農水省は16日、外国人やその関係法人が2024年に取得した日本国内の農地面積が175・3ヘクタールに上り、比較可能な22年以降で過去最多だったと発表した。日本に住む外国人が営農目的で取得するケースが多かった。今回、個人や法人など取得者の形態ごとに国籍の内訳を初めて公表したが、いずれも中国が最多だった。 調査は、外国資本による農地取得の実態を把握するため、17年に始めた。当初は海外企業や、海外に住む外国人、それらの関係法人が対象だったが、22年からは国内に住む外国人・関係法人も対象に加えた。 取得面積のうち、日本に住む外国人個人によるものが95ヘクタール(377人)で最も多く、54%を占めた。営農目的で取得する場合が多い。日本人の配偶者を持つ外国人が相続で取得するケースもある。 取得者の国籍は、中国の102人(27%)が最多で、韓国とブラジル(いずれも42人、11%)、米国(27人、7%)、