フォーブスが9月9日に発表した米長者番付「フォーブス400」に名を連ねる上位20人のスポーツチームのオーナーの資産は、2024年比で20%増加し、合計6070億ドル(約89兆円。1ドル=147円換算)に達した。最低資産額も101億ドル(約1兆4900億円)に上昇した。 中でもヘンリー・サミュエリの資産は過去3年間で大きく膨らみ、2022年の推定67億ドル(約1兆円)から現在の277億ドル(約4兆円)へと4倍以上に増加した。この資産の増加の一部は、彼が保有するNHLのアナハイム・ダックスに支えられている。サミュエリが2005年に7000万ドル(約103億円)で買収した同チームの評価額は、彼のオーナー在任中に約1800%上昇し、13億ドル(約1911億円)に達している。 しかし、サミュエリがアイスホッケー事業以外で得た利益はさらに大きい。半導体メーカー、ブロードコムの会長兼共同創業者である彼は