仮面ライダー龍騎
かめんらいだーりゅうき
「変身!! そしてアドベントせよ!!」
鏡の世界・ミラーワールドを舞台に多数の仮面ライダーが登場し、自らの願いを叶えるために殺し合いを繰広げるという内容でこれまでの仮面ライダー像に一石を投じた衝撃の1作。
ヒーローvs怪人といった構図は存在するが、ストーリーは基本的にライダー同士の戦いに重きを置いており、今まで定番だった『悪の組織』というものは存在しない。分かりやすく言えば、仮面ライダー版バトルロワイアル。
制作陣によると、2001年に発生した9.11に触発され、「混沌且つ複雑な価値観の中から落とし所を付ける」という方針の元に作風が決まったとのこと。
メインプロデューサーを白倉伸一郎が担当しており、メインライターは小林靖子、サブライターを井上敏樹と東映の前作『仮面ライダーアギト』から引継いだ布陣となっている。
本来は前作『アギト』を最後に仮面ライダーシリーズを終わらせるつもりであったため、本作品は企画の初期段階では仮面ライダーではない別の特撮の予定であった。
しかしアギトの平均視聴率が11.7%と、昭和ライダーの枠組みに入れても高い数値を獲得するなど非常に人気があったこともあったためか、結果的に本作も仮面ライダーとして企画が作り直された経緯を持っている。
上記の理由から本作品は当時としては外伝的な要素が強く、異色な作風といえる内容となった。
従来の「仮面ライダー」は基本的に正義の味方だったが、本作に登場するライダーのほとんどは自分の欲望を満たすためだけにその力を用いる。中には悪徳刑事・連続殺人犯といったヒーローとは程遠い、寧ろ「悪役・怪人」に近い様な人間も存在する。
なお白倉が対談で語った話によると実際に本作のライダーは怪人に近い存在として考えていたらしく、昭和ライダーの怪人がモチーフとされているライダーも数多い。
一方でメインキャラが変身するライダーは随所に1号の要素が引継がれており、そちらが従来の仮面ライダーに近いとも示唆している部分がある。
西暦2002年。人間が鏡の中に引き摺り込まれて行方不明となるという事件が人知れず起こっていた。
ネットニュース配信会社OREジャーナルの新人記者・城戸真司は行方不明者の部屋を取材中奇妙なカードデッキを発見する。それと同時に鏡の中の世界「ミラーワールド」を認知出来る様になった真司は人間を襲う怪物「ミラーモンスター」の存在を知る。
その後、突然ミラーワールドに吸い込まれた真司は仮面ライダーナイトと出会い、ミラーモンスター・ミラーワールド、そして最後まで生き残った仮面ライダーはどんな願いでも叶えられるというライダーバトルの存在を知る。
ミラーモンスターから人々を守るため、そしてライダー同士の戦いを止めるために真司はドラグレッダーと契約、仮面ライダー龍騎として過酷な戦いに身を投じることとなる。
「仮面ライダー=正義の味方」という法則を破り、私利私欲のために戦う本格的な悪の仮面ライダーが初めて登場した。従来の作品にもショッカーライダーやシャドームーンの様な「ライダーに近い容姿を持つ悪役、ライバル」、V3のライダーマンとの確執やアギト本編のように「価値観の違いによるライダー同士の闘い」は存在はしたが、前者は「ライダーに限りなく近いが似て非なる存在」、後者は「一時的な展開」と既に現在の形になる原型はあったもののある程度抑えられている傾向にあり、全編に渡ってこうしたテーマを扱ったのは初めてであった。
また、『仮面ライダー剣』・『仮面ライダーディケイド』・『仮面ライダーガッチャード』の様な「カードを使って戦う仮面ライダー」の先駆けでもある。これは当時、『遊戯王』等のトレーディングカードゲームが流行っていた世相を反映した結果である(その証拠にAPポイントなどやカードの絵柄がまさしくTCGのそれである)。
その他、従来のライダーとは明確にパラレルワールドであることを示した点や組織ではない敵キャラ、前作『仮面ライダーアギト』以上に随所に組込まれたコミカルな描写、そして何より勧善懲悪を廃し、「悪の仮面ライダー」「ライダーバトル」といった要素をストーリーに絡めたこと等も後続の作品に影響を与えている。
以下の記述については、真偽不明・出どころ不明の噂も入っているため、他人に話したりSNSに書き込む時はその旨留意して下さい。
劇中における「仮面ライダー」という呼称の扱い
『クウガ』・『アギト』では「仮面ライダー」という呼称自体が作中で使用されなかったが、本作で復活することとなった。
仮面ライダーへの変身に関しても、特定アイテム(本作ではカードデッキ)を使えば誰でも仮面ライダーとなれる、いわゆる強化服の様な扱いとなっている。
こうした扱いが受けたことによってか、後のライダーにおいてもアイテムによる変身方式・強化服扱いのライダースーツが主流となり、元祖として呼ばれることも多い(厳密には仮面ライダーG3が元祖といえるが、G3は変身機構がない装備品という中間的な扱いなため、別枠として扱われやすい)。
仮面ライダー人数
仮面ライダー数は企画段階では50人を予定しており、毎話、所謂「怪人」の代わりに異なるライダーが登場して主人公・龍騎らに戦いを挑むという予定であったらしい。しかし、流石にライダーの価値が薄くなり過ぎると判断され、人数が絞り込まれ、最終的に13人となった。ただし、13人のライダー全てが登場する作品はTVSPのみである。
デザイン
それまでは昆虫がモチーフの大多数を占めていたり、そうでなくとも一目で仮面ライダーと分かる様なデザインがされていたが、本作では西洋の騎士甲冑をベースに幻獣や哺乳類、鳥類等…どちらかといえば、戦隊ヒーローや怪人に採用される様な様々な生物の要素(一部キャラは石ノ森作品のオマージュ)が積極的に導入された。
この自由なモチーフ選出は後のライダーにも引継がれて行き、デザイン幅を広げることに貢献している。
初期設定
小林靖子が提出した初期案では異世界、龍やコウモリのモンスターが登場するという要素は現在と同じものであるが、諸設定が大幅に異なっていた。
- 異世界がミラーワールドではなく、「隙間世界」。
- ここに人間の感情が溜まるとモンスターとして形成され、現実世界に適応するための体として人間を乗っ取る。
- 龍騎は警備会社で働く「北沢昇」青年が、ナイトは「仲田真澄」青年が(その正体はTSしてしまった妹「深雪」。手塚ではない)モンスターの力を御して生まれたライダーという設定。
- 神崎優衣はこの時点で存在し、大まかな設定こそ同じであるが、本作ではモンスター事件を追う刑事という扱いであった(出典:『仮面ライダー オフィシャルデータファイル』((デアゴスティーニ)より)。
これらのうち、『隙間世界』が『侍戦隊シンケンジャー』の外道衆が蠢く三途の川、人間に憑依するモンスターは『仮面ライダー電王』のイマジンを連想させる等、後の小林靖子脚本作品に似た要素が多々見受けられる。
また、インタビューでは仮面ライダーが実は幽霊だった!?というアイデアを出す、ライアは元々は僧侶予定であった、浅倉は死刑囚であったなど様々な展開を考えていたとも語っている(出典)。ここまで豊富なアイデアが出るのも当時としては画期的であった多人数制故であろう。
クウガ・アギトとBLACKの様な比較的王道なデザインのライダーが続いたことや、また当時の他の特撮で平成ウルトラマン(ティガ・ダイナ・ガイア)のシンプルなデザインが続いた例があったことで今作も似た様な路線であろうと考える層が多かったためか、アマゾンの様なデザインの独自性にかなり賛否があった。
また、さらに「悪・人類の敵に立ち向かうこと」が話の本筋ではない点やその他に上記で挙げた特徴から、放映当初は保護者や従来のライダーファン(特に昭和ライダーのファン層)から批判的な声が殺到し、「これまでの仮面ライダーの伝統をぶち壊した問題作」と糾弾されたり、「子供向け番組として不適切」との抗議が寄せられたこともあり、本作はある意味ライダー史上最も物議を醸した作品の一つとも言える。
しかし、敢えて従来の路線から外したからこそ描き得た「何が正しいのか?本当の正義とは何なのか?」「正義とは所詮、立場や時代によって容易に変わり得る相対的な概念でしかない」「正義と正義が衝突することもままある」など、掘り下げる方向性は異なれど根本的には従来と同様に正義の本質と人類への問題提起を行うストーリー、そしてヒューマンドラマは当時から高評価も得ており、結果的にその方針は次回作でも受け継がれ、以降も平成ライダーをシリーズとして継続させる契機となった。
最終回は前作と異なり、色々と考察の余地がある難解な結末となっており、当時は賛否両論であったが、現在では本作独自の個性として肯定的に見られていると思われる。
詳細は「仮面ライダー龍騎の登場人物一覧」を参照。
仮面ライダー
☆は本編未登場。
しかし、本編ではライダーが10人しか登場していないのにもかかわらず、「仮面ライダーオーディンが13人目のライダーである」と明言されており、仮面ライダーファム・仮面ライダーリュウガ・仮面ライダーベルデの3人も設定上では「本編でもいた」扱いとされている。なぜ龍騎達の前に現れなかったかに関しては、公式曰く「主人公らとは別の場所で戦い、散ったライダー」とされたからとのこと。
なお、後発である仮面ライダーアビスは13RIDERSには含まれない。
アドベントカード
本作の仮面ライダーは、デッキに入ったアドベントカードというカードを「バイザー」と呼ばれるスキャン装置で読み取り(ベントイン)、技・攻撃を行う。
バイザーに付属する武器以外は、これを使って繰出す。
詳細は該当記事を参照。
本作の仮面ライダーが戦うミラーワールドにはミラーモンスターと呼ばれる、これまでのシリーズにおける「怪人」に相当する存在がおり、鏡面を通り現実世界を往来する。
怪獣と呼ぶ方が適切な外見の個体も多数確認出来、本作以降は最終回か映画のボスクラスでしか登場しなかった巨大エネミーが登場することが多くなった。
詳細は該当記事を参照。
| 話数 | サブタイトル | 登場モンスター |
|---|---|---|
| 1 | 誕生秘話 | ディスパイダー |
| 2 | 巨大クモ逆襲 | ディスパイダー・リボーン |
| 3 | 学校の怪談 | メガゼール、ギガゼール |
| 4 | 学校の怪談2 | メガゼール、ギガゼール |
| 5 | 骨董屋の怪人 | ボルキャンサー |
| 6 | 謎のライダー | ボルキャンサー、ゼブラスカル・アイアン |
| 7 | 新種誕生? | ゼブラスカル・アイアン、ゼブラスカル・ブロンズ |
| 8 | 4人目ゾルダ | ゼブラスカル・アイアン |
| 9 | 真司が逮捕!? | ワイルドボーダー |
| 10 | ナイトの危機 | ワイルドボーダー |
| 11 | 謎の無人電車 | ゼノバイター、テラバイター |
| 12 | 秋山蓮の恋人 | テラバイター |
| 13 | その男ゾルダ | デッドリマー |
| 14 | 復活の日 | デッドリマー |
| 15 | 鉄仮面伝説 | バクラーケン、ウィスクラーケン |
| 16 | 運命のカード | ウィスクラーケン |
| 17 | 嘆きのナイト | ゲルニュート |
| 18 | 脱獄ライダー | ゲルニュート |
| 19 | ライダー集結 | - |
| 20 | 裏切りの蓮 | - |
| 21 | 優衣の過去 | - |
| 22 | ライアの復讐 | ガルドサンダー |
| 23 | 変わる運命 | - |
| 24 | 王蛇の秘密 | ネガゼール、オメガゼール、ギガゼール |
| 25 | 合体する王蛇 | オメガゼール |
| 26 | ゾルダの攻撃 | アビスハンマー |
| 27 | 13号ライダー | アビスラッシャー |
| 28 | タイムベント | ディスパイダー・リボーン、ボルキャンサー |
| 29 | 見合い合戦 | ソノラブーマ、シールドボーダー |
| 30 | ゾルダの恋人 | シールドボーダー |
| 31 | 少女と王蛇 | バズスティンガー・ワスプ、バズスティンガー・ホーネット、バズスティンガー・ビー |
| 32 | 秘密の取材 | バズスティンガー・ワスプ、バズスティンガー・ホーネット、バズスティンガー・ビー、ガルドサンダー |
| 33 | 鏡のマジック | ブロバジェル |
| SP | 13RIDERS | ミスパイダー、レスパイダー、ソロスパイダー、ディスパイダーⅡ |
| 34 | 友情のバトル | - |
| 35 | タイガ登場 | ガルドミラージュ、ガルドストーム |
| 36 | 戦いは終わる | - |
| 37 | 眠りが覚めて | バズスティンガー・フロスト、バズスティンガー・ブルーム |
| 38 | 狙われた優衣 | ソノラブーマ、ゼノバイター、ウィスクラーケン |
| 39 | 危険のサイン | オメガゼール、マガゼール、ガルドストーム、ガゼル軍団 |
| 40 | 兄と妹の記憶 | ガルドストーム、ガゼル軍団 |
| 41 | インペラー | シアゴースト、ガゼル軍団 |
| 42 | 401号室 | ガゼル軍団 |
| 43 | 英雄は戦う | サイコローグ、ゼノバイター、ウィスクラーケン、アビスハンマー、アビスラッシャー、バズスティンガー・フロスト、バズスティンガー・ブルーム、ブロバジェル、ガルドミラージュ、ガルドストーム、シアゴースト、ミスパイダー、レスパイダー、ソロスパイダー |
| 44 | ガラスの幸福 | サイコローグ、ゼノバイター、ウィスクラーケン、アビスハンマー、アビスラッシャー、バズスティンガー・フロスト、バズスティンガー・ブルーム、ブロバジェル、ガルドミラージュ、ガルドストーム、シアゴースト、ミスパイダー、レスパイダー、ソロスパイダー、ガゼル軍団 |
| 45 | 20歳の誕生日 | シアゴースト |
| 46 | タイガは英雄 | シアゴースト |
| 47 | 戦いの決断 | デストワイルダー、シアゴースト、レイドラグーン |
| 48 | 最後の3日間 | ガルドストーム、レイドラグーン |
| 49 | 叶えたい願い | レイドラグーン |
| 50 | 新しい命 | - |
本作から楽曲の担当会社が日本コロムビアからavex(エイベックス)に変更されており、劇場版後に劇伴を劇場版用の録音曲とテレビシリーズで多用されている曲を収録したサウンドトラックを発売、放送終了近くに楽曲、劇場版使用順に劇場版録音分をまとめテレビシリーズ用の録音曲をボックスとしてまとめて発売する形式に切り替えている。
劇伴は渡部チェルと丸山和範の合同となっている。
作中劇伴は当初からテレビシリーズ用の追加録音の予定がなかったため、劇場版用の録音曲も流用するようになった。
オープニングテーマ
作詞:海老根祐子 / 作曲:和田耕平 / 編曲:和田耕平・本田嘉津也 / 歌:松本梨香
過去シリーズから脱却する意図で、仮面ライダーシリーズで初めて「仮面ライダー」という歌詞が一切含まれていない女性ボーカル主題歌である。
挿入歌
- 1stエンディングテーマ『果てなき希望(はてなきいのち)』(1 - 17・20 - 22・24 - 33)
作詞:青山紳一郎 / 作曲:辻陽 / 編曲:坂下正俊 / 歌:きただにひろし
劇場版の予告映像でも使用された。
- 2ndエンディングテーマ『果てしない炎の中へ』(18)
作詞:寺田恵子・安藤芳彦 / 作曲:野村義男 / 編曲:RIDER CHIPS / 歌:RIDER CHIPS Featuring 寺田恵子
通称「ゲルニュートのテーマ」。
「tv-size」と称した短縮版が作られていたが、使用されたのは18話のたった1回のみであった。
- 3rdエンディングテーマ『Revolution』(34 - 37・39 - 41・43 - 48・TVSP)
作詞:海老根祐子 / 作曲・編曲:酒井ミキオ / 歌:きただにひろし
- 『Lonely Soldier』(38)
作詞:海老根祐子 / 作曲:辻陽 / 編曲:近藤昭雄 / 歌:秋山蓮(松田悟志)
秋山蓮のキャラクターソング。
- 『INORI』(50)
作詞:海老根祐子 / 作曲・編曲:辻陽 / 歌:神崎優衣(杉山彩乃)
神崎優衣のキャラクターソング。
最終回のスタッフロールで使用された。
イメージソング
- 『消えない虹』
北岡秀一のキャラクターソング。
劇中では挿入歌として使用されなかったが、放送終了後のヒーローショーにてゾルダがゲスト出演した際に使用された。
- 『Dear Friend』
作詞:すやまちえこ / 作曲:辻陽 / 歌:北岡秀一(涼平)& 由良吾郎(弓削智久)
- 『spinnin' around』
作詞:藤林聖子 / 作曲:亀山耕一郎 / 歌:浅倉威(萩野崇)
浅倉威のキャラクターソング。
劇中では挿入歌として使用されなかったが、放送終了後のヒーローショーにて王蛇がゲスト出演した際に使用された。
- 『Final edition ドラグランザー・ダークレイダー』
作詞:藤林聖子 / 作曲:亀山耕一郎 / 歌:高尾直樹
ドラグランザーとダークレイダーのイメージソング。
- 『reborn』
作詞:すやまちえこ / 作曲:和田耕平 / 歌:松本梨香 & きただにひろし
- 『最後の願い』
作詞:すやまちえこ / 作曲:鈴木"Daichi"秀行 / 歌:伊藤たかゆき
劇場版
2002年8月17日公開。本作単独作品。公開当初はTV本編最終回先行公開という内容の触れ込みで話題を呼んだ。
2009年8月8日に公開。『仮面ライダーディケイド』の単独劇場版作品。本作より仮面ライダー王蛇(声のみ)が登場。
2017年3月25日公開。仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズのクロスオーバー作品。本作から北岡秀一/仮面ライダーゾルダが登場。
2018年12月22日公開。『仮面ライダージオウ』と『仮面ライダービルド』のクロスオーバー作品。本作より仮面ライダー龍騎(声のみ)が登場。
2022年12月23日公開。『仮面ライダーギーツ』と『仮面ライダーリバイス』のクロスオーバー作品。本作から城戸真司/仮面ライダー龍騎、秋山蓮/仮面ライダーナイト、浅倉威/仮面ライダー王蛇が登場。また、『EPISODE FINAL』より鏡像の城戸真司/仮面ライダーリュウガも登場(クレジットでは「城戸真司(ミラーワールド)」表記)
ハイパーバトルビデオ
- 『仮面ライダー龍騎 ハイパーバトルビデオ 龍騎vs仮面ライダーアギト』
2002年のてれびくんに付属したビデオ作品。TV本編とは異なりミラクルワールドを舞台に、龍騎以外のライダーがTV本編よりもヒーロー然としたキャラで登場。そして平成ライダーの映像作品では初となるクロスオーバーが行われ、『仮面ライダーアギト』との絡みも描写された。ただしTV本編に纏わるキャラや設定は登場しない。
- 『てれびくん超バトルDVD 仮面ライダーギーツ どやさ!?男だらけのデザイアグランプリ 王蛇はオレだー!!』
『仮面ライダーギーツ』版のハイパーバトルビデオ。『龍騎』から20年程経っている為、本作はDVD作品となっている。本作より仮面ライダー王蛇(声のみ)が登場。描写から考えるに時系列は恐らく『MOVIEバトルロワイヤル』よりも後だと思われる。因みにこの作品群でレジェンドキャストが名を連ねるのは歴代初である。
TVシリーズ
2002年9月19日放送。本作のテレビスペシャル。13ライダー全員が登場する唯一の作品である。事実上、結末がマルチEDとなっているのも特徴。
第19話で本作より仮面ライダー王蛇(声のみ)が登場。
EP21・22の『龍騎』編で城戸真司と大久保大介が登場。また、『EPISODE FINAL』より鏡像の城戸真司も登場。(クレジットでは「裏の城戸真司」表記)
配信作品
2017年2月よりTTFCで配信。『仮面ライダーエグゼイド』のスピンオフドラマ。本作から浅倉威/仮面ライダー王蛇が登場。
2019年3月よりauビデオパスにて配信。本作のテレビシリーズ最終回から16年後を舞台としたスピンオフドラマ。扱いとしては『仮面ライダージオウ』のスピンオフRIDER TIMEシリーズの一作だが、本作『仮面ライダー龍騎』のキャラ及び世界観を主軸に描いている。描写から考えるに『仮面ライダージオウ』でのエピソードよりも時系列が後と思われる。
2022年10月よりTTFCにて配信。『仮面ライダーゲンムズ』の正統続編となるスピンオフドラマ。本作から浅倉威/仮面ライダー王蛇と仮面ライダーオーディンが登場。
- 前作『仮面ライダーアギト』とは基本的なテーマで共通している部分がある。スタッフが似通っていることもあって、ある意味アギトの続編と言えなくもないかもしれない。
- 挑戦的なデザインと内容の本作であるが、4人のメインライダーは龍騎が複眼、ナイトがクラッシャー、ゾルダが触覚、王蛇が変身者の名前が「たけし」と、それぞれが伝統的な仮面ライダー(ないし仮面ライダー1号)の特徴を持っている。
- 小林脚本発のライダーを井上脚本発のライダーが倒す、あるいはその逆の様をファンから交換日記に喩えられることもある(例:ガイ(井上産)が王蛇(小林産)に敗れる等)。なお、小林は井上の脚本が参考となった部分も多いと近年のインタビューで語っている。
- 小林と白倉のコンビは後に『仮面ライダー電王』、『仮面ライダーアマゾンズ』でも組むこととなる。
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ミラー37
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