アメリカ史上初の女性、それもブラックとアジアのルーツを持つ移民の子どもが大統領になる──そんな野望... アメリカ史上初の女性、それもブラックとアジアのルーツを持つ移民の子どもが大統領になる──そんな野望が見事に打ち砕かれただけではない。移民を、先住民を、女性を、トランスジェンダーを蔑み、ヘイトを煽動してきた人物が、世の中のマジョリティ、それも前回以上の人々から信任を受けたのだという事実。2025年1月になれば、その人物が世界に多大な影響力を持つアメリカの最高権力の座に就き、私たちの運命や核兵器のスイッチを握るのだという未来像、議会の上下院も最高裁もその手のなかにある今、私たちの闘いはとても険しいものになるのだろうという見通し──こんな絶望的な社会を、自分はこれまでに生きたことがあっただろうか。 アメリカ国内のニュースは、トランプが公約にしてきた「大量強制送還」の話で持ちきりだ。特に中南米からの移民のあいだで恐怖が広がっている。トランプ第一次政権時に米国はパリ協定から離脱、同じく今回も気候変動
記事へのコメント0件
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています