京都11R・菊花賞・G1・馬トク激走馬=ショウヘイ
春の京都新聞杯で重賞を勝ち、日本ダービーでも3着と健闘したサートゥルナーリア産駒。秋始動戦の神戸新聞杯ではいったん完全に抜け出しての2着と、世代上位の能力を示してきた。
レースで力みやすいタイプだが、前走で手綱を執った坂井瑠星騎手「落ち着いて道中は我慢が利いていました」と証言。カギとなる3000メートルへの対応に関して、2週前、1週前の追い切りで追走の形を取り「馬の後ろで折り合いをつけて、距離を持たせる調教をした」(友道調教師)と対策を講じてきた。
直前は友道厩舎流の栗東・DPコースを単走。道中しっかりと押さえが利き、直線で一気に回転力を上げる実戦想定の走りを披露した。5ハロン67秒7―11秒3と時計も上々。トライアルを叩いて順当に上向き、馬体にメリハリが出て最高潮の出来に持ってきた。ドジャーブルーの4枠7番も枠なりに運べそうな好枠。淀の大一番で最後の一冠ゲットに挑む。