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新内閣発足
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AIが著作物を学習することは、著作権法の“グレーゾーン”ではない。文化庁が示す法第30条の4によれば、「情報解析を目的とする利用」であれば、著作権者の許可なしに著作物を学習用データとして使うことができると明記されている。つまり、AIが漫画や映像を“読む”こと自体は問題にならない。 ただし、そのAIが“似た作品を作って公開”した場合、初めて著作権侵害の対象になる。境界線は、「学習」ではなく「公開」にある。 この法的立場を前提にすると、10月31日に発表された日本漫画家協会と大手出版社17社の共同声明は、やや異なる方向を向いている。声明では、AIが著作物を学習する段階でも「著作権者の許諾を得るべき」と主張しており、文化庁の解釈とは食い違う。 オプトインとオプトアウトの違いを整理する 議論の焦点は「オプトアウト」と「オプトイン」という2つの仕組みにある。 ここを誤解すると、今回の声明の意図も見誤
1975年に産声を上げたテレビ朝日系の特撮ヒーロー番組「スーパー戦隊シリーズ」が、現在放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』をもって終了することが共同通信の取材で明らかになった。 『秘密戦隊ゴレンジャー』から始まった50年近い歴史が、ついに終わりを迎える。世代を超えて愛されてきた国民的コンテンツの終幕は、特撮界にとってひとつの時代の終わりを意味する。 半世紀のヒーロー文化が遺したもの 「スーパー戦隊シリーズ」は、赤・青・黄・緑・ピンクなど色分けされた戦士たちがチームを組み、強大な悪に立ち向かう構図で知られる。 変身、名乗り、そして巨大ロボットによる合体バトル——その一連の“儀式”は、数十年にわたり日本の子どもたちの成長と共にあった。 1970年代の高度経済成長期、家族がテレビの前に集う“日曜の朝”はこの番組から始まるのが定番となり、特撮ヒーローは「家族の絆」の象徴でもあった。1980年
10月22日、共同通信社が配信した高市早苗首相(64)のASEAN首脳会議出席に関する記事が、思わぬ方向で注目を集めている。記事タイトルは「高市首相ASEAN出席へ マレーシア安保能力支援」。外交方針を伝える真面目な内容だったが、添えられた一枚の写真がSNS上で大炎上した。 報道写真の一枚が、ここまで国民感情を揺さぶるのは珍しい。写真に写る表情はわずか一瞬のものにすぎないが、それが政治的な意図を持って選ばれたのではないかと疑う声が後を絶たない。SNS時代における「印象」と「報道の責任」が改めて問われている。 問題となった「一瞬の表情」 掲載された写真は、高市首相が振り返る瞬間を捉えたものとみられる。手を口元に添え、視線を斜め下に落とした表情は、疲労を感じさせるが、それ以上に“緊張感”や“迷い”を印象づける。 SNS上では、配信からわずか1時間足らずで批判が殺到した。 《なんでこの写真を選ん
漫画家・イラストレーター江口寿史に、写真トレース(いわゆる“トレパク”)疑惑が次々と指摘されている。発端は10月に予定されていた「中央線文化祭」屋外広告のビジュアル。モデルのSNS写真との酷似が検証され、主催は採用を取りやめ、企業コラボの精査も連鎖している。状況は深刻だが、数年前に“炎上の代名詞”となった古塔つみが、その後も活動を再開させ一定の露出を得ている事実は示唆的だ。本稿では、江口が信頼を取り戻すための具体的ステップを提案する。 広告取りやめ、過去企業コラボの精査、同業からの“距離” 漫画家・イラストレーター江口寿史に、写真トレース(いわゆる“トレパク”)疑惑が次々と指摘されている。発端は10月に予定されていた「中央線文化祭」の屋外広告イラストにトレース疑惑が浮上したことだ。モデル本人の写真との合致が検証され、主催側はビジュアルを差し替えた。そこから、トレース元画像の特定祭が始まり現
2025.10.06 江口寿史”トレパク特定”止まらず Zoff、デニーズ…「救世主」中村佑介氏もお手上げ イラスト界の巨匠・江口寿史氏に向けられた“トレパク(トレース疑惑)”が止まらない。 Zoff、デニーズの広告を皮切りに、過去のキャンペーンビジュアルや展覧会ポスターまで、有志の「トレパク特定班」が次々とトレース元を特定し、SNSで拡散されている状況だ。 そして、同業の人気イラストレーター中村佑介氏が仲裁に入る形になるかと思われたが、余罪の多さにお手上げ状態となり、協力できないとの声明を発表した。 トレパク疑惑に止まらない“特定”の波、対応に追われるコラボ企業 SNS上では、Zoff × 江口寿史のコラボキャンペーン絵をはじめ、デニーズ広告や、過去作品のイラストに、実在写真との構図・ポーズ・衣装の類似が多く指摘されている。さらに、桜美林大学とのコラボイラスト、公募ポスター、商店街キャン
人気漫画家の江口寿史が「中央線文化祭」広告イラストで無断商業利用と写真トレース疑惑。モデルの金井球氏は権利を主張、謝罪なし対応に批判も。過去の古塔つみ炎上との類似点から、クリエイター倫理と広告業界の責任を問う。 人気漫画家の広告イラストに”無断商業使用”&”トレパク疑惑” 漫画家・イラストレーターの江口寿史氏が、10月18日・19日にルミネ荻窪で開催される「中央線文化祭」の屋外広告イラストを手がけた。ところが、その作品が一般ユーザーの写真”無断商用利用”して”トレパク”したものだったと指摘され、物議を醸している。 ※「トレパク」は、「トレース(模写)」と「パクリ(剽窃)」を組み合わせた俗語で、他者の写真・画像を無断で参照またはトレースしたうえで、自作絵として発表・商用利用する行為を指す。 江口氏はX(旧Twitter)にて以下のようにコメントした。 「中央線文化祭のイラストは、インスタに流
デジタル庁は2025年9月26日、大手コンサルティングファームのアクセンチュア株式会社に対し、新規の入札や契約から4カ月間除外する指名停止処分を下した。日本のデジタル化を推進する要であるデジタル庁と、世界的なITコンサルティング企業であるアクセンチュア。両者の間に何があったのか。 デジタル庁とアクセンチュアとの関係性 まず、今回の問題の核心を理解するために、デジタル庁とアクセンチュアの過去の取引を振り返る必要がある。両者はこれまで、日本の行政サービスのデジタル化という共通のミッションを担うパートナーとして、数々の大型プロジェクトをともに進めてきた。特に、今回の指名停止の原因となった「情報提供等記録開示システム」の開発・運用業務は、その象徴的な案件である。 このシステムは、もともと2014年12月に内閣官房社会保障改革担当室によって開発が始まり、2021年9月にデジタル庁へと移管された。以来
34年ぶりに東京で開催された『世界陸上』。感動のフィナーレを迎えるはずが、視聴者の怒りと失望が爆発する結果となった。30年にわたり大会を支え続けてきた織田裕二の“卒業宣言”を、TBSのエース・安住紳一郎アナが軽口で茶化したからだ。SNSは瞬く間に炎上し、《最低》《不快すぎる》と安住への嫌悪が殺到。さらに局の演出にも「織田外し」の疑念が広がり、功労者を軽んじたTBSの体質そのものに批判が向けられている。 織田裕二、世界陸上の“代名詞” 9月13日から21日にかけて開催された『東京2025 世界陸上』。34年ぶりに東京で行われたこの大会は、連日の熱戦で大いに盛り上がった。その中でひときわ輝きを放ったのが、スペシャルアンバサダーとして復帰した俳優・織田裕二(57)である。 織田が『世界陸上』のキャスターに起用されたのは1997年のアテネ大会。以来2022年のオレゴン大会まで13大会連続でキャスタ
広島県の名門・広陵高校野球部において、1年生部員に対する暴行・性加害を含む重大ないじめ事件が発生していたことが明らかとなった。事件は2025年1月に起きたとされ、現在SNS上では「甲子園出場を辞退すべきではないか」との批判が高まっている。初戦を控えた広陵ナインに今、逆風が吹いている。 「カップ麺を食べた」ことから始まった暴行の連鎖 発端は、1年生部員が寮内でカップラーメンを食べたという些細な行動だった。これが2年生(当時)に知られ、「正座させられ10人以上に囲まれ蹴られた」「顔も殴られ、死ぬかと思った」と証言している。 さらにその暴行に加わった上級生の一部からは「チ◯コを舐めろ」といった性的な強要もあったという。これらは、部員の親による告発文や、X(旧Twitter)上に投稿された記録メモ、さらには直筆と思われる聞き取りノートにも詳細に記されている。 被害者が監督に相談するも“逆に圧力”
2025年の参院選で無所属ながら23万票を集め、政治的存在感を高めた平野雨龍(ひらの・うりゅう)氏に対し、「帰化人ではないか」とのネット上の憶測が根強く続いている。その疑念は、氏の名が中華風に見えることや、対中強硬路線という一貫した主張とも相まって、戸籍や出自に関心を呼び起こしている。 一方で、平野氏は複数回にわたり戸籍謄本と家系図を公開。2025年6月25日および7月27日に公表された資料では「荻野鈴子」が本名であること、3親等までに帰化人が存在しないことが明確に示されている。「帰化ではない」ことを自ら証明した形だ。 SNSでの炎上と「しーっ!」問題 注目を集める中で、SNS上では平野氏をめぐるバイアス報道も頻出している。AbemaTVでの「ひろゆき」氏の発言(のちに撤回・謝罪)や、YouTubeライブ配信中の「しーっ!」の仕草が「隠蔽ではないか」と切り取られて拡散され、議論が再燃した。
東京証券取引所グロース市場に上場するAIスタートアップ、株式会社オルツが7月28日に公表した第三者委員会の調査報告書は、2021年から2024年までの売上の大半が架空だったという衝撃的な事実を明らかにした。累計約119億円、4期分の売上高の8〜9割が、広告宣伝費の名目で外部業者に支出し、その資金を「販売店」経由で売上として計上するという循環取引によって捏造されたものだった。 同日、創業者である米倉千貴社長が辞任し、モルガン・スタンレー出身でCFOを務めていた日置友輔氏が新社長に就任した。 しかし報告書では、両者ともに不正関与の責任を問われており、統治体制の混乱は不可避とみられている。 CFO・日置友輔氏は“共犯”か 報告書では、粉飾の主導者は米倉前社長であるとされているが、後任の代表取締役社長に就いた日置氏についても、「捏造資料を主幹事証券や東証に提出していた」「第三者委員会の調査をかいく
2025年7月28日、大阪・関西万博のアンゴラパビリオン建設を巡る工事費未払い問題で、大阪市鶴見区の建設会社「一六八建設」の経理担当者が業務上横領の疑いで刑事告訴・告発された。総額1億2000万円超にのぼる資金を、会社口座から26回にわたって着服した疑いがある。 だが、本事件は単なる着服にとどまらず、公金事業の構造的病理、すなわち多重下請けによる中抜きと、それに乗じた“監督責任の空洞化”の象徴でもある。 着服事件の構図と一六八建設の言い分 刑事告訴の対象となった経理担当者は、会社側の主張によれば、工事費の支払い資金を私的に流用したとされている。一六八建設は「経理担当者の横領が原因で、1億円以上にのぼる工事代金を下請け業者に支払えなくなった」としており、建設業許可の未取得についても「経理に任せていた」と責任を転嫁する姿勢を見せている。 しかし、経理担当者は「前の工事の支払いに充てただけ」「私
特に注目を集めているのは、塩入氏との共演コンサートでの振る舞いである。2023年12月には、スカート丈の短いサンタ服で登場し、塩入氏のピアノ演奏とともに歌声を披露。舞台上での軽妙な掛け合いをファンは「気心知れた師弟の関係」と受け止めていたが、今回の報道を受けて「実は公開イチャイチャだったのか」との認識に変わっている。 報道が突きつけた「言行不一致」の致命性 NEWSポストセブンや文春オンラインが報じた内容は、単なる芸能的ゴシップでは終わらない重さを持っている。塩入氏が既婚者だった時期に交際が始まり、2020年に再婚した可能性があることを報じている。 塩入俊哉氏は1960年6月22日生まれの65歳(2025年7月現在)。さや氏こと塩入清香氏は1982年7月7日生まれの43歳であり、両者の年齢差は22歳となる。また、塩入氏は単なるピアニストではない。故・西城秀樹氏や稲垣潤一氏といった日本を代表
参政党の共同代表・神谷宗幣氏が「ヤマト・ユダヤ友好協会」主催のフォーラムに登壇していた過去の映像が、現在SNS(X)上で拡散されている。壇上の神谷氏は「配信されませんよね?」と述べたあと、協会の理念に共鳴するような趣旨のスピーチを行っていた。 この「ヤマト・ユダヤ友好協会」は、戦後の日本で発足したキリスト教系新宗教「キリストの幕屋」の影響を強く受けた団体とも噂される。 「幕屋」は1948年に手島郁郎によって創始され、旧新約聖書を基盤としながらも、ユダヤ教や日本の民族精神を融合させた独特の宗教世界を築いてきた。 とくにイスラエルとの親交が深く、聖地巡礼や火渡りなどの儀式、「原始福音」を標榜する信仰観などで知られており、その宗教的色彩の強さや政治的右派との接近ゆえに、異端視されることもしばしばある。 理事としての過去、現在はHPから削除 神谷氏は2016年、協会が実施したイスラエル訪問企画に参
政府主導の投資ファンド「クールジャパン機構」が出資したマーケティング会社「刀」に対して、新たな資金の流れをめぐる疑惑が浮上している。6月30日と7月1日、NewsPicksが連日公開した調査報道では、刀から森岡毅氏の親族が運営する「森岡マーケティング研究所」へ数億円が支払われていたと報じられた。 これに対し、SNSを中心に「税金を原資とした出資金が私企業に流れているのでは」との批判が広がり、炎上状態となっている。 ファミリー企業への送金は“中小企業では日常的” 問題の構図は、刀が受けた出資金の一部を、森岡氏が代表を務める「森岡マーケティング研究所」にコンサルティング料などの名目で支払っていた、というものだ。報道によれば、研究所の役員構成は森岡氏の家族で占められており、事実上のファミリー企業とみられる。 こうしたスキームは、相続税対策や役員報酬の分散手法として中小企業では決して珍しいものでは
「出ぁせ!出ぁせ!」署内は熱くなった市民たちの合唱でもみくちゃに。参加者らは徐々にヒートアップしていき、昨年からストーカー被害を訴えていた岡﨑さんのSOSを警察が軽視したとして、「警察官と話をさせろ」と声を上げ、署内に入ろうとした一部と警察官がもみ合いになるなど、現場は一時混乱に包まれた。 ストーカー被害の相談は無視されていた 岡﨑さんは昨年から、白井秀征容疑者によるストーカー被害を警察に相談していた。父親によれば、娘は何度も助けを求めていたにもかかわらず、警察は真剣に受け止めなかったという。結果として岡﨑さんは行方不明となり、最悪の事態が現実となりつつある。 この事案に対し、臨港署の対応の不備は看過できない。警察は「事件性がない」「法的に踏み込めない」などの言葉を盾に動きを鈍らせ、結果的に命の危機を黙殺した形となった。抗議に訪れた人々からは、「白井容疑者も臨港署も同罪の殺人犯だ」との声が
マルハニチロが完全養殖クロマグロの生産を8割削減。天然資源の回復や餌の高騰が背景にあり、業界の将来に新たな課題を突き付けている。 完全養殖マグロに迫る危機 完全養殖によるクロマグロの商業生産がほぼ消滅する見通しとなった。マルハニチロは2025年度の生産量を前年度比8割減とする方針を示し、ニッスイや極洋など他の大手水産会社も同事業から撤退した。近畿大学が2002年に世界初の完全養殖に成功して以来、同技術は希少なマグロを安定供給する手段として注目され、多くの企業が参入してきた。しかし、近年の天然資源回復と餌の価格高騰により採算が悪化し、事業継続が難しくなった。 背景にある要因と影響 完全養殖とは、人工ふ化させた稚魚を成魚まで育て、その親魚から再び卵を採取して次世代を生み出す方法であり、海洋資源への負荷が少ないとされる。一方で、マグロの完全養殖は他の魚種と比べて技術的難易度が高く、生産コストも膨
静岡県熱海市で2025年に予定されている市長選挙をめぐり、立候補を表明している徐浩予(じょ・こうよ)氏に対し、SNS上で「帰化取り消し」を求める声が急増している。4月6日には「#帰化取り消し」というハッシュタグがXの日本国内トレンドに浮上し、議論が過熱している。 多様な肩書と経歴を持つ徐氏 市政進出への動機は被災経験か 徐氏は中国出身で、日本国籍を取得した帰化人。現在は浩予合同会社の代表を務めるほか、一般社団法人熱海日中友好協会の会長、また熱海市内の青年団体や市民団体にも広く関与している。公式Xのプロフィールによれば、熱海市内の土石流災害の被災経験を基に、市政への関心を強めたと見られる。 『ABEMA Prime』出演で語った被災体験と市政への志 2024年4月、ABEMAの報道番組『ABEMA Prime』に出演した徐氏は、自身の立候補の背景について詳細に語った。来日したのは2015年で
フィンランド産木材使用の背景 主催者側は、万博の木造リングを「エコ型未来建造物」として位置づけ、日本の森林再生につながると説明してきた。しかし、実際にはほぼフィンランド産の木材が使用されることが判明し、「日本の森林再生のため」という説明との矛盾が指摘されている。 この問題について、実業家のひろゆき氏(@hirox246)はX(旧Twitter)上で「政治家は『環境に優しい』『日本の森林再生』といった都合の良い言葉を使って国民を欺いている」と批判。また、「木造リングを作るという目的のためなら、嘘をついても良いと政治家が思っているのではないか」と疑念を呈した。 ミサワホームと竹中兄弟の関係、フィンランド産木材との深いつながり さらに、ネット上では、フィンランド産木材を扱うミサワホームの取締役前会長である竹中宣雄氏が、元金融担当大臣の竹中平蔵氏の実兄であることが広まり、「利権構造ではないか」との
化粧品大手・資生堂が2月10日に発表した2024年12月期連結決算(国際会計基準)で、最終損益が108億円の赤字に転落した。2020年のコロナ禍以来、4年ぶりの赤字である。 発表当初は「免税店不振」や「中国での消費減速」が主因とされていたが、実際にはブランド戦略の硬直化が大きな要因なのではないか、という厳しい指摘が業界内外から相次いでいる。 赤字転落の背景にあるブランド戦略の硬直化 今回の最終赤字について、NewsPicksなど各媒体によると、2021年に投資ファンドへ売却したブランドの回収不能リスク(128億円計上)や免税店事業の不振が直接の要因だという。特に中国依存度が高い免税店向け販売は、景気後退と現地メーカーの台頭により大幅に落ち込み、利益率が悪化した。 一方で、最近人気を集める「SHIRO」などの化粧品メーカーには訪日客が殺到し、“インバウンドが戻りつつある”との見方もある。こう
DMMビットコインから巨額のビットコインが不正に流出した事件は、暗号資産業界に大きな衝撃を与えた。この事件の背後には、暗号資産ウォレットソフトウェア会社「Ginco」の存在があった。 警察庁は、米国連邦捜査局(FBI)及び米国国防省サイバー犯罪センター(DC3)とともに、北朝鮮を背景とするサイバー攻撃グループ「TraderTraitor」(トレイダートレイター)が、DMMビットコインから約482億円相当の暗号資産を窃取したことを特定。合同で文書を公表したことで事件の全貌が明らかになっている。 本稿では、事件の詳細とGincoの役割、そして今後の業界への影響について解説する。 北朝鮮ハッカー集団による巧妙なソーシャルエンジニアリング 警察庁の発表、そしてFBIの情報によると、犯行は北朝鮮のハッカー集団「TraderTraitor」によるものだった。彼らはLinkedIn上でGincoの従業員
真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である。ナポレオンのこの名言を、齋藤元彦兵庫県知事は、いま噛みしめているだろう。劇的な逆転劇で兵庫県知事選挙で再選を果たした齋藤元彦知事の陣営が大きな問題に直面している。 11月20日に突如、株式会社merchu(メルチュ)の折田楓氏が自身のnoteにて、兵庫県知事選挙における齋藤元彦陣営の広報戦略を担っていたことを開示。さらには、具体的な施策の数々まで、これでもかと丁寧に解説した記事を公開したことに端を発した今回の炎上劇。 イチ広報の肥大した自己承認欲求の発露が「キラキラ広報」として批判を浴びるに留まるならいざしらず、22日現在、議論の行方は、齋藤元彦知事の公職選挙法違反の可能性まで指摘されるようになってしまっている。 SNS時代における広報活動の危機管理と職業倫理が問われる本件は、地方行政におけるPR業務の在り方に警鐘を鳴らす重要なケースとなっ
かつて北米市場で高いシェアを誇った船井電機が10月24日、東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。主力のテレビ事業が低迷する中、2021年に買収した脱毛サロン「ミュゼプラチナム」が巨額の広告費未払いを抱え、グループ全体を揺るがす事態に発展。これが決定打となり、資金繰りが悪化していた船井電機はついに力尽きた。 本稿では、栄光から一転、破綻へと至るまでの船井電機の凋落の軌跡を辿り、その原因を紐解いていく。 かつての「世界のFUNAI」 栄光と挫折 1951年に創業した船井電機は、トランジスタラジオの製造販売を皮切りに、ビデオデッキやDVDレコーダーなど、時代のニーズを捉えたAV機器を次々と世に送り出してきた。北米市場では、OEM供給を通じて低価格帯で高いシェアを獲得。「世界のFUNAI」として、その名を知られる存在となった。 しかし、2000年代に入ると、韓国・中国メーカーの台頭により、価格競
ミカエル・アドルフソン教授(Prof. Mikael Adolphson)……トリニティーカレッジフェロー兼アジア・中東学のダイレクターオブスタディーズ兼ケンブリッジ大学の日本研究の経団連教授。スウェーデン生まれ。82年に初来日。アルバータ大学(カナダ)、ハーバード大学(米)などを経て現職。(写真右) ケンブリッジ大学の日本研究が危ない⁉ 海外の日本通の火を絶やさないためにできること 劇的に変化していく世界の中で、ケンブリッジ大学で日本研究を教えるミカエル・アドルフソン教授に、イギリスと日本の関係の最前線を聞いた。ケンブリッジ大学の日本研究が危ない? ◆聞き手:山中哲男 日本文化のスペシャリストから見た日本とは? 山中哲男(以下、山中):久しぶりです。この対談のテーマは、ケンブリッジから見た日本ということなんですが、ミカエル教授は日本研究のスペシャリストです。そのミカエル教授から見て、近年
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