江口寿史氏の「トレパク」疑惑が大きな話題となっている。 私もマンガ教育での現場で、この問題にはしばしば立ち会うことになった。 ここではその立場から私の考えを述べたい。 まず、反論を恐れず確認しなくてはならないことは──ポーズに著作権はない。 それが、この騒動の出発点であるということだ。 ネット上のトレパク警察たちの認識に反して、ポーズ──人物の構えや姿勢、構図の取り方──には、法律上の著作権がほとんど認められない。 例えば、他人の写真、色彩・形態にいたるまで「そのまま模写」して発表することが著作権侵害と認められた事例はある。 またゲームキャラのように、「独自の創作性のあるキャラクターデザイン」の流用も著作権侵害だ。 だが、構図・ポーズ・一般的な画面構成など「アイデアレベルの類似」はほとんどが侵害不成立。 それは「アイデア」や「手法」に分類され、 どれほど洗練されていようと、創作的表現とはみ