ロシアのモスクワ・タイムズは、2日のイスタンブル交渉の際にロシア代表団がウクライナ代表団に渡した「覚書」案の内容を報じた。 ロシアの同案には、2つの停戦案が記載されているという。 ロシアの1つ目の停戦案によれば、ウクライナはロシア軍が部分的に占領するウクライナの4つの州(ドネツィク州、ルハンシク州、ザポリッジャ州、ヘルソン州)から自軍を段階的に撤退させなければならないことになっている。ウクライナはまた、ロシアとの国境からも「合意した」距離だけ自軍を後退させることになるという。 なお、これにつき、ラジオ・スヴォボーダロシア語版は、ロシアのタスの報道を元に、同「覚書」案では、ヘルソン州とザポリッジャ州は「ノヴォロシア」として記述されていると伝えている。そして、ロシアはウクライナに対して、これらの領土から停戦後30日間以内に撤退することを提案していると報じられている。 ロシアの第2停戦案によれば