森川智之

日本の男性声優。

1967年1月26日生まれ。神奈川県川崎市出身。アクセルワン代表取締役。

1990年代～2000年代のBLCD隆盛期を積極的に牽引し続けたことから「BLの帝王」の異名を持つ。

愛称は『モリモリ』『帝王』『社長』等。表記揺れがあり、本来「ともゆき」とも読まれることもある。

幼少期は虚弱体質だったが、小学校時代から身体を鍛える事にハマり、中学時代は水泳部、高校時代はアメリカンフットボール部に所属し、それと並行して貯めたお小遣いをはたいてトレーニングジムにも通っていたという。

その後、体育教師を志望するが、アメフト部の合宿中に首の骨を折ってしまい、その後遺症で断念。

部活で「声が大きい」と言われていた事からアナウンサーに志望を変更したものの、最初に取り寄せた専門学校のパンフレットを見て「声優の方が面白い」と感じ、勝田久の勝田声優学院に入る。

同校の同期には三石琴乃、高木渉、横山智佐らがいる。

自身も在校中から約5年間、腹式呼吸と滑舌の講師を任され、関智一、小西克幸らを指導している。

デビューして以来アーツビジョンに所属していたが、2011年4月、福山潤と共に自身を代表としたアクセルワンを立ち上げ、後藤邑子・杉山紀彰・小清水亜美・三瓶由布子などと言ったぷろだくしょんバオバブやアーツビジョンに所属していた実力者を次々と獲得している。

その演技力は業界でもお墨付きであり、外画吹替としてもエースとして重宝されており、舌の肥えた洋画吹替ファンも演技力で黙らせ、思わず唸らせる実力派の一人。

声優総選挙（2017年）

52ポイントで第12位を獲得｡乃木坂46の生駒里奈が「日本中の女の子がお世話になっている」と宣言したことから、「日本中の女性をお世話しています(ドヤ顔)」と答えた。このフレーズが気に入ったのか、同年1月に始まった本人のTwitterの自己紹介にも使われ、ブログやイベントなどでも発言している。

演じる役柄は二枚目やさわやか系、忠臣系が多い。

が、コミカルでひょうきんな演技も得意であり、たまにホンフゥのような彼のイメージとは180度違う役も多い。

この事から「仕事を選べ」ともいわれるが、本人はイロモノ系や普段やらない役柄の方が好みなようである。実際、自身のファンイベントにおいて厭味な悪役であるゴーヤーンの声を披露したいと、東映のスタッフに聞きに来たことがあるという。

セフィロス、シャギア・フロスト、奈落、玉藻京介など、悪役・ライバルキャラクターにも定評がある。

悪役では美形で冷徹、クールな役どころが比較的多い（奈落はやや例外か）。たまに波風ミナトのような好青年の役を演じることもある。

また、ショートアニメ神々の記では全く違うタイプの主要の人間二人とマスコット的な神々やその他全員を担当したことがある。

吹き替えではユアン・マクレガー、トム・クルーズ（『ラストサムライ』以降）を中心に、ジュード・ロウ、キアヌ・リーブス、ブラッド・ピット、ポール・ウォーカー、アダム・サンドラーなどのハリウッドスターを多く担当している。が、脇役やギャグコメディ映画での主人公の吹き替えを担当すると、それをいい事にはっちゃけたり悪ふざけたりとフリーダムさを出している。

知らない人も多いかもしれないが、千葉県浦安市にある某ネズミの海に行ったことがある方なら聞いたことがあるであろうエントランスでのアナウンスを担当している。

その他にもファンタズミックというショーが始まる前、終わった後や、タワーオブテラーの待機列（現在は変わっている）などで帝王の声が聞ける。

• 真面目な性格だが、天然ボケかつ体育会系という一面も持つ。
• 腹筋と声帯の強さは業界屈指。必殺技の叫び声でマイクを何本かぶっ壊したという逸話は有名。なお、後にこの事件を付き合いの長い檜山修之に押し付けていたことを『有吉反省会』出演時に告発されている。
• 愛犬家であり、自身の事務所である「アクセルワン」の名は設立の前々年に他界したペットのラブラドール・レトリバーに由来する。
• 一時期はその時代の流行りということもあって、金髪だったことがあった。ただしあまりに似合ってはおらず、カツラのように見えていた…。
• 40代を迎える直前に半年で10キロの減量に成功。その後もトレーニングを欠かしていない。
• 後藤邑子が持病（自己免疫疾患）の再発で入院する際、力づくで病院に叩き込んだという逸話がある。
• 立木文彦と音楽ユニット「2HEARTS」を組んでいる。
• 横浜DeNAベイスターズの大ファン。始球式を務めた経験もある。
• 森川のファンクラブが主催するイベント「おまえらのためだろ!」に、毎回相方として檜山修之を事後承諾で呼んでいる（檜山曰く「いつの間にか予定が入っている」）。
• よく間違われるが、名の読みは「としゆき」である。断じて「ともゆき」ではない。
• 「戦国BASARA」で片倉小十郎役を演じた縁で、片倉の領地であった宮城県白石市を第二のふるさとと公言。東日本大震災の折には義援金を寄付している他、毎年開かれる鬼小十郎祭りにも自腹で協力している。
• 「ズートピア」で共演した上戸彩はネットで森川を検索したところ上述のように「帝王」の異名を持つ事を知り、実際に対面した際の第一声は「帝王だ!」だったという。
• 『ジョジョの奇妙な冒険』において、2つの部でラスボスとなったDIO役の子安武人を除けば唯一ラスボスを2人演じた声優である。また、アニメ版の第4部で吉良吉影を演じた際には、原作者の荒木飛呂彦から、お守りを貰っていた。
• 堀内賢雄、平田広明、宮本充と並んでトム・クルーズ、ブラッド・ピット、キアヌ・リーブス、ジョニー・デップの四人全員の吹き替えを担当した経験を持つ数少ない人物である（要はイケメン担当。実際に前者の3名とは吹替のみならずアニメ、ゲームなどでも役が被ることが多い）。ちなみにこのハリウッドスター4名に加えてレオナルド・ディカプリオまで担当した経験があるのは森川のみである。
• 仕事依頼が入れば基本的に断らず、選ばず、引き受けている。
• ポプテピピックでは檜山修之と共演し、中の人ネタ含むパロディで話題に。
• おぎやはぎの冠番組である愛車遍歴ではナレーションを担当し、またイニシャルDシリーズに登場したマシンが披露された時はこれまでの出来事を語る。
• 近年声優志望者に対して大塚明夫や山寺宏一、岩田光央と同様、待ったをかける形で本を出版している。
• バラエティ番組で声優養成所に関するインタビューに応じ、声優業界の裏側を語る。
• 学生時代に免許を取得しようとするも両親から反対され、声優としての仕事に暫く専念せざる得なかった影響で40代過ぎて免許を取得し、その後愛車はアウディTTシリーズを所有している。

声優　中の人

2HEARTS（立木文彦との声優デュオ）

焼け野原ひろし…藤原啓治から役を受け継いだので、実質2代目…?

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