はじめに macOS では濁点や半濁点が含まれるファイル名でたびたび問題が発生しています。この問題は NFD 問題と言われたり UTF-8-MAC 問題と言われることがありますが、必要な情報が正確に書かれているところは少なく、正しく解説してある所でも情報が古く(主に HFS+ 時代の話に)なっており、読むと逆に混乱してしまう場合があります。 macOS 標準アプリや誰かが作ったアプリであればバグが修正されるまで待つだけですが、自分が作ったアプリやシェルスクリプトなどではこれがどういう問題なのかを理解しなければバグが修正できません。この記事ではそれらを整理し直して、(可能な限り正確に)解説したいと思います。検証は macOS 15.3(補助的に 15.5)で行っています。 この問題は、Mac で作成した zip ファイルを Windows で展開したときに、濁点や半濁点を含むファイルに Wi
GitHubのデータセンターでは、Mac miniを分解して取り出したメイン基板をラックマウントに使っている GitHubは、コードのビルドやテスト環境などで使えるGitHub-hosted runnerとして、Apple M1チップによる「M1 macOSランナー」を提供しています。 このM1 macOSランナーの実行環境として同社のデータセンターには大量のMac miniが稼働していますが、同社が先月(2023年12月)に公開した動画によると、この大量のMac miniはラックマウントのために分解されてメイン基板が取り出され、専用のシャーシに納められていると説明されています。 GitHubはどのようにしてMac miniをデータセンター内でラックマウントしているのか、動画の内容を紹介しましょう。 Mac miniを分解、メイン基板を専用シャーシに組み込む あるGitHubのオフィス。こ
家電のHRDちゃん X ヽ(´ー`)ノエックス @zan2zanjp 【注意喚起】Macの買取でお持ち頂いたわりと近年のMacBookPro 動作しなくなったそうで非公式修理店にMacの修理を依頼してみたが直らなかったそうで持ち帰り で売却との流れでしたがロジックボードを確認したところSSDが剥がされてました。他にも電源管理のICなどが無くなってました。 どうも最近タチの悪い業者は動かない本体から使える部品を剥がす、もしくは剥がして不良の部品を交換する ってのがあるみたいです。 動かない本体なので戻されたお客様も気が付かないんですわな。 ロジックボードごと完全不動なやつに交換されてたりしたらT2チップごとなので修理して動かされたらデータ漏洩なんかも怖い感じではあります。 当店も非公式修理屋ではありますがこういった外道な事は絶対にやりません。 ちょっと御注意を といった感じでございます。 2
すべてのiPhoneおよびiPadや2020年以降に登場したApple Silicon搭載Macが対象となる攻撃手法「iLeakage」がジョージア工科大学の研究チームによって発見されました。iLeakageを悪用するウェブサイトにアクセスした場合、ウェブサービスのパスワードやメールなどの情報を盗み出されてしまいます。 iLeakage https://ileakage.com/ iLeakageは必要になる可能性のある処理を事前に行うことでCPU性能の向上を図る技術「投機的実行」を悪用するタイプの攻撃で、iPhoneやiPadに搭載されているAシリーズチップおよびMacや一部のiPadに搭載されてるMシリーズチップに対して有効です。このため、すべてのiPhoneおよびiPadと2020年以降に登場したMacはiLeakageによる攻撃の対象となり得ます。 iLeakageは「ウェブサイト
クラウドストレージ「Dropbox」のmacOS版で、外付けドライブを保存フォルダに指定できなくなったことがわかった。アップルが提供するAPIの仕様変更が原因で、回避方法は存在しない。 OS側の仕様変更で外付けドライブを指定不可に Dropboxのヘルプページによると、保存先に外付けドライブを指定できなくなった原因はmacOSのAPIの仕様変更。Dropboxのフォルダが内蔵ストレージ上の「~/Library/CloudStorage」に移動されるため、従来のように外付けドライブを利用することはできなくなる。 原因がOS側にあるため、現時点ではmacOSまたはDropboxの利用を諦める以外、ユーザーに対処方法はない。 また、フォルダの場所が変更されるため、一部のサードパーティ製アプリでは以前リンクしたファイルを再度リンクしなおす必要もある。 Finderのサイドバーでの表示位置も従来の「
フリーランスライター。1969年京都府生まれ。バイク雑誌編集者に憧れて上京し経歴を開始。ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌、デジモノの雑誌をそれぞれ7〜10年編集長として作る。趣味人の情熱を伝えるのがライフワーク。@takuta 今回の一連のアップル製品発表での注目は、なんといってもM2 Pro搭載のMac mini登場だろう。 ▲2010年のモデルから13年にわたって形状がほぼ変わらないMac mini(2010年だけSuper Driveスロットがある)。外観から識別はほぼ不可能 従来は、M1 Proを搭載するのはMacBook Proだけで、デスクトップ機は搭載していなかった。Mac mini、iMacはM1搭載機のみだし、Mac StudioはゴージャスにM1 MaxとM1 Ultraを搭載している。 ▲箱をあけるとピッタリとMac miniが入っている。この他は電源ケーブル
はじめに こんにちは。事業推進部でOffensive Teamを担当する永井です。 先日のApple発表会では新型のiPhoneやApple Watchなど心躍る製品が色々と発表されましたね。筆者は特に新型iPad miniが心に刺さっています。 さて、今回はApple関連の話として「macOSの暗号化zipファイルはパスワード無しで解凍できる」というネタについて書いていきます。 解凍できる条件 何を言っているんだと思われるかもしれませんが、macOSで作られた暗号化zipファイルは以下の2つの条件を満たす場合にパスワード無しで容易に解凍が可能です。 zipの暗号化方式がzipcryptoである (通常の暗号化zipファイルは基本的にzipcryptoが利用されています) zip内のいずれかのディレクトリの中身が.DS_Storeファイルおよび何らかのファイル1つである このうち1.は基本
macOSでもLinuxの仮想環境が欲しい時はある Dockerを利用するなど、macOSであってもLinux環境が欲しい時はあります。 Microsoft365や、Adobe CCなど、macOSかWindowsでしか使えないプロプライエタリなソフトウェアを使う、開発もほとんどの場合macOSネイティブで問題ない、でもDockerも使う、などのように主たる作業はmacOSでやりながらLinuxもちょっと使わないといけないということは多々あります。 VirtualBoxなどを利用することによって、仮想環境にLinuxをインストールし利用することはできますが、WindowsにおけるWSL (Windows Subsystem for Linux) のようにネットワークやファイルシステムが統合されたように見える環境を構築するのは面倒です。 そこで、"macOS subsystem for Li
1996年、当時日本一インターネット普及率の高い村があった。このとき、住民に配布された端末の中に、Macファンの多くが知らないであろう専用機種があったという。おそらく相当マニアックなMacファンの間でも知られていないであろうこの謎の機種について迫ってみた。 Macなのに「FM」…? 事の発端は、Mac業界の重鎮・林信行氏による、6月30日のTwitterでの呟きだった。 今日26周年らしい。世界中で富山県山田村の人しか持ってないMac。まだ現存しててeBay出したらどれくらいの値がつくのだろう?私は当時のアップルCEOアメリオに提案メール書いたらすぐに検討すると返事きた。それと別に日本のアップルでも検討してた。 何かイベントやろうと @hokayan に言われてた pic.twitter.com/XwmwqCqCJf — Nobi Hayashi 林信行 (@nobi) June 30,
米セキュリティ企業Red Canaryは2月18日(現地時間)、世界で少なくとも約3万台のMac(M1モデルを含む)で感染が確認された新マルウェアを発表した。今のところランサムウェア(データを人質に身代金を要求するマルウェア)のような動作はなく、目的は不明という。 Red Canaryが「Silver Sparrow」と名付けたこのマルウェアは、米セキュリティ企業Malwarebytesのデータによると17日の段階で153カ国の2万9139台のmacOSで確認された。特に米、英、加、仏、独での感染が多いという。 Silver SparrowにはIntel Mac用とM1 Mac用の2つのバージョンがあり、実行されるとIntel版バイナリは「Hello World!」と、M1版バイナリは「You did it!」と表示する。Red Canaryは、これらのバイナリはJavaScriptの実行
少し前にM1チップ搭載Macに関して記事にしました。 sumizoon.hatenablog.com この時はネットに色々書かれている情報を集めて動画編集では実際の所どうなのよ?という憶測で記事を書きました。 M1 Macとフラッグシップと比べる事の意義 いや、M1 Macの発売後のネット上の記事を読むとフラッグシップのMacよりも圧倒的に速いという風にも読めてくるし頭が麻痺しちゃうんですよね。。 特に下記の記事とかを見てると、もう自分のMacBook16はM1 Macと比べて相当遅いのか?という気にすらなってくる。 iphone-mania.jp iphone-mania.jp iphone-mania.jp ネット記事を読めば読むほどにM1 Macに対する期待というハードルが高まって行きました。 でも、私が普段行うカラーグレーディングやノイズリダクション処理したタイムラインにおける4K
アップルのM1プロセッサ搭載MacBook ProをPremiere Pro、Final Cut Pro、DaVinci Resolveで検証 txt:高信行秀 構成:編集部 M1プロセッサ搭載の新型MacBook Proとインテル版MacBook Proを編集ソフト視点で比較 今回、Apple M1プロセッサを載せた新型MacBook Pro 13インチ(以下:M1 MBP)のレビューを書かせていただくことになった。 この記事が出る頃には既に発売から1ヶ月以上経ち、たくさんの情報が出切った後だと思う。できるだけPRONEWS読者層に向けた視点で紹介していきたいと思う。 「快適さ」を物差しにする場合、「速度」がよく利用されるが、そうするとどうしても「一番速いもの」との比較になりがちだ。しかし、実際のところM1 MBPはハイエンドシステムに比べて迫るものがあったとしても、それ以上に速いもので
Apple M1搭載Macはどこまでゲームが遊べる? iPhoneやiPadアプリも動く新世代のMacがどれほどの可能性を秘めているのか確かめてみた ライター:高橋祐介 Appleから2020年11月に発売されたノートPC「MacBook Air」「13インチMacBook Pro」と,小型デスクトップPC「Mac mini」は,Apple独自設計のプロセッサ「Apple M1」(以下,M1)を搭載した新世代のMacだ。 こちらの記事にあるとおり,M1とはApple独自のCPUと,同じく独自のGPUやAI処理用演算ユニット「Neural Engine」を搭載する新しいSoC(System-on-a-Chip)のこと。このM1を搭載したMacは,その性能はもちろん消費電力にも優れており,高いパフォーマンスを発揮しつつバッテリーも長持ちするマシンとなっている。 関連記事 Apple,独自プロセ
みなさんはHomebrewをお使いでしょうか。macOSをお使いの多くの開発者が使っていると思います。 HomebrewのインストーラーはRubyで書かれており、次のコマンドでインストールするようになっていました。 /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)" HomebrewがRubyに依存していることは良いのですが (formulaの書きやすさはRubyならでは)、インストーラーの話になると事情が変わってきます。HomebrewのインストールコマンドはmacOSの工場出荷状態でも動く必要があります。こういうものにRubyを使っているのはリスクがあります。 将来的にmacOSデフォルトにRubyやPythonが含まれなくなる (参考リンク
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