ドジャースのムーキー・ベッツ内野手(33)が、2試合連続の完投勝利を挙げた山本由伸投手(27)をたたえた。
山本は1回無死一、三塁のピンチを切り抜けると、2回も先頭打者の出塁を許しながら無失点。3回に死球から招いたピンチで失点したが、4回以降は1人の走者も出さないパーフェクトピッチングで、2試合連続の完投勝利を飾った。
9回を105球、4安打1死球1失点8奪三振の内容。PSでの連続完投は、01年のカート・シリング(ダイヤモンドバックス)以来24年ぶり、ドジャースのワールドシリーズ(WS)での完投は、88年のオーレル・ハーシュハイザー氏以来37年ぶりとなった。
ベッツは現地放送局「スポーツネットLA」のインタビューで「ヨシは素晴らしい仕事をした。初回に23球も投げて完投したんだ。100球以下で完投するチャンスもあった。ヨシは本当にアメージングだ」と、山本を絶賛した。
ベッツはノーヒットに終わったが、遊撃の守備で山本の完投をアシスト。2回1死一塁では、ヒメネスが放った三遊間へのゴロをスライディングキャッチし、一塁へストライク送球の好プレーを見せた。本拠地での第3戦に向け「とても大きなことだ。集中したい」と語った。