ここ数年、創価学会問題に取り組んで来て、さまざまな立場の創価学会員の声を聞いて来た。 その中で、ほぼ一様に言える事は、「創価学会」という組織に問題を感じているものの、 「日蓮仏法」というものには問題を感じていない、 むしろ、自分にとって、日蓮仏法が最高の価値観であると受け止めている創価学会員が大半だという事である。 しかしながら、わしもそれなりに日蓮を勉強して来てわかっているのは、 そもそも創価学会のカルト性は、日蓮に起因している、という事である。 もっとも、日蓮系の宗派、教団でありながら、さほどカルト性のないところもある。 だが、それは「日蓮はカルトではない」という事を意味するわけではない。 日蓮のカルト性を、意識的か、あるいは潜在意識的に理解しているからこそ、 組織が「カルト」化しないように、修正的に実践しているだけである。 もし、修正的に実践する事なく、ストレートに、日蓮の教えのまま