自分にウソをつき、無為に時を過ごし、カラッポとなった人生から、世界はどのように見えるのか? 終わりがくるのを待つだけになったら、どう感じるのか? [人生の手遅れ感を養う3冊] で、自分の人生を生きなかった人の末路を紹介した。自己欺瞞が暴かれ、絶望に向き合わされるとき、私は「この人生は、私の人生でもあったのだ」と身震いする。 しかし、同時に「私の人生ではなかった」ことにだってできる。なぜなら、まだ時間があるから。現実として死の床に就いているなら別だが、そんな人は本すら読めない(もちろん、この文章も)。 やりたいことを全部やるのに、遅すぎるかもしれない。 それでも、残り時間はゼロじゃない。消化試合として過ごすのか、アディショナルタイムに足掻くのか。 家族のために始めた「悪」なのに 『Breaking Bad』は、パンツで仁王立ちする、冴えないオヤジ(ウォルター・ホワイト)が主人公だ。 高校の化