月

1. 地球（天然のものとしては）唯一の衛星。本稿で記述。
2. 約30日、1年の約1/12の長さの、暦に用いられる時間の単位。本稿で記述。
3. 漢字の一種。本稿で記述。
4. タロットカードの18番。→月(タロット)
5. 『真・恋姫†無双』のキャラ。「ゆえ」と読む。→月(恋姫†無双)（董卓）
6. 『デスノート』のキャラ。「ライト」と読む。→夜神月
7. 『カードキャプターさくら』に登場するキャラ。→月(CCさくら)
8. 『中国嫁日記』のヒロインにして、作者・井上純弌の妻（「月（ユエ）」はキャラとしての仮名で、本名は別）。→月さん
9. 『劇場版ラブライブ!サンシャイン!!』のキャラ。→渡辺月
10. バーチャルYouTuber→輝夜月（かぐや るな）

基礎データ

夜空を彩る地球唯一の衛星。

絵や物語の題材となることも多く、関連用語も多岐に渡る。

古くは太陽と対を成す存在と見られることも多く、太陰とも呼ばれた。

表面に海と呼ばれる黒い模様があり、肉眼でもハッキリ見えることから、昔から様々な人や動物の姿に見立てられて来た。双眼鏡や望遠鏡で見ると、無数のクレーターも存在することも分かる。月は地球に対して常時同じ面を向けているため（潮汐固定）、月裏側から地球は永遠に見えないが、月裏側には海はほとんどない。

地球に最も近い天体であり、地上から観測しやすく、そして探査機を飛ばすにも条件が非常に良いことから、調査が最も進んだ地球外天体である。また、アポロ計画におけるアポロ11号で人類が初めて、そして今の所唯一降り立った地球外天体でもある。

太陽系内において、惑星に対する大きさの比が最も大きいと言う特徴がある（ただし、準惑星や小惑星ではほとんど二重惑星に近いものもある。冥王星に対するカロン等）。自身の大きさも衛星中第5位で、太陽系で知られている全天体中でも第14位。大きさ故に重力の影響も強く、地球に潮の満ち引きをもたらしている。

他惑星の衛星も月の名で呼ばれることがある。特にフォボス・ダイモスが火星の"月"として有名であるが、実は直径10 - 20km程）月の1/200前後、質量は1/1,000万前後）の、非常に小型の天体である。

実は、月は非常に珍しい存在で、太陽系の地球型惑星（金属系元素で構成され、地表に固い岩盤を有する構造の惑星）では月のような"地球型惑星"型衛星はほとんどない（フォボス・ダイモスは、岩石状の小天体が衛星軌道に取り込まれたもの）。

その成り立ちに関しては未だ多くの謎があり、決着を見ていない。

月は地球から見ると、

新月→三日月→半月（上弦の月）→満月（十五夜）→十六夜→半月（下弦の月）→新月…

と満ち欠けしながら、ほぼ29.5日を1周期として公転する。世界各地で30日前後を「月（1ヶ月）」と呼ぶのもこれに由来する。月の周期を基準とした暦を太陰暦と呼ぶ。

満ち欠けは本当に形が変わる訳ではなく、太陽に照らされる月の半球と地球の相対的な位置関係が変化することによって起きる。

「月曜日」に関しては「七曜」を参照。

人類史においては、太陽信仰と対を成す信仰対象でもある。

夜を明るく照らす天体であることから、「夜世界の支配者」と言う位置付けが最も強い。

上記の通り、暦を刻む上で重視されたこと、また潮の干満に影響を及ぼす性質から、海や時間を司る神々が月の神として神格を得ていることが多い。

古代メソポタミア・バビロニア神話においては月神シンは司法の太陽神シャマシュの父とされ、一切の悪行・企み事を見透かす力を持ち、太陽よりも偉大な存在とされた。

日本神話でも月読尊は男性神とされている。

ギリシャ神話のセレネ&アルテミス・エジプト神話のバステト・ケルト神話のアリアンロッド・中国神話の嫦娥等、数多くの女神が月と関わりを持っている。

ニュージーランドの「マラマ」の場合は特殊で、異類婚姻譚とどこか似ている部分がある。夫との仲が上手く行かず、暴言を吐いた夫人を懲らしめるために月が空に引き揚げたが、月のジェントルマンシップに対し、あろうことか女が惚れて「地上にはもう下りたくない」と言い出した。感銘を受けた月は、女に特別な衣を授け、女は後に潮の満ち引きを管理する者となった（勿論、女の夫は地上に放置）。

月光にも様々な"力"があるとも信じられ、魔を祓う清浄なものと見る一方、人に狂気や獣性をもたらす魔性の光とも考えられ、数々の伝承を生み出している。

漢字の部首として度々現れるが、「月」をそのまま用いた「つきへん / 月偏」の他、「肉」の変形「にくづき / 肉月」も存在している。

「にくづき」は体の部位に関する字に含まれる。

加えて、「舟」の変形「ふなづき / 舟月」も存在しているが、「つきへん」に纏められている。

※Pixivのタグとしては、通常と異なる用法がされる場合もある。

• スーパームーン（特定の条件下で見られる大きな月）
• ブラッドムーン（皆既月食の月の状態を指す）
• ブルームーン
• スーパーブルーブラッドムーン
• 赤い月 / 紅い月
• 朧月・朧月夜(霞がかった月）
• 残月（朝まで見える月。有明の月。同名作品や人物のタグ多数）
• 水月（水に映る月。月の鏡。同名作品のタグ多数）
• 涼月
• 寒月
• 中秋の名月
• 無月（雲に隠れて見えない月。同名人物のタグ多数）
• 夕月（夕方の月。同名人物のタグ多数）
• 昼の月
• 幻月
• 月光 / 月明かり
• 月下（月光に照らされた場所）
• 月華（月光のこと。同名作品のタグ多数）
• 月虹 / ムーンボウ（月光によって出来る虹）
• 月食・皆既月食
• 月面
• 花鳥風月
• 雪月花
• 月の道（海に映った月影の例え）
• 月の都（月世界にあるとされる、想像上の都。東方関連タグが多い）
• 月見 / お月見
• 月夜
• 白道（天球上における月の軌道。同名人物のタグ多数）
• 月破壊（一部作品で、月が壊される展開）

「月属性」「月を題材とした作品」等を参照。

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月に乗る　月下佳人　月曜日　太陽と月　日月星　星月夜　月と星　星と月　太陽

宇宙　地球　衛星　太陽系　天体　惑星記号　日食　皆既日食　金環日食

アポロ計画　かぐや　月面着陸40周年

月属性　光属性　闇属性　七曜　陰陽　カレンダー　夜

• 月光に浮かぶ姿。月を描いたイラスト特集 - pixivision（2021年8月31日）
• 夜空を照らす光。月を描いたイラスト特集 - pixivision（2022年9月16日）