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新内閣発足
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第2章 イデオロギーとしての『資本論』 第1節 『資本論』をイデオロギーとして考える 『資本論』を概説した入門書を書いたあるマルクス研究者がこのように言っていた、「資本論は世間の人が誤解しているようにイデオロギー啓蒙書ではありません」。イデオロギー啓蒙書といえばすぐに思い浮かべることができる『共産党宣言』が挙げられるだろう。(『共産党宣言』はこの訳語に問題があるとし、『共産主義者宣言』や『コミュニスト宣言』といった訳語を当てられることもあるが、ここでは今まで一番多く使われていた『共産党宣言』を使うことにする)確かに多くの扇動的ともいえるようなレトリックが使われている『共産党宣言』に比べれば『資本論』はイデオロギー啓蒙書とはいえないだろう。そもそも『資本論』のなかには啓蒙的な文章はほとんど存在しないのである。しかし、イデオロギー啓蒙書ではないということが、イデオロギーの書ではないとは限らない
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