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競馬業界で主流だった「庭先取引」とは? 新たな競走馬探しに奔走する「ザ・ロイヤルファミリー」第3話 - UMATOKU | 馬トク
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競馬業界で主流だった「庭先取引」とは? 新たな競走馬探しに奔走する「ザ・ロイヤルファミリー」第3話

松本若菜
松本若菜

 俳優・妻夫木聡が主演のTBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(日曜・午後9時)の第3話「庭先取引」が26日に放送される。

 原作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞し、日本ダービー、有馬記念の際にスポーツ報知にエッセー「また満員の競馬場で」を寄稿している早見和真氏の同名小説(新潮文庫刊)。競馬の世界を舞台に、夢を追い続けた熱き大人たちが家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる物語で、佐藤浩市、松本若菜、「Snow Man」目黒蓮ら豪華なキャストも話題だ。

 第3話は予告動画も公開されており、栗須栄治(妻夫木聡)と山王耕造(佐藤浩市)が新たな競走馬探しに奔走するという展開に。その一方で、栗須の元恋人である野崎加奈子(松本若菜)は先の見えないノザキファームの経営に苦悩していたが、父・剛史(木場勝己)がセリ市場を介さず馬主と直接取引する「庭先取引」にこだわる点が、今回のポイントになっている。

 競馬ファン以外には聞きなれない「庭先取引」とは、競走馬の売買がされる公設のセリ市場を介さずに、生産者と馬主の間で行われる直接取引(売主である生産者と買主である馬主との交渉で値段が決められる)のこと。社台グループを中心に1998年から開催されているセレクトセールの創設までは、庭先取引が日本では主流となっていた。セレクトセールのような市場の創設によって、従来の商習慣が原因で参入が難しかった新規の顧客(馬主)が購入しやすくなり、競走馬の価格も上がり始めた。ちなみに、JRAでは市場での取引を活性化させるために、セリ市で売買された競走馬に対し「市場取引馬奨励賞」という優遇措置を2007年まで与えていた。

 市場で取引された国内の最高落札額は、2006年セレクトセール当歳部門で売買されたディナシー(父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリー)の6億円。消費税導入後では、26日に出走するエムズビギン(父キタサンブラック)が2024年のセレクトセールにおいて5億9000万円で落札され、税込みで6億4900万円に達している。

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