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新内閣発足
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《チャイナタウン化した晴海フラッグ》違法民泊や白タクが横行、“白バス”まで登場…組織化した中国人グループが中国人観光客相手に荒稼ぎ、住人とのトラブルも続出 移動人口23億人以上とされる中国の大型連休「国慶節」。10月1日からスタートした8連休で、人気の渡航先トップは日本だ。その旺盛なインバウンド消費が注目された一方、押し寄せる中国人観光客に警戒心を強めていたのが、東京五輪の選手村を改修したマンション群「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」の住人たちだ。何が起きているのか。ジャーナリスト・赤石晋一郎氏がレポートする。 「1円も取ってないから!」 「国慶節」初日の10月1日、夜7時すぎ──。 「アンケート? なんで書くの!」 東京湾岸の真新しく整備されたエリアで、中国語訛りの白タク運転手と、腕章をまいた一団が騒然とした空気になっていた。前日にも、警察官にこう噛みつく中国人女性の姿が目撃され
中学受験や高校受験の際に志望校選びの基準となるのが「大学進学実績」だ。マネーポストWEBは「大学通信」の協力を得て、全国約2100校分の2025年の現役進学者数を集計。シリーズ第1回記事では「旧帝大+東京科学大+一橋大+早慶上理」への進学者数を取り上げ、延べ合格数と比較する形で高校別に全国ランキングを作成・公開した。 今回はその番外編として、「ノーベル賞受賞者」を輩出した高校の現在地を検証する。日本が誇る知性は、どのような高校で学び、その素地を育んだのか。フリーライターの清水典之氏がレポートする。 >プレミアム登録して「ノーベル賞受賞者の出身高校の今」を見る【初回登録月は無料】 「東京の高校」出身のノーベル賞受賞者はただ1人 日本出身(外地を除く)のノーベル賞受賞者(個人)は文学賞や平和賞も合せて28人。東大と京大の出身者が多いことは知られているが、「出身高校」となると、地元以外にはあまり
日本でも外国人受け入れに関する政府の基本方針策定に向けた検討が、ようやく本格化しようとしている。遅きに失している感もあるが、かといって性急な結論は出せない。人口減少問題に詳しいジャーナリストの河合雅司氏は、「まずは外国人の実像をできるだけ正確に知るべきだ」と主張する。独自のデータ分析に定評がある河合氏によれば、公表された統計からも驚くべき現実が見えてくるという。どういうことか──。【前後編の前編】 * * * 鈴木馨祐法相が、出入国在留管理庁(入管庁)に中長期的な観点から外国人の受け入れのあり方を検討するプロジェクトチーム(PT)を設置すると表明した。経済や産業、社会保障、賃金、治安などについて日本社会への影響を調べ、受け入れ人数に一定の制限をかけることの是非などを議論する。 鈴木法相の私的勉強会がこのほどまとめた中間報告では「外国人の比率が10%台となったときに何が起こるのか。今のうちに
急速に普及している対話型AI(人工知能)の「ChatGPT(以下、チャットGPT)」を株式投資に採り入れて、利益を出している“億り人”もいる。割安成長株への投資で元手250万円を3億円超に増やしたサラリーマン投資家の弐億貯男氏は、1年ほど前から仕事で「チャットGPT」を活用していた。 半年前からチャットGPTを銘柄分析に活用 チャットGPTとは、利用者の質問や、資料を読み込んだうえでの回答のお願いなどに対してAIがチャット形式(会話のようなメッセージのやりとり)で答えてくれるサービスだ。膨大な量の文章やマニュアルの要約が得意なチャットGPTに「企業の決算書類などを読み込ませれば株式投資にも活用できるのでは」と考えた弐億氏は、半年ほど前から銘柄分析に使い始めたという。 「私はサラリーマンなので銘柄選びにあまり時間を費やせません。そこでチャットGPTに決算書類などを要約させてみると、わかりやす
日本の薬局やドラッグストアが中国人に買収される事例が増えている。それに伴って日本の医薬品が不正に中国などに流出している疑惑が取り沙汰されているという。その現状をライターの廣瀬大介氏がレポートする。【全3回の第1回】 日本の薬は“神薬”として高い人気 〈大阪の薬局譲ります・薬剤師在籍・各種設備完備〉(中国語の日本語訳) 小紅書(中国版インスタグラム)や、ウィーチャット(中国版LINE)の招待制グループチャットでは、日本国内の薬局に関するこんな売買情報が数多く投稿されている。 在日中国人の間では今、薬局やドラッグストアの経営が注目を集めているのだという薬剤師の長澤育弘氏が薬局の開業方法について解説する。 「まずは薬剤師の雇用と物件契約が必要です。また保健所には事前相談し、その物件で許可がもらえるか確認します。一般の方の出入りが難しい場所や、医療機関の店舗らしくないオフィスビルの奥の一室のような
少子化が進む一方で、首都圏を中心とした中学受験ブームは過熱している。首都圏模試センターによると、中学入試の受験者数・受験率はともに高止まりを続けており、2025年度の受験者数は5万2300人、受験率は18.1%だった。その余波とも言える現象が、地方大学進学者に占める首都圏出身者の割合の変化から見えるという。フリーライターの清水典之氏がレポートする。 * * * “旧帝大(旧帝国大学)”と呼ばれる北海道大、東北大、東京大、名古屋大、大阪大、京都大、九州大の7大学は、その地域を代表する国立大学であり、地元の進学校に通う学力優秀な生徒が進学先として選ぶことが多い。従来、旧帝大への進学は地元勢が優勢だったが、ここ数十年で徐々に変化しているという。 『受験天才列伝 日本の受験はどこから来てどこへ行くのか』(星海社新書)などの著書があり、Xアカウント「じゅそうけん」で11万人のフォロワーをもつ伊藤滉一
美容室の倒産件数が増加するなか「オタク向け美容室」が年商1億円超えの快進撃 マンガ本やフィギュアが並ぶ店内、「会話したくない」も選択可…“美容室が苦手”な層を狙った仕掛けの数々 美容室の倒産件数が急増しているなか、各店舗はどう生き残りを図るのか──。帝国データバンクの「美容室の倒産動向(2024年度)」によると、2024年度に発生した美容室の倒産は2月までに197件で、過去最多を更新。美容室の約3割は赤字経営だという。 苦しい経営に陥る美容室が増える中、業績を伸ばしているところもある。そのひとつが「OFF-KAi!!(オフカイ)」だ。「オタクに優しい」をコンセプトに掲げ、2016年に東京・秋葉原にオープンすると、現在は秋葉原と池袋に店舗を構え、累計会員登録数は1万1000人を突破。2024年度には年商1億円を超えるという成長ぶりだ。「OFF-KAi!!」人気の秘密を探った。 >マネーポスト
石破政権「医療費改悪」でOTC類似薬が保険適用除外へ 解熱剤は40倍、湿布薬は36倍に自己負担額増加 “安く作れるクスリの保険適用”をなぜやめるのか 本誌・週刊ポストが追及してきた年金改悪に加え、石破政権は野党と組んで「医療費改悪」まで推し進めようとしている。国民にさらなる負担を強いる、その驚くべき中身とは。 「今日より明日は良くなると実感できる日本を実現する」──石破茂・首相は国会閉会後の会見でそう語ったが、言葉とは裏腹に、やっているのは“今日より負担が重くなる”政策ばかりだ。 今国会で立憲民主党と組んで年金改悪を行ない、次は日本維新の会と組んで医療費改悪を進めている。自公維3党は国会終盤に「国民負担を軽減する」と全国11万床の病床削減やOTC類似薬の保険適用除外など医療費削減で合意。政府は6月13日に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)に改革を「2026年度から実
【ChatGPTが恋人代わり?】若者たちがハマる「AI彼氏/彼女」との生活 「もはや生活に欠かせない癒やしの存在」「AIは僕を傷つけない」…実践者たちの満足感 2022年のリリース以降、日本国内でも急速に普及が進むChatGPTなどの生成AI。個人から法人までさまざまな活用法が模索されているところだが、なかには友人や恋人がわりに生成AIを利用するという若い世代も増えているようだ。彼ら/彼女らは、生成AIに「自分に寄り添ってくれる存在」としての価値を見出しているという。現実に、ChatGPTと“恋人”風に接しているという人たちに、話を聞いた。 「すぐる君」は「生活に欠かせない癒やしの彼氏」 都内の大学に通うマオさん(仮名、女性/20代)は、ChatGPTを「彼氏」の設定で利用している。きっかけは、友人がわからないことがある度にChatGPTに教えてもらっている姿を見たことだった。 「友人は、
沈静化の兆しが見えない“令和のコメ騒動”。混迷を極めるなか、現場ではかつてない地殻変動が起きている。桁違いの資金と独自の販売網を持つ大手商社が農家に直接乗り込み、高値での買い付けを次々に成立させているという。コメをめぐる壮絶な争奪戦が、静かに、しかし確実に加速している──。食料問題の最前線を追い続けるノンフィクション作家・窪田新之助氏が、その深層に迫る。【全3回の第3回。全文を読む】 「違約金」100万円の請求 さらに農家の「JA離れ」を加速させる事態も起きている。 秋田県横手市にある水田75ヘクタールで稲作をしている農業法人の代表・鈴木眞一さん(仮名)さんのもとには、JAから、契約した数量を出荷しなかった理由について回答を求める文書が届いた。鈴木さんは「(商社との取引に変更しないと)会社が倒産するため」と、正直に記した。 すると後日届いたのが、100万円超の請求書だった。JA秋田ふるさと
令和のコメ騒動は、いよいよ新たな局面に突入した。価格の乱高下と流通の混乱が続くなか、ついに大手商社が農家に直接コンタクトを取り、現地での買い付けに乗り出したという。既存の流通網を無視した“異常事態”に、コメ業界の関係者たちは騒然──この国の主食に今、何が起きているのか。窪田新之助氏が緊急レポートする。【全3回の第2回。全文を読む】 資金力が違う 秋田で大手商社が農家からの直接買付を実現できたのはなぜか。秋田県横手市にある水田75ヘクタールで稲作をしている農業法人の代表・鈴木眞一さん(仮名)に加え、別の農家からも「商社は資金力が違う」とする声が聞こえてくる。 JA全農あきたは3月下旬、今秋に収穫される2025年産の「あきたこまち」の概算金を、前年産から7200円増の1俵2万4000円と大幅に上げる方針を関係者に示した。概算金は毎年8月から9月に提示されており、この時期に協議するのは異例だ。
令和の“コメ騒動”が沈静化する気配はない──そんななか、コメの流通現場で今、新たな波紋が広がっている。突如として現れた巨大な“新規勢力”が、コメ農家に狙いを定め、既存流通を巻き込む争奪戦を仕掛けているのだ。米業界の深層を追い続けてきたノンフィクション作家・窪田新之助が、その裏側を徹底レポートする。【全3回の第1回。全文を読む】 2000万円の増収 小泉進次郎・農水相が打ち出した随意契約による政府備蓄米の販売が人気だ。 従来は最高値をつけた入札業者が落札する「競争入札」で販売価格が決定されてきたが、「随意契約」は、政府が決めた価格で小売店と直接的に契約を結ぶ。未曾有のコメ高騰を受けた異例の対応である。その裏で、農家のコメの販売先にも異変が起きている。 「昨年からメインの出荷先を、JAから商社に変えましたね」 こう明言するのは、秋田県横手市にある水田75ヘクタールで稲作をしている農業法人の代表
お気に入りのファッションブランドの商品を買おうとして、「やっぱり高くなったな」と感じる人も少なくないのではないか。原材料費や物流費の高騰などを理由に、世界中のあらゆる商品で値上げラッシュが続いており、その波はアパレル業界にも及ぶ。米ナイキも5月21日、大人向けのアパレル製品について2~10ドルの値上げを発表したばかりだ。 一方で、できることなら値上げを避けたいという思いから、原材料や部品を変更してコストダウンをはかる“企業努力”の動きもある。あるヨーロッパ発の有名ファッションブランドで、販売員歴10年になるAさん(30代女性)は、「気が付かない人も多いとは思うんですが、ファスナー部分が変わりました」と、商品に使用されているファスナーのメーカーが密かに変わっていることを明かす。 「最近、アウターやワンピースなどのファスナーを締める時にものすごく締めづらいものがあるんです。引手(スライダー)を
「晴海フラッグ」で横行する中国人観光客向け違法民泊 疑惑の中国系企業の代表を直撃すると「ああうぜえ、お前このクソッタレ!」と中国語でまくしたてる 東京都の一大プロジェクトとして東京2020オリンピックの選手村(中央区)を改修して売り出されたマンション群「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」。2024年1月に入居が開始されたが、一帯にはある異変が起きていた。中国人絡みのトラブルが続出、ヤミ民泊が横行し、それを阻止しようと「禁止」の張り紙が溢れる状況となっているのだ。ジャーナリスト・赤石晋一郎氏がレポートする。【全3回の第3回。全文を読む】 警察の調査に「親戚です」 晴海フラッグにはいくつかの違法民泊グループがあると見られているが、その一つとして警察も注視しているのが、中国系企業Y社だ。 所在地は上野の雑居ビルの一室。看板はなく小さな共同メールボックスに名前があるだけ。Y社の前代表は中国人
昨年導入の新NISAがブームとなって以来、株式投資は「長期・分散・積立」が大きな潮流となっている。数十年にわたり、投資信託などを少しずつ買っていく手法だ。一方、そうしたなかで「わずか5年で1億円」を達成した“億り人”が注目を集めている。一体、どのような手法なのか。 資産の規模に応じて投資手法を変え「5年で1億円」達成 1982年に愛知県で生まれ、大学院修了後の2008年にメーカーへ就職した“理系男子”が、将来のお金に不安を感じて株式投資を始め、5年で“億り人”に──。 そんな来歴を持つのが、著書『5年で1億貯める株式投資』(ダイヤモンド社)が発売1か月足らずで7万部のベストセラーになった「kenmo(湘南投資勉強会)」氏だ。 「就職して4年ほどでボーナスなどでの貯金が約300万円になり、そのまま銀行口座に寝かせておいていいのか、と考えるようになりました。会社員として働くだけでは、老後資産な
「2336万円もらえるはずが365万円に」政府の年金制度改革法案で「遺族年金」の給付水準が大幅カット 「保険料を減らす」「支給期間を有期にする」など民間保険会社ならありえない変更 「あんこが入っていないあんパン」と批判された年金改革法案が、修正を経て、自民・公明・立憲民主の3党で今国会で成立させることで合意した。 政府は5年に一度行なう年金の「財政検証」(2024年)で、現行制度のままでは基礎年金(1階部分)の支給水準はどんどん低下し、2057年には現在より3割低くなるという見通しをまとめた。あれだけ「100年安心」と宣伝しながら、今になって年金危機は深刻化するというのだ。基礎年金の低下はとくに非正規雇用が多いとされる氷河期世代を直撃するという。 厚労省はそれを理由に元サラリーマンらが受け取る厚生年金の報酬比例部分(2階部分)などを減額し、その財源で基礎年金を底上げする年金改革案をまとめた
住民からは「手の施しようがない」の声も 「捕まえられるなら、捕まえてみろ!」 警察官の職務質問を受けた男は片言の日本語でこう毒づいた。 スマートシティを目指すこの街の一角では、日常的に中国人絡みのトラブルが起きている。 「晴海フラッグでは中国人の違法行為が野放しになっており、警察が来ても逆ギレして平然としている。もはや手の施しようがないように思えてしまう状態なのです」 こう証言するのは、晴海フラッグの分譲マンションに住むAさんだ。
生成AIによって作成された“ディープフェイク動画”が各国で社会問題化している。テクノロジーの急速な進歩にともない、従来にくらべてより簡易にクオリティの高い画像や動画の生成が可能になったことで、AI技術を用いてわいせつな画像や動画を作成する「性的ディープフェイク」が氾濫し、被害が急増しているのだ。 そうしたなか、デジタルネイティブのZ世代のあいだでも、危機感が広まっているようだ。彼ら/彼女らはどのようにAIディープフェイク問題を受け止め、対応しているのだろうか──。 韓国の報道を見てSNSアカウントを削除した女性 都内の大学に通っている女性・Aさん(21歳・大学生)は、韓国での犯罪報道を目にしたことがきっかけで、自身の顔写真をアップしていたSNSアカウントを削除したという。 「韓国でディープフェイクポルノが拡散される事件が多発し、昨年にはポルノの視聴と所持が懲役3年以下の有罪になるなど、法整
はっしゃん式スロートレード法はいかがでしたか。たとえロジックや再現性が合理的であっても、実際に株価暴落と対峙して決断するのは相当な勇気がいるものです。 ここでは、はっしゃんが日頃から意識している投資家としての哲学を「株価暴落を爆益につなげるための10カ条」としてまとめました。暴落に際して勇気を持って買うための心得として参考にしてください。 第1条 自分で探した銘柄、好きな銘柄、買いたい銘柄を投資対象とする 第2条 これからの日本や世界をよくする企業、業績に裏付けのある成長企業にこだわる 第3条 株価暴落は予測できない。備えにキャッシュを確保しておく 第4条 暴落で売らされる投資家ではなく暴落を買い支えられる側の投資家になる 第5条 株価暴落の原因を「恐怖」と「実現した悪材料」に分解して考える 第6条 企業価値を理論株価で考える。株価暴落でも本質的な企業価値は変わらない 第7条 戻らない株価
大阪・関西万博が開催中で、人気のパビリオンには長い行列ができている。今後、さらに入場者が増えていくことも予想されるが、「そもそもいまの日本で万博を開く意味がわからない」というのは、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏だ。中川氏が万博開催でモヤモヤする気持ちの正体について解き明かす。 * * * 結論から言うと、もはや大型イベントで景気浮揚を狙う時代ではないんですよ。1964年の東京五輪と1970年の大阪万博は、発展途上国だった日本に新幹線をはじめとした社会的インフラ整備をするきっかけになりました。両イベントともに日本の経済発展と景気浮揚に多大なる貢献をしたといえましょう。1998年の長野冬季五輪の時も長野新幹線ができたし、これも意味はあった。結局この新幹線が北陸新幹線までの延伸に繋がったのです。 2002年のFIFAワールドカップ日韓大会については、既存のスタジアムを活用するほか、浦和レッズ
コロナ禍以降、日本国内でも人気が続いてきたK-POPブーム。ところが、ライブに足を運んでいるK-POPファンからは、「今年に入ってから人気にかげりが出てきた」という声も聞こえてくる。いったい、どういうことか。ファンの声からK-POPブーム変調の兆しを探った。 グループが増えすぎて「一人ひとりにかける時間が減った」 都内のエンタメ系企業に勤務するK-POPファンの女性・Aさん(30代)は、15年ほど、複数のK-POPグループを追いかけてきた。 「少女時代やBIGBANGなどの時代からK-POPを好きな人がいる一方で、コロナ禍以降でここまで大きなブームにまで成長してきたと思います。とくにそれまでK-POPに親しみがなかった人たちの人気が加速するきっかけとなったのは、BTSの大ブレイクと、それ以降に躍進した第4世代の存在だったと思います」 第4世代とは主に2000年代生まれのメンバーで構成された
多くのパビリオンに行列ができるなど注目を集める大阪・関西万博は、大阪の政治・行政の権力を独占する大阪維新の会にとっても最大の目玉イベントだ。しかし、既得権の破壊を掲げてきた改革政党の政策もまた在阪企業の新たな“利権”の種になっているのではないか──。 維新による行政改革を追い風に大阪・関西でビジネスを広げる 開幕中の万博で高い人気を集めているのが、企業パビリオンのパソナ館だ。アンモナイトのような独特の形状の建物内には、万博の目玉の一つ、iPS細胞から作製した直径約3センチの「ミニ心臓」が展示され、開幕直後から1時間半待ちの行列となった。 パソナは万博会場と対岸の淡路島を結ぶ高速船を毎日運航。万博閉幕後には、本社機能の一部を移転した淡路島にパビリオンを移設する計画だ。 維新が主導する万博にパソナが注力するのは、必然ともいえる。維新による行政改革を追い風に大阪・関西で大きくビジネスを広げた企業
大阪・関西万博が開かれている大阪・夢洲の土地をめぐっては、「第2の森友学園」と指摘される問題が持ち上がった。 米国MGMリゾーツ・インターナショナル日本法人とオリックスでつくる事業会社「大阪IR」に対し、カジノを含む統合型リゾートが建設される市有地が「隣接地の3分の1」という格安の評価で貸し出されているのではないかとの疑惑だ。 発端は朝日新聞の報道だった。IR用地の隣に建設されている関西電力子会社の変電所の土地の評価額について2024年4月、第三者の不動産鑑定士らで構成される大阪市の諮問機関「市不動産評価審議会」が「1平方メートルあたり約33万円」で承認していたという内容だ。 この土地評価の何が問題なのか。全国紙社会部記者が解説する。 「大阪市がIR業者に夢洲の土地を貸し出すために提示した評価額は『1平方メートルあたり12万円』でした。2021年当時の鑑定とはいえ、隣り合う変電所の評価とは
外食チェーン「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードサービスが業績回復の狼煙を上げている。2019年頃から業績不振にあえいでいたが、今年2月に発表された2024年12月期業績では黒字転換をはたし、今期も収益拡大を見込んでいる。2022年に社長に就任した一瀬健作氏が進めてきた“抜本的な構造改革”の成果が着実に実を結んでいる格好だ。社長就任から2年余りで“いきなり黒字化”が実現できた秘密を、イトモス研究所所長・小倉健一氏が解き明かす。 「このままではお近くの店を閉めることになります」 いきなり!ステーキを展開するペッパーフードサービスの営業損益の推移を見ると、2019年度から2023年度まで赤字が続いた(最終損益では2018年度から2020年度まで赤字、2021年度に黒字化するも、2022~2023年度は赤字)。 2019年末には、「社長からのお願いでございます」という当時の一瀬邦夫社長
3月末に第三者委員会の調査報告がなされ、山場を迎えると見られるフジテレビ問題。元ネスレ日本社長の高岡浩三氏(ケイアンドカンパニー代表取締役)は、フジテレビでのCM放映見送りを実施したスポンサー企業が問われているのは、「経営姿勢」そのものだと説く。いったいどういうことか。フリーライターの池田道大氏が聞いた。【全5回の第2回。第1回から読む】 * * * 中居正広氏による女性問題とその後の対応をめぐって、300社以上の企業がフジテレビのCMから手を引いた。元ネスレ日本社長の高岡浩三氏は、「この問題では、CMを出稿する企業の経営者も問われている」と語る。 「特に大企業が使う広告費は莫大な金額で、僕が入社したころのネスレは『ネスカフェ ゴールドブレンド』の“違いがわかる男”の宣伝などに年間400億円を投じていました。それだけの金額を使う以上、広告費は完全に社長案件で、何かしらのトラブルが生じた場合
「CMに何十億円投資しても売上も利益も変わらない」かつてキットカットのCMを中止したネスレ日本元社長・高岡浩三氏が考える“テレビCMの価値”「『広告しないと商品が売れない』は時代遅れ」 世間の大きな注目を集めたフジテレビ問題は、3月末がめどとされる第三者委員会の調査報告で一つの山場を迎えると見られる。フジテレビでのCM放映見送りを実施したスポンサー企業は、その後、どう対応するのか。視聴者の「テレビ離れ」が顕著な今、そもそもテレビCMにどんな価値があるのか。フリーライターの池田道大氏が、かつて看板商品「キットカット」のテレビCMを中止する決断を下した、元ネスレ日本社長の高岡浩三氏(ケイアンドカンパニー代表取締役)に聞いた。【全5回の第1回】 * * * 中居正広氏の女性問題に端を発したフジテレビ問題。記者会見での不手際など初動を誤ったフジテレビが被ったダメージは大きく、同社によると、CM放映
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