軍
あめりかりくぐん
Be All You Can Be(最高の自分を目指せ)
アメリカ陸軍(アメリカりくぐん、英語:United States Army、略称:U.S. Army)は、アメリカ合衆国が保有する陸軍。アメリカ軍を構成する6軍のうちのひとつであり、憲法では同国の陸軍と規定されている。1784年6月に、連邦議会は解散した大陸軍に代わってアメリカ陸軍を創設し、同軍は自らを大陸軍の継続部隊と考えている。
1775年6月にイギリス軍に対抗するために創設された「大陸軍」を起源としている。同軍は独立戦争の全期間を通じてジョージ・ワシントンがその総司令官を務めた。独立戦争に勝利したあとはウエストポイントといくつかの辺境の前哨基地に小さな地域軍隊が残されたのみで、ほとんどの大陸軍部隊は解散されたが、1784年6月に大陸会議の決議によって現在の陸軍が発足した。現在は約53万人・予備役約35万人の兵員を擁する世界最大規模の陸軍である。
アメリカ陸軍航空隊(U.S.Army Air Corps)
かつて陸軍に存在した部隊で、アメリカ空軍の前身である。当初、連邦政府は航空部隊の独立した戦力化に否定的だったため、航空部隊は陸上部隊の指揮下に設置された。1939年9月の第二次世界大戦の勃発に伴って組織を拡充し、1941年6月に陸軍航空軍(U.S.Army Air Force)が編成された。戦時中も規模拡大が続き、最終的に1947年9月に陸軍より独立して空軍(U.S. Air Force)が発足した。
アメリカ陸軍の特殊部隊。詳細は項目を参照。
アメリカ陸軍の機甲部隊(設立当初は騎兵部隊)。詳細は項目を参照。
アメリカ陸軍の特殊部隊。詳細は項目を参照。
アメリカ陸軍の山岳戦部隊。詳細は項目を参照。
レンジャー資格を有する隊員たちで編成される精鋭歩兵部隊。詳細は項目を参照。
アメリカ陸軍の空挺部隊。詳細は項目を参照。
アメリカ陸軍のヘリボーン(空中強襲)部隊。詳細は項目を参照。
特殊部隊の輸送や回収を専門とするヘリコプター部隊。詳細は項目を参照。
第二次世界大戦時に存在した、日系アメリカ人たちで編成された部隊。詳細は項目を参照。
CST
女性兵士のみが所属する特殊部隊で、Cultural Support Teamの略である。文化支援プログラムに基づいて部隊編成が実施されており、イスラム教圏での女性と子供への情報収集・検査と医療処置などにおいて宗教上や道徳上好ましくない問題への発展を防ぎ、安全かつ完全な任務遂行を目的として設立された。志願者から選抜・編成されており、陸軍の第75レンジャー連隊といった特殊部隊だけでなく、海軍・海兵隊といった4軍をまたいでほかの特殊部隊に同行して任務を実行する。既存の任務を男性兵士同様に実行できるように選抜基準は非常に厳格で、体力基準を一定以上上回っている・専門技能を有する・秘密保持資格を有するなどの高いハードルが設けられている。
ISA
アメリカ陸軍の諜報機関で、Intelligence Support Activityの略である。1980年4月にテヘラン(イランの首都)のアメリカ大使館にて、人質となった大使館員とその家族を救出する作戦(イーグルクロー作戦)が失敗に終わった。この作戦は各軍の縄張り争いなどのさまざまな要因があったが、CIAからの情報提供不足・作戦実行直前になっての過剰な情報提供などによって作戦に混乱を与えたことから、軍部のCIAに対する不信によって設立された。
隊員は性別不問で選別された志願者のみで構成されているが、デルタフォース・海軍のDEVGRUなどと同様に「存在が否定される部隊」であり、通常の軍の記録からその氏名は抹消されて最高機密名簿に移行される。「存在が否定される部隊」の行う極秘軍事作戦の前に情報収集を行う役割を持っており、4軍の垣根を越えて情報を提供する諜報組織となっている。諜報専門の特殊部隊という特殊な立場故に上層部からの圧力・諜報機関同士の縄張り争いで存在が抹消されそうになったが、多くの作戦を成功に導いたことでその存在を認められた。冷戦時代に設立された特殊部隊としては珍しく、性別不問で選抜が実施されている。
アメリカ陸軍に属するすべての兵士が守るべき規範であり、兵士が戦闘に備え、戦士の精神やリーダーシップを体現するための信条が謳(うた)われている。
通常、入隊して間もない基礎訓練間に教わり、公式の儀式などの場において厳格に朗唱されている。
I am an American Soldier.
(私はアメリカの兵士である)
I am a warrior and a member of a team.
(私は戦士であり、部隊の一員である)
I serve the people of the United States, and live the Army Values.
(私は合衆国の国民に奉仕し、軍人としての生き方を実践する)
I will always place the mission first.
(私は常に任務を第一に考える)
I will never accept defeat.
(私は決して敗北を受け入れない)
I will never quit.
(私は決して諦めない)
I will never leave a fallen comrade.
(私は決して倒れた仲間を見捨てない)
I am disciplined, physically and mentally tough, trained and proficient in my warrior tasks and drills.
(私は規律を持ち、肉体的にも精神的にも強靭であり、戦士の任務と訓練に熟達している)
I always maintain my arms, my equipment and myself.
(私は常に自分の武器、装備、そして自分自身を最高の状態に維持する)
I am an expert and I am a professional.
(私は熟達したプロフェッショナルである)
I stand ready to deploy, engage, and destroy, the enemies of the United States of America in close combat.
(私には、アメリカ合衆国の敵を迎え撃ち、これを撃滅する備えがある)
I am a guardian of freedom and the American way of life.
(私はアメリカの生き方と自由の守護者である)
I am an American Soldier.
(私はアメリカの兵士である)
(詳細は各記事へ)
| 個人携行武器 | 戦車 | 戦車駆逐車 |
|---|---|---|
| 火砲・自走砲 | 自走式対空砲 | 装甲車 |
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| |
| 戦闘機 | 爆撃機 | 輸送機 |
| ヘリコプター | ||
(詳細は各記事へ)
| 個人携行武器 | 戦車 | 戦闘車 |
|---|---|---|
| ||
| 偵察戦闘車 | 歩兵戦闘車 | 兵員輸送車 |
| ||
| 自走砲 | 自走ロケット砲 | 多目的装輪車 |
| ヘリコプター | 火砲など | |
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将官
大元帥
- ジョン・パーシング
- ジョージ・ワシントン:初代大統領。
元帥
- ヘンリー・アーノルド:空軍創設時に空軍元帥にも叙任。
- ドワイト・アイゼンハワー:第34代大統領。
- オマール・ブラッドレー
- ジョージ・マーシャル
- ダグラス・マッカーサー
大将
- ユリシーズ・グラント:第18代大統領。
- フィリップ・シェリダン
- ウィリアム・シャーマン
- ノーマン・シュワルツコフ
- コリン・パウエル
- ジョージ・パットン
- マシュー・リッジウェイ