金曜夜の仕事帰りにレンタル屋に寄ってさ、そのとき見かけたんだよ。 赤ひげ。 作品自体は知ってるけど、今までに観たことはない。 手に取って裏を見ると絶句。だって上映時間は約3時間だぜ? いやいや長すぎwていうか昔の人って暇だったから観れた映画なんじゃないの?(笑) なんて思いながらも、なんとなく借りてみた。 で帰宅してから「飽きたらそこまでいいや」ぐらいの感覚で、見始めたんだ。 最初は、若い医師である登が長崎から江戸に出てきて、小石川養生所という、いわば貧しい人のための施療院に配属されるところから始まる。 登はエリート意識が抜けきらない。 自分はもっと大きな仕事ができる人間だと思っているし、この場所にも、そこで働く人々にも、どこか距離を置いている。 そこにいるのが、赤ひげこと新出去定。 口数は少なく、ザンギにも見た目ちょっと似てて、それで無言なもんだから威圧感が凄い。 でも赤ひげは患者や人々