ドジャース大谷翔平投手(31)に対して9回、球場を埋め尽くしたブルージェイズファンから「We don’t need you」の大合唱が起きた。「Let’s go Blue Jays!!」と同じリズムで変化したもの。最終形は「We don’t need him」に変化した。これは大谷が23年オフにエンゼルスから移籍する際、ブ軍も移籍先の最終候補に残っていたため。このチャント(合唱)について、ブルージェイズナインの反応は、さまざまだった。
◆中継ぎのクリス・バジット投手「熊をつつくな(Don’t poke the bear)」。刺激するな、怒らせるな、という意味の米国流の言い回し。
◆勝ち越し打の三塁手クレメント「楽しい冗談の範囲内。笑わずにはいられなかった。僕らには僕らの選手たちがいるし、その選手たちは素晴らしい仕事をしてきた。今のところ、これ以上何かを加える必要はないと思うよ」
◆ベテランの1番打者ジョージ・スプリンガー「結局のところ、ショウヘイ・オオタニは信じられないほどの野球選手だ。彼がどんなチームにいようと、それは素晴らしいことだ。でも彼はあっち(ドジャース)にいて、ここ(ブルージェイズ)にはいない。彼は史上最高の野球選手の1人だし、まだ15年はやれるよ」
◆ジョン・シュナイダー監督「チャントは聞こえたが、正直に言うと、あのような選手について語るのは難しい。彼は特別な選手だ。本塁打を打ったのがちょうど良いタイミングで、少し余裕があったのはうれしい。しかし、ファンがチームに情熱的であることは大好きだ」