アイキャッチ画像 「日本語で記述できるプログラミング言語「お抹茶」を作りながら学ぶインタプリタの仕組み」 はじめに プログラミング言語って自分で作れるの?と思っていた僕ですが、実はインタプリタ型の簡単な言語なら意外と作れることがわかりました。 今回は「お抹茶」という日本語で書けるプログラミング言語を作ってみたので、その実装方法を紹介します。 インタプリタ言語を作るのに必要な3つの要素 プログラミング言語を作るというと難しそうですが、実は基本的な仕組みは意外とシンプルです。インタプリタ型言語を作るには、以下の3つの要素が必要になります。 1. トークナイザー(字句解析器) ソースコードを「トークン」と呼ばれる最小単位に分解する部分です。例えば 定義 x = 10 というコードを ["定義", "x", "=", "10"] のような配列に変換します。人間が読む文章を単語単位に区切るようなイメ