技術評論社から刊行されているRubyの入門書「かんたんRuby」を、著者のすがわらまさのりさんからご恵贈いただきました。 たかまる「プログラミング入門」への需要プログラミング教育の必修化をきっかけに、プログラミング教育への注目度が俄然高まっています。小学生だけではなく中高生向けの教材やコンテスト、社会人向けのプログラミングスクールなども増加し、プログラミング能力を獲得するメソッドへの需要も急増中です。 自明の罠ぼくも自社およびグループ会社の研修担当として、エンジニア職以外の新卒にプログラミングを教えてくれ、という依頼を受けて、ここしばらくはプログラミング未経験の新卒たちにJavaScriptの初歩などを教える業務もしています。 手頃なサイズの教材がないため、演習の資料はすべて書き下ろしたのですが…これがまた非常に難しいのです。極限まで噛み砕いて書いたつもりの教材でも、講義を始めると目が点に
■ Ruby の新しいバージョンのリリースでやったことまとめ Ruby 2.2.10, 2.3.7, 2.4.4, 2.5.1 がリリースされました。 http://blade.nagaokaut.ac.jp/cgi-bin/scat.rb/ruby/ruby-core/86370 ブランチメンテナではないけど、HackerOne や security at ruby-lang.org に報告がきた脆弱性リポートの一次トリアージをやったりしてるので今回やったことをまとめときます。 CVE 番号を発行した http://cve.mitre.org/ からこういう脆弱性見つかったんで CVE 番号発行しておくれというリクエストを何軒かやりました。 PGP キーと雑な英語がかければ誰でも取れるので、CVE に過大な権威みたいなもの、例としては「CVE が発行されている!重要な脆弱性だ!」みたいな
こんにちは。Rubyコミッターのusaです。 なんかRuby の 最新 リリースと一緒に、脆弱性 情報 が いっぱい 公開 されましたね。うわー、なんかよくわかんないけど、やばそうですね!正味のところ、こいつら結局どれくらい危なそうなのか、それらの脆弱性の記事を書いた人がたまたまピクシブにいましたので、率直に本音を語っていこうと思います。 CVE-2017-17742: WEBrick における HTTP レスポンス偽装の脆弱性について うまく利用するのは難しいとは思いますが、使いようによっては利用者(WEBrickで作って公開したサイトを訪問した人)をひどいめにあわせることができるかもしれない脆弱性です。 でも、WEBrickで作ったサイトをプロダクションで公開してる人なんているわけないよねははは。 CVE-2018-8777: WEBrick における巨大リクエストにともなう DoS
■ Ruby 25歳。記念イベントへ行ってきた 20周年のときにLTをしてからもう5年もたったとは信じがたいんだけど、そういうことなので顔を出してきた。なんでも「おれはRubyの発展に寄与した」と主張すると貢献者として招待枠にしてくれるそうなので*1、ありがたく入れてもらった。 冒頭から祝辞やら電報披露やらでなんだか硬い感じで始まったものだから、司会の前田さんが四苦八苦しているのがおかしくて、こんなtweetをしたら本人に拾われてしまった(笑)。 前田さんのビジネス敬語が板についてない感にニヤニヤしてる #Ruby25th — ただただし (@tdtds) 2018年2月24日 そのせいか(?)、その後はわりといつもの感じでになって安心したけどね。松田さんのRails賛歌あたりまではオーソドックスな構成だったけど*2、そのあとインフラ、IoT、データプロセッシングといった決してRubyが代
CodeYourRubyとは Ruby学習者が書いたコードを、Ruby上級者にレビューしてもらえるリポジトリ リポジトリにお題がコミットされているので、それを満たすコードを書いてプルリクを送るとレビューしてもらえる。 __「一通りRuby本読んだけど、これで仕事できるレベルなのかよくわからないなあ。不安だなあ。」__という人向け リポジトリはコチラ code-your-ruby | GitHub CodeYourRubyを作ったきっかけ プログラミング歴 = Java歴の僕がRubyを勉強してみた プロを目指す人のためのRuby入門 ← とても良いRuby本! 一通り読み終わったところで、ふと思った 「これで実際にRubyで仕事できるんだろうか、、、?」 「実際Rubyで仕事している人のコードや考え方も見てみたいなあ」 「でもそういうのって実際仕事してみるまで分からないよなあ、、、」 「O
Post author:sider Post category:Uncategorized Reading time:4 mins read Post published:2018-02-26 もし過去のOSに断絶があったら、Rubyが絶命していた可能性はかなり高い。25年のRuby開発の歴史を振り返りつつ、そんな意外な見方を示したのはRubyの生みの親として知られる、まつもとゆきひろ氏だ。 日本生まれのプログラミング言語「Ruby」(ルビー)が25歳の誕生日を迎えた。Rubyが生まれたのは1993年2月24日のこと。それからちょうど25年目となる2018年2月24日に、Ruby25周年記念イベント「Ruby25(ルビー・トゥエンティーファイブ)」が、Rubyアソシエーションおよび日本Rubyの会の後援で東京の品川インターシティーで開催された。 基調講演を行ったまつもと氏は、25年を振り返
まつもと氏「これまでたくさんのRubyのイベントがありましたが、私自身が開催しようと言ったことはありませんでした。ただ、Rubyの4分の1世紀はエポックメイキングなことだと思ったので、やってみたいねと言ってみたら、あれよあれよと立派なイベントになり、大変ありがたく思っています」 「ソフトウェアの誕生とはなんでしょう? ソフトウェアには物理的実体はない、概念上の存在です。じゃあ、Rubyはいつからあるのか? 私の中でRubyはいつ生まれたのかと考えると、おそらく、Rubyという概念が生まれたとき、それは名前が重要なので、Rubyという名前が生まれたときではないかと思います。 私は昔からプログラミング言語に関心があって、とうとうプログラミング言語を作ろうと考えたときに、会社の先輩とどんな名前にしようかと相談しました。名前というのは重要で、名前をつけた日こそがRubyの生まれた日ではないかと思い
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: How Fast is Ruby 2.5.0? — Appfolio Engineering 原文公開日: 2018/02/06 著者: Noah Gibbs サイト: Appfolio Engineering 昨年11月に、Ruby 2.5.0 preview 1のスピード測定結果の記事を公開しました。そのときの結果はRuby 2.4よりかろうじて速い程度で、ほんのちょっぴりがっかりしました。しかし、2.5.0の完成直前になってパフォーマンス上極めて重要なパッチが登場し、最終的な速度が大きく変わりました。 どれだけ速くなったのでしょうか?早速見てみましょう。 グラフでの概要 グラフが見られればいいんですよねきっと?私もです。以下はRails Ruby Bench(RRB)で測定した総時間のグラフです。ここでは、Discourse
こんにちは。@katsuhisa__ です。 本記事は、「Elastic stack (Elasticsearch) Advent Calendar 2017 」の12/18(月)分です。 前置き 第21回Elasticsearch 勉強会で、ログ解析基盤としてElastic Stack を導入したお話を発表したのですが、その際に、「次は全文検索エンジンとしてElasticsearch を使います!」という宣言をしました。 残念ながら実務で使うには至っていませんが、少し前にこちらの記事を参考に、Rails でElasticsearch を動かす一通りの流れを実装しました。 というわけで、Rails でElasticsearch を動かすためにやることをあらためて整理しました。実装したときのコードはここに置いていますので、必要であればどうぞ。 対象読者 RDBMS 以外を使用した検索機能の実
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Ruby 2.5 added delete_prefix and delete_suffix methods 原文公開日: 2017/11/28 著者: Amit Choudhary サイト: BigBinary Blog 本記事は、BigBinaryのRuby 2.5シリーズのひとつです。 先ごろRuby 2.5.0-preview1がリリースされました。 Ruby 2.4の場合 Projects::CategoriesControllerという文字列があり、Controllerという文字を削除したいとします。このような場合は#chompメソッドを使えます。 irb> "Projects::CategoriesController".chomp("Controller") => "Projects::Categories" しか
この記事はTeX & LaTeX Advent Calendar 2017の3日めのために書きましたが、宣伝目的です。 TeX & LaTeX Advent Calendar 2017の重点テーマは「TeXでつくるアレ」とのことですが、偶然にも2017年、よく似たタイトルの『RubyでつくるRuby』(遠藤侑介著)という本が出ました。 プログラミング言語を学ぶときの例題としてプログラミング言語をつくる以上に格好のネタはない、という趣旨の本です。 ラムダノートの直販で『RubyでつくるRuby』を買う Hontoで『RubyでつくるRuby』を買う ラムダノートのAmazonマーケットプレイスで『RubyでつくるRuby』を買う プログラミング言語をつくるというと、なにやら難しく聞こえるかもしれませんが、『RubyでつくるRuby』では、わずか150ページのなかにそのエッセンスを凝縮していま
2018年4月25日をもちまして、 『CodeIQ』のプログラミング腕試しサービス、年収確約スカウトサービスは、 ITエンジニアのための年収確約スカウトサービス『moffers by CodeIQ』https://moffers.jp/ へ一本化いたしました。 これまで多くのITエンジニアの方に『CodeIQ』をご利用いただきまして、 改めて心より深く御礼申し上げます。 また、エンジニアのためのWebマガジン「CodeIQ MAGAZINE」は、 リクナビNEXTジャーナル( https://next.rikunabi.com/journal/ )に一部の記事の移行を予定しております。 今後は『moffers by CodeIQ』にて、 ITエンジニアの皆様のより良い転職をサポートするために、より一層努めてまいりますので、 引き続きご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。 また、Cod
こんにちは、hachi8833です。 少し前に、babaさんから「Rubyの内部文字コードはUTF-8じゃないよ」とツッコミがありました。 (追記: 上は会話の途中から切り取りましたのでご了承ください) いきなりの展開にくらくらきましたが、babaさんはさらにたたみかけます。 こうしたことはとっくにご存じの方も多いと思いますが、「Rubyといえば2.0以来UTF-8完全対応なんじゃないの」と勝手に思い込んでた私は脳に掌底を食らったような思いです。ああ、でもこういうことがあるから面白い。 ⚓ プログラミング言語と内部文字コードの関係 まず最初に押さえておきたい点です。プログラミング言語で文字コードに関連する部分は、「文字列」「正規表現」「入出力」「コード中の文字リテラル(""の中など)」「コード中の文字リテラル以外の要素(変数名など)」「ファイル名」などが中心になります。そして文字列に関連し
Rails アプリケーションの開発をするとき、頻繁にメソッドの定義内容や Gem のコードを参照することがあります。 そこで、ソースコードタグ付けツールの GNU GLOBAL (gtags) を使って少しでも楽に、快適にしたい、という話です。 タグ付けツールでは ctags が有名で、こっちは Ruby や Rails での利用例も結構見つかるのですが、GLOBAL は定義へのジャンプだけでなく、参照へのジャンプもできる点が優れています。ビルトインパーサーが対応している言語が少ないのが難点なのですが (Ruby も未対応)、プラグインパーサーとして先の ctags と Pygments を利用することで、多くの言語に対応させることが可能です。 やりたいこと 以下を実現するのが目的です。 アプリケーションコードで「定義」「参照」「シンボル」のタグジャンプを使えるようにする アプリケーション
以下は古いPISA 2012についてのものです。PISA 2012データは今でもPISAのサイトから入手できますが,以下にはリンク切れのページもあります。PISA 2015データを読むのほうをご参照ください。 PISAデータを取得する OECD の PISA (Programme for International Student Assessment) のデータは PISA products からリンクをたどって得られる。例えば Database - PISA 2012 の Data sets in TXT format (compressed) の最初にある Student questionnaire data file はダウンロードすると235202268バイト(235Mバイト)の INT_STU12_DEC03.zip が得られる(たいへん遅いので注意)。これを展開すると1140
Twitter Streaming APIを使用して自分のツイートを取得し、頻出語を調べることを思い立ちました。 Twitterアカウントを通して見た自分の関心事がどんなものであるかを調べ、 どれくらい当たっているかを見る遊びでしたが、結果は当たらずといえども遠からずといった程度でした。 既存のサービスを呼び出すだけのプログラミングであり、 簡単に実装できると思いきや、コード量は思ったより多くなり苦労しました。 この記事では、使用したライブラリやAPIの備忘録を兼ねて、プログラム例とツイートの解析結果可視化例を紹介します。 実験の概要 下記の流れで実験しました。自分のTweet中のキーフレーズだけでは面白くないので、 ちょっと血迷ってGoogleなどが提供する補完サービス(いわゆるサジェスト)の結果を 「連想語」として利用することを考えました。 Twitter Streaming APIを
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