NHKの倉庫から253もの幻の楽譜が見つかった。80年前、日本の作曲家たちによって書かれたオーケストラなどの作品だ。「赤とんぼ」の山田耕筰や古関裕而など第一線で活躍していた作曲家たちが手掛けた。「音楽は軍需品なり」とのスローガンが掲げられた戦時下、ラジオから流れた音楽はどう使われていたのか。そして音楽家たちはどう生きたのか。当時を知る黒柳徹子さんの貴重な証言などを交え、音楽を通して戦争の時代を見つめる。 出演:片山杜秀(音楽評論家・政治学者)、砂川涼子(ソプラノ)、田中俊太郎(バリトン)、沼尻竜典(指揮者)、東京フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)ほか