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新内閣発足
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VR(仮想現実)ゴーグルの製造を手がけるオキュラスVRを立ち上げ、フェイスブック(現・メタ)に売却し、やがてマーク・ザッカーバーグ氏らと袂を分かちアンドゥリル・インダストリーズを立ち上げたパルマー・ラッキー氏。AI(人工知能)を駆使した自律型無人機の製造などを手がける同社は、2024年に10億ドルを売り上げ、未上場ながら企業価値は280億ドルに及ぶ見込みだ。世界的に防衛費が拡大し、AIやドローンなどテクノロジーの進展によって軍事に大きなゲームチェンジが起きつつあるいま、最も注目すべき企業の1つと言っていい。「シリコンバレーの異端児」として知られるパルマー氏に、ジャーナリストであり実業之日本フォーラム編集顧問の船橋洋一がインタビューした。 ——会社の成り立ちとビジョンについて教えてください。 私たちは「防衛プロダクト(製品)会社」です。ここがとても大切なのですが、「防衛請負会社(コントラクタ
米国には、トランプ大統領を熱狂的に支持する保守系キリスト教の一派「福音派」と呼ばれる人々がいる。2024年の大統領選では、福音派の白人の約8割がトランプ氏に投票したという。背景にあるのは、「自由」にアイデンティティーが脅かされているという危惧だ。テクノロジーや経済が発展し、世俗化が進むグローバル社会において、なぜ保守的宗教勢力が影響力を強めているのか。宗教学・思想史の研究者である立教大学の加藤喜之教授に聞いた。 ※本記事は、実業之日本フォーラムが会員向けに開催している地経学サロンの講演内容(7月30日実施)をもとに構成しました。(聞き手:鈴木英介=実業之日本フォーラム副編集長) ——福音派とはどういう人たちですか。 もともと福音派(Evangelical)は、プロテスタントを一般的に指す言葉でした。16世紀のドイツで宗教改革が起きた時に、カトリックに対抗した者たちがプロテスタントです。20
かつて「モノづくり大国」を誇った日本だが、その座は中国などに奪われつつある。一方で、ゲームやアニメといったコンテンツ産業のポテンシャルは高い。政府は、2024年6月に公表した「新たなクールジャパン戦略」において、日本のコンテンツ産業を基幹産業に位置付けた上で、同産業の海外市場規模を2033年までに20兆円にすることを宣言した。前回の「クールジャパン戦略」(2019年9月公表)では示されなかった数値目標が設定されたことからも、コンテンツ産業を新たな成長ドライバーとして育成していこうとする政府の強い決意がうかがわれる。 コンテンツ産業の中でもとりわけ有望なのがアニメ産業だ。アニメ産業はコンテンツ産業の海外市場規模の3割(1.7兆円、2023年)を占めるまでに成長しているが、この政府目標が実現すれば、2033年の海外売上は6兆円まで拡大すると試算される。これは、産業分類における「電気機械器具製造
2022年2月に、「円の実力」が50年前の水準にまで低下したというニュースが話題になった。昨年から今年(2024年)にかけても、円安が著しく進行したので、円の実力のさらなる低下が度々問題視されている。アベノミクスの金融緩和によってお金がジャブジャブになりインフレ気味になったせいだと批判する人もいる。だが、それは正確な議論とは言えない。俗に円の実力と呼ばれているのは、円の「実質実効為替レート」であり、その下落は日本が「安い国」になったことを示すものだ。なぜ日本は安い国になったのか。日本経済を再興させるためには何が必要なのか。複数回にわけて考えていきたい。連載第1回は、実質実効為替レートの仕組みと下落の要因を探る。 実質実効為替レートについて理解するために、まず「為替レート」「実質為替レート」「実効為替レート」という概念から整理していきたい。 通常、「為替レート」(名目為替レート)は2つの通貨
座談会:Web3は危険な「むき出しの世界」、一般人には厳しすぎ? JNF Symposium 分散型インターネット「Web3」の理想と脅威(2) 実業之日本フォーラム編集部 実業之日本フォーラムでは、テーマに基づいて各界の専門家や有識者と議論を交わしながら問題意識を深掘りしていくと同時に、そのプロセスを「JNF Symposium」と題して公開していきます。今回は、「Web3(ウェブスリー)」の基本的な概念や課題について3回にわたって見ていきます。Web3が生まれた背景を解説した第1回で、この概念が、ビッグ・テックが個人のデータを囲い込むことに対するカウンターカルチャーであることが分かりました。この点を踏まえ、今回からは、ヨーロピアン氏を中心に、当フォーラムの白井一成論説主幹と、駒澤大学経済学部の井上智洋准教授を交え、座談会形式で論点を深掘りします。Web3の特徴といえる「分散性」の意義や
米ハーバード医学校の関連病院であるマサチューセッツ総合病院の研究チームが「BCGワクチンを3回接種するとプラセボ(偽ワクチン)と比較して新型コロナ発症を92%も予防できる」ことを二重盲検ランダム化臨床試験で突き止めた。さらにBCGは他の感染症も予防していた。結果は有名な科学雑誌『Cell』 の姉妹誌、『Cell Reports Medicine』 に2022年8月15日付けで誌上発表された[1]。 BCGと言えば結核予防のハンコ注射だ。日本では現在、生後5~8か月の乳児期に接種されている。1~2か月後に大粒ニキビのように腫れはするものの、それ以外の副作用はほぼ皆無だ。世界人口のおよそ半分は既に接種を受け、毎年1億2千万人の新生児や乳児が接種を受けている。1回100円以下と値段も安い。BCGの結核予防効果は60年以上も維持される。つまりBCGは安全、効果的、安価、長持ちと四拍子揃った理想的な
メタバース新人類、現実社会を捨ててメタバース空間で生きる高校生も…「発達するVR空間での新しい生き方」とは 喜田一成氏との対談:地経学時代の日本の針路(4-2) 喜田 一成 白井 一成 ゲスト 喜田一成 株式会社スケブ 代表取締役社長 外神田商事株式会社 代表取締役 株式会社シーズメン CMO(Chief Metaverse Officer) 1990年福岡県生まれ。筑波大学情報学郡情報科学類出身。ハンドルネーム「なるがみ」としてサブカルチャー業界で広く知られており、VRSNSの総滞在時間は4,500時間以上。2013年に株式会社ドワンゴに入社後、3Dモデル投稿サービス「ニコニ立体」を企画・開発。その後合同会社DMM.com、パーソルキャリア株式会社を経て独立。2018年に国内のクリエイターに対して世界中のファンが作品をリクエストすることができるコミッションサービス「Skeb」を個人で開発
日本のクリエイター業界で、高品質商品が「あまりにも安く」設定されてしまう本当の理由-根底にあるのは「自信のなさ」? 喜田一成氏との対談:地経学時代の日本の針路(4-1) 喜田 一成 白井 一成 ゲスト 喜田一成 株式会社スケブ 代表取締役社長 外神田商事株式会社 代表取締役 株式会社シーズメン CMO(Chief Metaverse Officer) 1990年福岡県生まれ。筑波大学情報学郡情報科学類出身。ハンドルネーム「なるがみ」としてサブカルチャー業界で広く知られており、VRSNSの総滞在時間は4,500時間以上。2013年に株式会社ドワンゴに入社後、3Dモデル投稿サービス「ニコニ立体」を企画・開発。その後合同会社DMM.com、パーソルキャリア株式会社を経て独立。2018年に国内のクリエイターに対して世界中のファンが作品をリクエストすることができるコミッションサービス「Skeb」を個
中国における社会コントロールが急速に強化されている。経済分野において習近平政権は8月17日に「共同富裕」の概念を示し、富の分配を経済活動による分配(第1次)、徴税などを介した政府による分配(第2次)、寄付などによる自発的な分配(第3次)の3つに区分し、富の再配分を強化して社会全体が豊かになることを目指すとした。テンセントやアリババなど大企業は、いち早く寄付事業に基づく利益還元を表明している。教育分野においては、4月から公的歴史教育の区分を党史、新中国史、改革開放史、社会主義発展史に再構成し、共産党の歴史(党史)を重視するカリキュラムに変更した。また全国の小学生から大学院生までの課程で「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」の必修化も進む。同時に、学校の宿題に対する制限や学習塾の非営利化など家庭の負担を軽減する規制を設定し、子供のオンラインゲームの使用時間に制限を課すなど、共産党が市民
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