サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ブラックフライデー
f50.aaa.livedoor.jp/~ghaku
地下のまる穴 これは17年前の高校3年の冬の出来事です。 あまりに多くの記憶が失われている中で、この17年間、わずかに残った記憶を頼りに残し続けてきたメモを読みながら書いたので、細かい部分や会話などは勝手に補足や修正をしていますが、できるだけ誇張はせずに書いていきます。 私の住んでいた故郷は、すごく田舎でした。 思い出す限り、たんぼや山に囲まれた地域で、遊ぶ場所といえば、原つきバイクを1時間ほど飛ばして市街に出てカラオケくらいしかなかったように思います。 そんな片田舎の地域に1991年突如、某新興宗教施設が建設されたのです。 建設予定計画の段階で地元住民の猛反発が起こり、私の親もたびたび反対集会に出席していたような気がします。 市長や県知事に嘆願書を提出したり、地元メディアに訴えかけようとしたらしいのですが、宗教団体側が「ある条件」を提示し、建設が強行されたそうです。条件につ
山の牧場 これは怪談「新耳袋 第四夜」に出てくる話で、著者の中山市朗氏が本気の身の危険を感じて、20年近くも封印してきたという実話。 大学生の時、映画サークルの監督をやっていて、ロケ地探しに山に行った。 そこで、これまで気づかなかった、乗用車一台がぎりぎり通れるような狭い横道を発見する。 延々とその道を行くと、台地に出てきた。そこには牧場らしきものがある。 しかし、人は誰もおらず、牛舎の鉄柵はピカピカで、排泄物を流す溝も藁一つ落ちていないことから、使われた様子がない。 牛舎の屋根を見上げると、半球形にへこんでいる。 トラクターは車輪の轍の上に不自然に裏返って放置されている。 何かの実験室もあり、中を見ると、アームのようなものがついた機械があり、沢山あるフラスコやビーカーなどが一つ残らず割れている。 なぜこんなものがあるのか?二階建ての宿舎のような建物もあった。 一階部分
良栄丸事件 これは1927年(昭和2年)に実際に起きた事件である。 ●発見されたミイラ船 1927年10月31日、カナダ゙西海岸バンクーバー島。ワシントンのシアトル港への帰路についていたアメリカの貨物船「マーガレット・ダラー」号は、行方不明になっていた日本の小型漁船「良栄丸」を発見した。 ボロボロに朽ち果てた船体、ミイラの転がる甲板、激しい死臭、白骨体、足の無い死体。船室には、頭蓋骨を砕かれた白骨体とミイラがあった。船室奥の部屋には、おびただしい血痕が染み付いていた。船尾の司厨室では、海鳥の白い羽が至るところに散らばっており、コンロの上にあった石油缶の中には、人の腕が入っていた。船内には食物も飲料水も無く、エンジン機関部は全て破損していた。 ところが、船長室から見つかった3冊のノートには、信じられない惨状が書かれていたのだった。そのノートによると、良栄丸の情報は以下の通りだ。 ・
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『f50.aaa.livedoor.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く