今回は、セキュリティ関連ブログで紹介・解説された、最近目立つ攻撃に関する話題をいくつか紹介する。 まずロシアのカスペルスキーラボが、自社で運営するセキュリティ関連情報サイト「Securelist」で公開した内容について。一連のターゲット型攻撃について触れ、セキュリティ意識の向上を呼びかけた。 ソニーのゲーム機「PlayStation」向けのネットワークや米シティバンクのサイトが不正侵入を受けて顧客情報が流出し、米グーグルのWebメールサービス「Gmail」のアカウントが不正にアクセスされ、さらには米上院、そして国際通貨基金(IMF)がサイバー攻撃の標的にされた。 10年以上前にニュースを賑わせた「I love you」「Netsky」「Bagel」などのマルウエアは、現在とは全く動機が異なり、できるだけ多くのユーザーに感染し、悪名をとどろかせることが目的だった。 近頃の攻撃を見ると、犯人は