サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
新内閣発足
engineers.ntt.com
イノベーションセンターの新井です。 普段は全社検証網の技術検証、構築、運用を担当しています。 私の所属するイノベーションセンターではこれまではイーサネット/IPレベルの検証網を運用して全社に提供していましたが、昨今の光伝送とIP系技術の融合の進展などにも対応して、さまざまなユースケースを検証・開発するために、光伝送に関する検証網(All Photonics Network Testbed。以下、APNテストベッド)も同一チームで構築・運用しています。 今回から複数回に分けて現在取り組んでいるAPNテストベッドで用いている技術や運用手法を解説していきます。記事内では我々と同じようにイーサネット/IP技術にはある程度詳しいが光伝送技術の知識はそれほどでもない、という方向けに解説します。 本記事のサマリーです。 光伝送ネットワーク(APN:All Photonics Network)の検証網、A
こんにちは、イノベーションセンターの二瓶・神田です。 ドコモグループ(NTTドコモ・NTTドコモビジネス)はゴールドスポンサーとして、2025年8月2日に開催された第3回 セキュリティ若手の会に協賛しました。 この記事では、スポンサーの立場から見た当日の様子やスポンサー講演の内容について紹介します。 はじめに:セキュリティ若手の会について 公式イベント開催記 当日の様子 LLMセキュリティの攻防入門 〜ガバナンスと脅威対策〜 オフェンシブセキュリティ入門 ~攻撃者目線でセキュリティ対策を考えよう~ NTTドコモビジネスの業務紹介 おわりに お知らせ 第4回 セキュリティ若手の会(LT&交流会) Tech Workshop はじめに:セキュリティ若手の会について 「セキュリティ若手の会」は、将来セキュリティエンジニアを目指す学生や、セキュリティ業務に携わる若手エンジニアのためのコミュニティと
はじめに こんにちは、NTTドコモビジネス(旧 NTT コミュニケーションズ)情報セキュリティ部です。 今年、NTTドコモビジネス 情報セキュリティ部のインターンシップには、5つのポストに対して7人のインターン生に来ていただき、2週間にわたるプログラムに取り組んでいただきました! インターン生には、ポストの内容、得た学び、研究と現場の違いといった内容をテキストにまとめてもらいました。この記事ではそれらをポストごとにご紹介します。 はじめに インターンシップ参加者紹介 ポスト1: ネットワークセキュリティ製品を活用したデータ分析、実装および運用高度化 ポストの紹介 業務内容 IoC 調査 網内外の接続の可視化 通信ログ転送装置の異常可視化 振り返り ポスト2: CSIRTでのサイバー攻撃等に関するOSINT業務等の実施 ポストの紹介 業務内容 脅威インテリジェンスの基礎学習 脅威インテリジェ
はじめに みなさん、こんにちは。イノベーションセンター IOWN推進室の工藤です。 IOWN推進室では、IOWN APNを体験できる基盤の整備を進めており、その構築や運用などを担当しています。 先日開催されたInterop Tokyo 2025(会場:幕張メッセ、会期:2025年6月11日〜13日)のNTT ドコモビジネスのブースでは、IOWNを利用した「ハイブリッドトラベル」をはじめとする未来の体験を展示し、多くの方にお立ち寄りいただきました。(ブースの展示内容についてはこちらのニュースリリースをご覧ください) 一方で、ブースでの展示とは別に、イベント全体の通信を支える大規模な実証実験ネットワーク「ShowNet」へIOWN APN技術を提供しておりました。 ShowNetでは、全国の放送局から送られる映像をIOWN APN経由で伝送するといった先進的な取り組みも行われました。この映像伝
NTT ドコモビジネスではエンジニアコミュニティイベント、 Tech-Night/Tech-Midnight を定期的に開催しています。 普段はオンラインで実施していましたが、今回は数年ぶりにオフライン会場を用意し、オフラインとオンラインのハイブリッド形式で実施しました。発表を会場とオンライン会議双方へ配信した裏話と併せて、今回の発表内容について紹介します。 はじめに Tech-Night とは 会場の様子 Tech-Night の発表内容 Heuristic な Contest 参加のすゝめ (と生成AIでのアプローチ) オンラインカジノの闇 (の入口) Socks Proxy がつらい チーム開発におけるタスク管理術 Vol.1 - 臨時タスクの捌き方 JANOG レポート 〜 AI を流行らせたい〜 toby とチャッピーの夏の冒険 配信の工夫 おわりに NTT ドコモビジネスではメ
はじめに こんにちは、NTTドコモビジネスの現場受け入れ型インターンシップで「脅威インテリジェンスを生成・活用するセキュリティエンジニア/アナリスト」として参加させていただきました、大学院1年生の脇本です。 このたびインターンシップを通してさまざまな経験をさせていただきましたので、その中でも特に印象的であった「Telegramチャンネルおよびグループの調査・分析」という内容を本記事で紹介させていただきたいと思います。 はじめに 参加したチーム インターンシップ参加経緯 インターンシップ概要 Telegramを使った犯罪者コミュニティの調査/分析 前提 そもそも、Telegramとは? 調査/分析したTelegramチャンネル、グループの概要 調査/分析結果 調査/分析過程 1. グループ名やグループの投稿で頻繁に目にする単語の調査/分析 2. 販売されているクレジットカード情報入手手口の調
こんにちは、イノベーションセンターの加藤・岡本です。普段はコンピュータビジョンの技術開発やAI/MLシステムの検証に取り組んでいます。7月29日から8月1日にかけて、国内のセンシング技術や画像処理関連の主要な学会であるMIRU(画像の認識・理解シンポジウム)が開催され、NTTドコモビジネスからはポスター発表で参加しました。本稿ではMIRU2025で気になった発表をいくつか紹介したいと思います。 MIRU2025概要 特殊な光学機器を用いた研究 1. イベントカメラを用いた可視光通信の高速化 (兵庫県立大学) 2. 符号化環境照明を用いた民生用カメラ撮影に対する情報埋め込みの実現 (大阪大学、York University) 3. 光飛行時間の直接計測による関与媒体に対して頑健な振動計測 (兵庫県立大学) 画像認識・VLMのロバスト化と評価 1. 不均衡なデータセットの継続学習における勾配一
こんにちは。クラウド&ネットワークサービス部で SDPF のベアメタルサーバの開発をしている山中です。 先日、Google Workspace で利用できる Gemini API を活用して、日々の業務ログから日報を自動生成し、Slackに自動投稿する仕組みを構築しました。 その具体的な方法と、実際に導入してわかった想像以上の効果をご紹介します。 デイリースクラムの悩み、AIで解決しませんか? やったこと:情報を集めて Gemini に日報を書かせる 1. 各種ツールから活動ログを収集 2. イベント情報を時系列で整理 3. プロンプトを作成し Gemini API を実行 4. Slack への自動投稿 想像以上の効果!情報共有が劇的に改善 シンプルに楽!「昨日何してたっけ?」からの解放 口頭の問題点を解決 完璧を求めない柔軟な運用 完璧じゃないからこそ面白いAIの活用法 テキスト文化と
みなさんこんにちは、イノベーションセンターの @Mahito です。 普段は社内のエンジニアが働きやすくなることを目標に、 コーポレートエンジニアのような活動やエンジニア向けイベントの企画・運営をしています。 今回は、本 NTT docomo Business Engineers' Blog のレビューに、 GitHub Copilot code review を利用し始めたことと、その学びについてお話します。 なお、GitHub Copilot code review を導入以降は投稿がないので、 これが GitHub Copilot code review の初レビュー記事となっております。 企業ブログにおけるレビューの重要性と難しさ 本ブログにおけるこれまでの取り組みと GitHub Copilot code review 導入の背景 仕組みによるレビュー スタッフ内でのレビュースキ
イノベーションセンターの加藤です。この記事ではWhisperによる音声認識の前処理と後処理にLLMとOCRを組み込むことで、映像の文字起こし精度の向上を図った際の検証結果を紹介します。 Whisperとは OCRの結果を盛り込み専門用語を認識させる 大規模言語モデルで全体の文章を調整する 各アプローチの融合 結果の考察 まとめ Whisperとは Whisper1はOpenAIによって提供されているオープンソースの音声認識モデルです。 色々なサイズのモデルが提供されており、最も大きいモデルであるlarge-v3は日本語を含む多言語に対応し高い認識精度を誇ります。 しかしもちろん完璧ではなく、Whisper(large-v3)で日本語の音声を書き起こしてみるとそれなりに誤認識が見られます。また、専門用語や人名など、あらかじめ知っていないと正しく書けない単語についてもうまく書き起こせないという
こんにちは、イノベーションセンターのメディアAI プロジェクト(以下、PJ)の小林、加藤、岡本です。普段はコンピュータビジョンの技術開発やAI/機械学習(ML)システムの検証に取り組んでいます。 我々メディアAI PJでは5月27日から30日にかけてグランキューブ大阪で開催されたJSAI2025(2025年度 人工知能学会全国大会)に参加しました。本記事ではJSAI2025で発表された「画像・3D AI応用関連」、「VLM(Vision Language Model)」、「ハルシネーション対策」に関する興味深かった研究をいくつか紹介したいと思います。 目次 目次 JSAI2025とは 画像・3D AI応用関連 深度情報を用いた画像識別における解釈性向上に関する一考察1 変電所設備を対象とした3次元物体検出4 重み付き残差接続による境界品質を考慮したゼロショットセグメンテーション手法の提案7
はじめに 背景 アーキテクチャ紹介 知見・ノウハウ まとめ はじめに こんにちは、イノベーションセンターの村田です。 NTTドコモビジネス株式会社は、日本最大級のネットワーク展示会である 「Interop Tokyo 2025(会場:幕張メッセ、会期:2025年6月11日〜13日)」 において構築される ShowNet に対し、全国の放送局からの映像を伝送するネットワークの一部をコントリビューションしました。 本記事では、映像伝送を実現したアーキテクチャ、およびその過程で得られた知見・ノウハウをお伝えします。 背景 Interop の準備から本番までは、次の3期間に分かれて進行します。 全国の放送局からの映像を伝送するネットワークについても、それぞれの期間に応じた検証・運用が行われました。 Pre-HotStage 期間(2025年5月12日〜29日) ShowNet を構築する前段階とし
NTTコミュニケーションズ開発者ブログチームの小林です。 私たちNTTコミュニケーションズ株式会社は、明日2025年7月1日より社名をNTTドコモビジネス株式会社と改め、NTTグループの法人向け総合ICT事業の中核として新たな出発を迎えることとなりました。 www.ntt.com これに伴い、1999年の設立より親しまれてきたロゴマーク(シャイニングアーク)と、NTT Comの名称については、本日で利用を終了します。 NTT Comの設立は、ちょうど26年前の1999年7月1日でした。長距離・国際通信事業を担う存在としてスタートを切り、いまその歴史に区切りを迎えることとなります。音声通信と固定回線が中心だった事業環境は、その26年の間に大容量のデータ通信と固定・モバイルの複合環境に変化してきました。クラウドやセキュリティなど扱う領域も広がり、私たちの開発者ブログでもそうした記事をたびたびお
こんにちは、イノベーションセンターの安井です。 この記事では、Open XR Opticsという新しい光伝送技術が実装されたトランシーバーの実機検証結果をご紹介します。 本記事で以下を扱います。 1つの光信号を複数に分け、柔軟な帯域保証を可能にする新技術「Open XR Optics」 実機を用いた検証により、その基本性能、障害からの復旧挙動、そして実用上の注意点 5G基地局やデータセンター間接続など、将来のネットワークを支える技術の展望(可能性と課題) P2MP技術 Open XR Opticsとは 検証 検証構成 基本動作の確認 パワー 周波数 自動調整の完了に要する時間 障害復旧の挙動 CH番号を衝突させた場合の動作 ROADM を途中に入れた場合の干渉 今後の展望 1. 省電力・小型化 2. マネジメント・セキュリティ機能 3. 復旧時間短縮 P2MP技術 光ファイバ通信においてP
こんにちは、NTT Com イノベーションセンターのNetwork Analytics for Security(NA4Sec)プロジェクトです。 この記事では、2025年5月20日-23日に開催されたセキュリティカンファレンスBotconf 2025について紹介します。 Botconfとは Team NA4Secとは 講演内容 カンファレンスの様子 おわりに Botconfとは Botconfは"The Botnet & Malware Ecosystems Fighting Conference"の略称で、その名の通り、ボットネットやマルウェアエコシステムに特化した国際的なセキュリティカンファレンスです。 2013年より毎年フランスで開催されており、昨年はNice(ニース)、12回目となる今年はAngers(アンジェ)*1で開催されました。 本カンファレンスでは、法執行機関・学術機関・
こんにちは、イノベーションセンターの福田です。 NTT コミュニケーションズ株式会社は、日本最大級のネットワーク展示会である 「Interop Tokyo 2025(会場:幕張メッセ、会期:2025年6月11日〜13日)」 において構築される ShowNet に対し、生成 AI と Model Context Protocol (MCP) による 5G コアオペレーション自動化のコントリビューションを行いました。 本記事ではその構築にあたって具体的にどのようなことを開発したのか、その実装を通して得た知見やノウハウを紹介します。 背景 どんなことをしたのか Model Context Protocol (MCP) とは? サーバー・クライアント・ホスト アーキテクチャ 動かしてみてわかったこと MCP を利用することによるメリット MCP を利用する上での注意点 MCP のツールの網羅性 M
DifyのMCPプラグインとZapier MCPを利用してDifyとSnowflakeを連携させ、Snowflakeのデータを自然言語で扱ってみました。本記事では、その連携方法を中心に紹介したいと思います。 はじめに 利用したサービス Dify Zapier Snowflake 構成 連携設定 Snowflake の設定 Zapierの設定 Dify の設定 動作確認 まとめ 参考 はじめに こんにちは。NTTコミュニケーションズの大島です。普段は、クラウドサービスを中心に、データレイクやデータウェアハウスの検証をしています。 最近注目されているMCP (Model Context Protocol)という技術があります。 これはAnthropic が発表したオープンなプロトコルで、AI と外部システムの接続を標準化するものです。 LLMを利用したアプリケーション(MCPクライアント)が、
みなさんこんにちは、イノベーションセンターの益本(@masaomi346)です。 Network Analytics for Security (以下、NA4Sec) プロジェクトのメンバーとして活動しています。 この記事では、2025年5月31日に開催されたドコモグループ学生向けテックワークショップでの取り組みについて紹介します。 ぜひ最後まで読んでみてください。 ドコモグループの学生向けテックワークショップについて ドコモグループでは、現場のエンジニアと一緒にハンズオン形式で学ぶことができる1dayのワークショップを毎年開催しています。 過去のテックワークショップ セキュリティ分野のテックワークショップも開催されており、今回は以下のテーマで開催させていただきました。 ドコモグループのセキュリティ業務とフィッシングサイトの仕組みを学ぶ 今回のテックワークショップについて フィッシング詐欺
NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)を含めたドコモグループでは、この夏にインターンシップを開催します! この記事では、その中でも NTT Com のリアルな業務を体験できる「現場受け入れ型インターンシップ」について紹介します。 現場受け入れ型インターンシップとは 募集ポスト 昨年のインターンシップの様子 まとめ 現場受け入れ型インターンシップとは NTTドコモや NTT Com の社員と一緒に働きながら、実務を体験していただくインターンシップです。 実際の職場で社員と共に、“本当に使われる技術” を用いてプロジェクトに参画。 メンターによる実務レビューを通じて、実践的なスキルと思考を磨き上げます。 インターン終了後は、配属確約ができる「ポスト確約型WILLコース」へのエントリーが可能。 さらに、専門性が高く当社基準を満たす方には、「グレード5」での高待遇入社が提示されます。
本記事では、AI異音検知の概要、実装、検証例について、入門的な内容をご紹介します。 はじめに 異音検知とは 検証用データ AIによる異音検知 オートエンコーダーモデル 音データの中身 周波数の世界から音を見る Node-AIでのオートエンコーダーモデル作成 おわりに はじめに こんにちは、NTT Com イノベーションセンターの中野です。 普段は時系列データに対応したノーコードAI開発ツール「Node-AI」チームで、 お客さまのデータ分析支援やプロダクト開発チームのスクラムマスターとして活動しています。 さて、みなさんは「AI」と聞いて何を想像しますか? 多くの人は、チャットができたり画像が作れる、いわゆる 生成AI (Generative AI)を思い浮かべると思います。 一方、大量の数値データを読み込み、中身を理解して何らかの予測値を返してくれる 予測AI (Predictive A
みなさんこんにちは、イノベーションセンターの益本(@masaomi346)です。 Network Analytics for Security (以下、NA4Sec) プロジェクトのメンバーとして活動しています。 この記事では、2025年5月17日に開催されたセキュリティカンファレンスBSides Tokyo 2025で登壇したことについて紹介します。 BSides Tokyo ぜひ最後まで読んでみてください。 BSides Tokyoについて BSidesとは、情報セキュリティのコミュニティ主導で開催されているセキュリティカンファレンスです。 2025年5月時点では、1105のBSidesイベントが開催されており、65カ国にまたがる260都市で開催されています。 BSides wiki 今回は、日本で毎年開催されているBSides Tokyoに登壇させていただきました。 日本で開催されて
こんにちは、イノベーションセンターの鈴ヶ嶺です。 本記事では、NVIDIA Dynamo や vLLM などの LLM 推論フレームワーク向けに設計された高速・低遅延の抽象化転送ライブラリである NVIDIA Inference Xfer Library (NIXL) について解説します。 また、NVIDIA Dynamo に関してはこちらで解説していますので参考にしていただけると幸いです。 engineers.ntt.com まず、LLM 推論高速化(KV Cache)におけるメモリ転送の背景と課題をご紹介し、それを解決する NIXL の概要を説明します。 NIXL は Plugin により任意の転送方式を実装可能なアーキテクチャとなっています。実際に Custom Plugin を実装する方法についても紹介します。 背景と課題 NVIDIA Inference Xfer Library
こんにちは。NTTコミュニケーションズの露崎です。本ブログでは2025年3月のGTCで紹介されたNVIDIA社のOSS Dynamoについて紹介します。 はじめに 特徴 インストールと基本動作 Dynamo Run Dynamo Serve 推論グラフとコンポーネント dynamo serveの起動の流れ 1. nats/etcdの起動 2. dynamo serveの起動 3. 動作確認 4. 終了 分散処理の仕組み まとめ はじめに こんにちは。NTTコミュニケーションズの露崎です。本ブログでは2025年3月のGTCで紹介されたNVIDIA社のOSS Dynamoについて紹介します。 NVIDIA Dynamoは発表されて間がなく、開発/変更が盛んに行われています。本ブログでは2025年5月の時点での最新版である0.2.0について紹介しますが、最新情報については公式をご参照ください。
こんにちは。イノベーションセンター Generative AI チームの安川です。 今回は私の所属するチームで開発しているrokadocというプロダクトの内部で利用している技術要素に重点を置いて紹介します。 本記事では「ドキュメント変換技術」であるrokadocについて、内部で利用している技術について紹介します。 rokadocはドキュメントをアップロードするとそれを生成AIで扱いやすいテキストへ変換するという機能を持ちます。 ユーザはドキュメントの内容に応じて自身で複雑な処理を考える必要がないというメリットがありますが、一方でその内部ではレイアウト解析やAI-OCRなどの複雑な処理を行っています。 本記事では実例を挙げつつrokadocの内部でどのような処理を行っているのかについて紹介します。 rokadocの基本的な使い方に関しては別途公開している「生成AI向けのドキュメント変換技術
こんにちは、クラウド&ネットワークサービス部の古賀です。普段はクラウドサービスのサービス企画を担当するかたわら、デザインプロセスを業務に取り入れたサービス改善などの活動に参加しています。 前回の記事「 1枚のSIMでキャリアを冗長化!Active Multi-access SIMの特長と仕組み 」では、Active Multi-access SIMの特長や仕組み、活用シーンなどをご紹介させていただきました。第2回は本サービスの開発秘話について、サービス企画チームのメンバーにインタビューしましたので、その模様をお届けします。 マルチアクセスSIM開発のきっかけ 開発のこだわりポイント マルチアクセス特許取得までの長い道のり 開発は苦労の連続、その先に待っていた達成感 まとめと次回予告 きっかけは数年前に起きたモバイルネットワークサービスの大規模故障。 多くの人が大規模故障の影響を受け、通信で
こんにちは、マネージド&セキュリティサービス部の閏間です。このたび、社内で若手向けセキュリティイベントを開催したのでその紹介をします。草の根的な活動ですが、NTT Comではこういうことも行われているんだということを知ってもらえればと思います。 はじめに イベントの目的は、「業務棚卸しと将来像の明確化」「他組織を知って自業務に活かす」 発表者は幅広い部署から集まりました イベント準備もスムーズに進行しました イベント当日は大変盛り上がりました おわりに はじめに この4月に全社横断で入社2年目のセキュリティ系人材の方に集まってもらい、担当業務や1年間の成果、今後のキャリアプランを発表し合ってもらうというイベントを開催しました。 これは正式な会社の施策ではなく、私が自部署の若手を巻き込んで企画したいわば有志イベントです。会社全体の育成施策としては1年目終了時点ではこのような会はないので、独自
3 月 15 日 ~ 3 月 21 日に開催された IETF 122 で、Media over QUIC Transport(MoQT)の相互接続試験に参加しました。 相互接続試験では、NTT Communications(以下 NTT Com) が OSS で公開している moq-wasm を持ち込み、4 種類の MoQT 実装と接続できました。 本記事では、Media over QUIC Transport(MoQT)の概要や、相互接続試験で遭遇した問題や、相互接続試験の結果について報告します。 はじめに Media over QUIC Transport(MoQT)とは 取り組みの背景 相互接続試験の雰囲気と結果報告 相互接続試験で見つかった問題 1 ( moxygen ↔ moq-wasm ) 相互接続試験で見つかった問題 2 ( aiomoqt ↔ moq-wasm) 相互接続試
みなさんこんにちは、イノベーションセンターの益本(@masaomi346)です。 Network Analytics for Security (以下、NA4Sec) プロジェクトのメンバーとして活動しています。 この記事ではフィッシング詐欺がどのように行われているのか、フィッシングサイトがどのような仕組みで動作しているのか、注意喚起を兼ねて紹介します。 ぜひ最後まで読んでみてください。 フィッシング詐欺について フィッシング詐欺がどのように行われているのか フィッシングサイトがどのように構築されているのか フィッシングサイトがどのように動作しているのか どんな情報を窃取しているのか 窃取した情報はどこに送られるのか 相手の情報を収集・判別する 窃取したクレジットカード番号が有効であるか確認する フィッシング詐欺に引っかかるとどうなるのか フィッシング詐欺を減らすための取り組み マラソン型
OpenStack の Compute Node を更新する際にゲスト VM の Disk 性能が低下する問題を、 Linux の Timestamping という機能を使ってネットワークレイテンシを分析することで解決できた事例をご紹介します。 本事例は fukabori.fm #127 でもご紹介しています。 はじめに 前提: 仮想サーバの構成 初期調査 仮想化レイヤの問題を切り分ける CPv2 と CPv3 の違いに着目する CPv3 において RTT が高い問題を切り分ける Timestamping 実験の構成図 RX 方向のレイテンシを分析する RX 方向のタイムスタンプを取得するコード TX 方向のレイテンシを分析する TX 方向のタイムスタンプを取得するコード End to End レイテンシの内訳 RX 方向にノイズが乗る原因調査: 他プロセスの影響 RX 方向にノイズが乗る
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『NTT docomo Business Engineers' Blog』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く