自民党の会合で就任のあいさつをする鈴木憲和農相(中央)ら=東京都千代田区の同党本部で2025年10月24日午前10時30分、中津川甫撮影 鈴木憲和農相は27日午前に出演した民放番組で、高騰している米価について「当面正直言ってすぐに下がるのは難しい」との認識を示した。農協などの集荷業者が生産者から新米を引き取る金額が上昇しているため、「(集荷から)先のコストをいかに削減するか。まだ工夫の余地はある」と述べ、民間業者による流通コスト圧縮に期待感を示した。 鈴木氏は「ずっとコメの値段が高止まりしていればいいと思っていない」と強調。政府の対策として、高市新政権が検討している補正予算で自治体向けの「重点支援地方交付金」を拡充し、自治体の判断で実施する「お米券(の配布)が有効だ」と持論を展開した。 また鈴木氏はコメの増産にかじを切った石破前政権から農政を方針転換するのか問われ、「元に戻したいとは思って