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――『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』では、マフティーのメンバーやオエンベリ軍をはじめ、多数の新キャラクターが登場します。第2章で気になったキャラクターはいますか? 上田 新キャラクターでいえば、マフティーに所属するツインテールのギャルっぽい女性パイロット――ハーラ・モーリーでしょうか。でも、彼女は登場してすぐに物語から姿を消してしまう。しかも、特に明確に攻撃されるシーンもないのが、シビアな戦場であることを際立てていると思いました。少しだけ見えたメッサーの胸部を見て「ハーラの機体だ」とつぶやくハサウェイのシーンは本当に怖かったです。そもそも『閃光のハサウェイ』では戦闘シーンも実写のようにリアルに描かれていて、よりそれが生々しく映りますよね。 ――画面からあふれるリアリティが、そのあっけなさを強調していますね。 上田 普通に可愛らしいな、とこちらが気にかけていたキャラクタ
――まずは第1章のことを振り返りたいのですが、前作の世間や周囲からの反応をどのように捉えていましたか? 上田 作品の大きさを感じました。現場でご一緒した方だけじゃなくて、多くの知り合いから熱い伝言を受けることが多かったです(笑)。 小野 たしかに、まったく関係のない歯科医院で話が出ることもありました(笑)。 上田 小野さんは、その年(2021年)の「第十六回 声優アワード」で主演男優賞を獲っていましたよね。 小野 そうなんです。「ガンダムやっぱりすごいな」と(笑)。 ――それだけ世間の盛り上がりを実感したと。 上田 キャラクター同士の会話ひとつとっても考察する甲斐のある作品ですからね。それが『閃光のハサウェイ』やガンダムシリーズならではの特徴だとも感じました。 ――第1章のときは、アフレコの前に村瀬修功監督から世界観やキャラクターについて丁寧な説明があったと聞きました。今回はいかがでしたか
前作から約5年の月日を経てついに公開となった『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』。Febriでは第1章に続き、本作でも特集をお届けする。第1回は、挿入歌となる「CIRCE(サーシー)」と、[Alexandros]の川上洋平とのデュオで歌われた「ENDROLL」の作詞・ボーカルを手がけたSennaRin(センナリン)へのインタビュー。本作をきっかけにガンダムシリーズと向き合ったという彼女が楽曲に込めた思いとは?
2025年夏アニメ『その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする』Season 2(以下、Season 2)のクオリティを支えた「制作」スタッフたちに話を聞くインタビュー企画。第3回は作中に登場した個性的な劇中作、各スタッフの思い入れのあるシーン、そして皆さんがどのような気持ちで作品づくりに臨んでいたのかを引き続き聞いた。 ――コスプレをテーマにした本作には、数多くの劇中作が登場しました。アニメやゲームなどさまざまな作品がありましたが、それぞれの画面づくりのコンセプトやこだわりを教えてください。 山本 劇中作で篠原(啓輔)監督がこだわっていたのが、本編と見せ方を変えつつ、それぞれを差別化することでした。たとえば『スペースアイドル コスモラバーズ(コスラバ)』は昴や作中キャラクターたちのイラストが実際のゲームっぽい雰囲気になるよう、特効処理によってゲーム画面に近い質感を出していました。『こち
――前回はロケハンの話をいろいろ聞きましたが、取材の中で皆さんの印象に残っているものは? 染野 前半の話数だと印象に残っている取材は、第13話のカラオケです。山本たちスタッフ数名が菅谷乃羽(すがやのわ)役の武田羅梨沙多胡(たけだらりさたご)さんと実際にカラオケへ行き、ロケハンをしていたんですよ。「どういった取材になるんだろう?」と思っていたんですけど、きちんと第13話に反映されていて驚きました。 山本 作画さんに乃羽の歌っているときのイメージをつかんでもらうために、武田さんにご協力いただき、カラオケで乃羽と同じように歌っていただいたんです。そのときの武田さんの動きが第13話の作画に活かされていました。声の出し方やリズムの取り方など、細かいところまで再現していただきましたね。 ――前半話数といえば、女装コスプレをする姫野あまねの登場が印象的でした。女装については、どんな取材をしたのですか?
――まずは山本さんの「設定制作」という仕事について、具体的にどんな業務をしているのか教えてください。 山本 設定制作は、作画に使用する設定の発注や管理をする仕事です。アニメの現場はたくさんのスタッフが集まり、分担作業をしています。そんな皆さんが参照する資料として、キャラクターや小物、衣装、美術などの設定が必要になるので、それを用意する仕事があるんです。上がってきた設定を監督にチェックしていただき、OKが出たら各セクションに共有するということをひたすら行っています。また、監督やメインスタッフの皆さんと発注が必要な設定を事前に精査し、実際にどの設定を準備すべきかのすり合わせをすることも仕事ですね。 染野 Season 2では、新規のキャラクターも多く、さらに衣装の差分などもあるので、追加で200点以上の設定の作成がありました。他にも髪型の差分も細かくあったので、全体の設定のボリュームは、決して
帰ってきた親友が、知らない「ナニカ」だった――。とある集落の謎めいた因習と、それに翻弄される高校生たちを描く青春ホラー『光が死んだ夏』。夏の翳りと繊細な感情を、美しく斬新な映像で表現し話題を呼んだTVアニメ全12話について、竹下良平監督に語ってもらった。第1回では綿密な構想や、作品を彩る楽曲を掘り下げる。 ――原作との出会い、そしてシリーズ構成を兼任した経緯から教えてください。 竹下 CygamesPicturesの上内健太さんから原作の話を聞いて、手にとったのが出会いです。読んだ瞬間、アニメ化してみたいと思いました。脚本・コンテ・演出を兼任して「自分のフィルム」を追求したいというのはいつも考えているのですが、モクモクれん先生の『光が死んだ夏』はテーマに筋が通っているので、シリーズ構成をやりやすいと感じたんです。そこで、自分から兼任を提案しました。原作の本質的なよさを見失うことなく、アニメ
発表から瞬く間に評判となり、現在(11月28日時点)までに約600万回近く再生されている『新機動戦記ガンダムW(以下、ガンダムW)』の30周年記念映像『-Operation 30th-』。この映像の監督を務めたのは、『Fate』シリーズや『葬送のフリーレン』への参加で知られるアクションディレクター/作画監督の岩澤亨氏だ。『ガンダムW』という根強いファンを抱える作品を現代によみがえらせるためのこだわりとは? 前編では、ガンダムシリーズとの出会いと『ガンダムW』の魅力を話してもらった。 ――最初に触れたガンダムシリーズを覚えていますか? 岩澤 最初は兄が見ていた『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』だったと思います。それから中学生のときに『機動戦士ガンダム00』の放送が始まって、高校生のときに『機動戦士ガンダムUC』という流れでした。中高生のときにはガンダムの
「オッドタクシー」でアニメ業界に衝撃を与えた監督・木下麦(きのしたばく)が、脚本家の此元和津也(このもとかづや)と再びタッグを組んで送り出す、完全オリジナル劇場アニメーション『ホウセンカ』。昭和の終わりを舞台に、ひとりのヤクザの生涯と、彼に寄り添う不思議な植物との対話を描く本作は、どうのようにして生まれたのか。前編では、企画立ち上げの経緯から、社会の片隅で生きる人々を描き続ける監督の作家性の根源、そして主人公・阿久津実(あくつみのる)に込められた想いを掘り下げる。 ――企画の成り立ちから伺います。「オッドタクシー」が大きな成功を収めましたが、本作の企画はその後すぐに始まったのでしょうか? 木下 映画「オッドタクシー」の制作が終わった2022年に、また新しいアニメーションを作りたいなと考えていました。当時、CLAPの松尾(亮一郎)さんとアニメの現場で交流があり、「一緒にアニメをやりましょう」
グリッドマン ユニバースに登場するヒロインたちのイラストを200点以上掲載した書籍「グリッドマン ユニバース ヒロインイラストアーカイブ」が6月16日に発売! ここでは本書に掲載されている、監督の雨宮 哲さん、キャラクターデザインを手がけた坂本 勝さん、サブキャラクターデザインを手がけた中村真由美さんの座談会の一部をお届けしよう。 ※「ヒロインイラストアーカイブ」の購入はこちら ――最初に、あらためてこのシリーズのキャラクターデザインのコンセプトを聞かせてください。 坂本 雨宮さんは『SSSS.GRIDMAN』のとき、「ライトなアニメファンに受け入れられたい」と言っていましたよね。 雨宮 そういう層に向けた深夜アニメのようなデザインにしたかったのと、特撮が原作ではあるけれど特撮から離れたい、というのが最初にありました。特撮に寄せると子供番組的になりがちなので、もう少しハイエンド寄りにしたか
――櫻井さんは10年以上、隔年で劇場版の脚本を担当しています。今回も前作の『黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』の脚本作業を終えてから、まもなく本作に取りかかった感じですか? 櫻井 そうですね。『黒鉄の魚影』が公開される頃には、本作の打ち合わせがボチボチ始まっていました。 ――コナンの映画脚本は、原作が連載中ということもあり、誰の秘密がどこまで明らかになっているか、ネタバレには毎回相当神経を使うと思いますが、今回はいかがでしたか? 櫻井 おっしゃる通り、僕にとってコナンの脚本作業は最高レベルの難易度と言ってもいいくらいなんですけど、『黒鉄の魚影』では黒ずくめの組織、その前の『緋色の弾丸』では赤井ファミリー、『ゼロの執行人』では公安と、それぞれかなりセンシティブな組織やキャラクターを描いてきましたので、それらに比べれば、むしろ今回はかなりのびのびと書かせてもらった印象です。 ――たしかに今回
オタク知識を活かした雑談やゲーム実況で人気の「にじさんじ」所属のVTuber社築(やしろきずく)に、大きな影響を受けたアニメについて語ってもらうインタビュー連載。第3回で取り上げるのは、名作ライトノベルを中村隆太郎監督がアニメ化したテレビシリーズだ。 ――3本目の作品は、『キノの旅-the Beautiful World-』です。時雨沢恵一(しぐさわけいいち)さんが書いたライトノベル『キノの旅』は、2003年と2017年の二度、テレビアニメ化されていますが、今回挙げていただいたのは、2003年に放送された中村隆太郎監督のほうですね。 社 もともと『キノの旅』は、原作のライトノベルを読んでいたんです。WOWOWで放送されたこのアニメを見たときは、たぶん中学生くらいだったので、残酷だし、陰鬱というか暗いアニメだなって思いました。とくに衝撃を受けたのが、(第2話の)「人を喰った話」。最初に挙げた
豊富なオタク知識を活かしたトークや高いゲームスキルなどで人気のVTuber社築(やしろきずく)に、大きな影響を受けたアニメについて語ってもらうインタビュー連載。第1回で取り上げるのは、VTuberグループ「にじさんじ」での活動を始めたあと、「最初の夢を叶えてくれた」ギャグアニメだ。 ――最初の作品は、スマートフォン向けニュースアプリ「ハッカドール」から誕生した作品、『ハッカドール THE あにめ~しょん』。見習いパーソナルエンタメAIのハッカドール1号、2号、3号が、さまざまな場所に派遣されて、誰かを「捗(はかど)らせる」ために奮闘していく作品です。 社 僕は、2018年の6月にVTuberとしてデビューしたのですが、それ以前から大好きなアニメでした。そして僕がデビューする少し前(2018年3月)に、「ハッカドール」のキャラクターもVTuberとして活動を始めていたんです。ただ、最初は「ハ
「TVアニメ第一世代」「オタク第一世代」として、アニメや特撮作品の発展とともに歩んできた編集者・プロデューサー、井上伸一郎。その歩みを、影響を受けた作品とともに振り返る連続インタビュー。第1回は自身の人格形成に大きく寄与したという、タツノコプロの名作をめぐって。 ――今回は、井上さんが影響を受けた作品について聞きたいのですが、子供時代に見たもので印象に残っている番組というと、何がありますか? 井上 最初に記憶に残っているのは幼稚園のときですね。1963年に、家に初めてテレビが来て、それで『鉄人28号』のアニメを見ていました。その年の1月から放送していた『鉄腕アトム』ももちろん見ていましたし、あとは同じ年の年末に『エイトマン』が始まって。 ――いわゆる「TVアニメ黎明期」ですね。 井上 まさにTVアニメ最初の年ですからね。 ――特撮を最初に見たのはいつ頃になるんでしょうか? 井上 先日出した
放送を終えたタイミングで柿本広大監督にTVアニメ『BanG Dream! Ave Mujica』について総括してもらうインタビュー連載。最終回となる第3回は、前回から引き続きスタッフの仕事ぶりとともに、音響監督として目の当たりにしたキャスト陣への印象、そしてバンドアニメブームについて思うところを語ってもらった。 ――前回「スタッフに恵まれた」というお話がありましたが、制作を振り返って「この人がいなければ完成しなかった」というキーマンをあえて挙げるとすると? 柿本 たくさんいらっしゃるんですけど……まずひとり目は、CGスーパーバイザーの奥川(尚弥)さんです。彼がいてくれたことで、過去のTVシリーズと比べて『It’s MyGO!!!!!』と『Ave Mujica』は段違いのクオリティになったと思います。これまでのシリーズでは同じCGモデルを流用していたんですが、今回、新キャラクターが軸になると
柿本広大監督がTVアニメ『BanG Dream! Ave Mujica』の制作模様を振り返るインタビュー連載。第2回は、本作を象徴するキャラクターとなった若葉睦が生み出された経緯や、「作品を熟知している」というスタッフの仕事ぶりに触れてもらった。 ――『Ave Mujica』の特異性を象徴するキャラクターとして睦がいると思うのですが、彼女が多重人格という設定になったのはどのような経緯だったのですか? 柿本 睦が有名人夫婦の娘であることは当初から決めていたのですが、人間関係の濁流の中に漂うような、世俗離れして無垢な子として考えていました。でも、幼いときからつねに衆目にさらされる状況にありながら、無垢なまま育った人の内面ってどんなことになっているんだろう、とあらためて考えて、同時に「才能」という軸で彼女のキャラクターを掘り下げていったんです。メタルバンドにふさわしく技巧は申し分ないけれど、My
2025年の幕開けから息をもつかせぬ展開の連続でアニメファンの話題をさらい、「“史上最狂”のバンドアニメ」の惹句にふさわしい盛り上がりを見せたTVアニメ『BanG Dream! Ave Mujica』。放送を終えたばかりのタイミングで、監督を務めた柿本広大にシリーズを全3回で振り返ってもらった。まずは前作TVアニメ『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』を含めた作品の成立について。 ――以前、『BanG Dream! Ave Mujica(以下、Ave Mujica)』の取材前に本編を見た際、話数表記が『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!(以下、It’s MyGO!!!!!)』からの通算であることに驚きました。制作も地続きだったと聞いていますが、もともとMyGO!!!!!とAve Mujicaの2バンドを軸にした企画を作ろう、というお話だったのでしょうか?
『グリッドマン ユニバース』に登場するヒロインたちのイラストをまとめた画集「グリッドマン ユニバース ヒロインイラストアーカイブ」が6月16日に発売決定! これを記念して、宝多六花役の宮本侑芽、新条アカネ役の上田麗奈、南 夢芽役の若山詩音、飛鳥川ちせ役の安済知佳の4名によるヒロインキャスト座談会を全3回でお届けしよう。まずは2019年から行われてきた舞台イベントの思い出を振り返ってもらった。 ※「ヒロインイラストアーカイブ」の予約はこちら ――まず、宮本さんから、過去の朗読劇やライブで印象に残っているものを挙げてください。 宮本 最初の「SSSS.GRIDMAN SHOW 01」での六花のキャラソン「ガラス玉」の歌唱です。それまでステージ歌唱の経験がほとんどなかったので、すごく緊張したのを覚えています。それから、2回目の「SSSS.GRIDMAN SHOW 02」で「youthful be
――公式サイトのインタビューでも触れられていますが、アニプレックスの岩上敦宏プロデューサーから声をかけられたのが、企画の発端と伺っています。あおき監督が、いわゆるロボットアニメを手がけるのは、これが初めてですよね。 あおき そうですね。これまでも絵コンテや演出で関わることはありましたが、監督としては初めてです。その頃は、どんな作品にするのかまったく決まっていなくて、なんとなく「面白そうだな」というふわっとしたところがスタート地点でした。「ロボットアニメ」というキーワードだけがあるような状態でしたね。ただ、最初の頃に岩上さんから「王道のロボットアニメがやりたい」というお話があったので、そこを中核に企画を膨らませていきました。 ――ストーリー原案の虚淵玄さんも加わって、内容を詰めていったと思うのですが、企画の中核が固まったのは……。 あおき だいたい2年くらい前でしょうか。そこで、大まかな方向
これまで数々のショートアニメを動画サイトに投稿し、CGアニメの世界で高い評価を得ている安田現象。自身初となる長編アニメ『メイクアガール』が1月31日に劇場公開された。天才的な頭脳を持つ少年・水溜明(みずたまりあきら)と、彼に生み出された人造人間“0号”の触れ合いを描くサイバーラブサスペンスである今作は、安田監督の人生哲学が込められている。インタビューの第2回は、主人公である明とヒロイン・0号の関係性の変化について尋ねた。 ――物語が進むにつれて変化していく明と0号の関係性について聞かせてください。まず、0号を生み出した明がさまざまな教育を施している物語序盤では、明は0号をどう見ていますか? 安田 序盤では、明にとって0号はサポートロボットのソルトと同等の存在でしかなく、自分と同じ人間とは捉えていません。0号を作ったのも、友人である大林邦人(おおばやしくにひと)の「カノジョを作ればパワーアッ
――『メイクアガール』には新たにどんな要素を盛り込んだのでしょうか? 安田 今作の制作当時、「夢を追うこと」についてあれこれ考えたことがありました。夢を追い求めて実現するためには、それに伴う代償が必要です。膨大な時間、他のやりたいこと、人間関係、自分の健康といったさまざまな代償――いわば自分の「人生」すべてをつぎ込んでまで達成したい夢には、本当にそれに見合う価値があるのか――。『メイクアガール』ではそんな問いかけをしたかったんです。 ――今作の主人公である明は、まさに自分の人生すべてを研究につぎ込んでいますね。 安田 そうですね。明は亡き母・稲葉(いなば)から受け継いだ研究を完成させるため、自分の人生を費やしてきました。でも、最終的には追い求めていた夢を捨てて、0号との「家族関係」をとって人間らしい人生を歩む道を選びます。それは世間一般でいうところの「幸せ」のあり方です。しかし、そこに至る
興行収入10億円を突破し、リピーターも続出の『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』。2013年に刊行された小説版を原作に、失踪した一年は組の教科担当教師・土井半助の行方を追う、テレビアニメとはひと味違う迫力のアクションが楽しめる本作。監督の藤森雅也が細部までこだわった、本作の見どころについて聞いた。 ――もともと、原作小説『小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師』の存在は知っていましたか? 藤森 発売当時、スタジオ内でけっこうな話題になっていて、スタッフから「読んでみてください、そして映画にしましょう」と渡されたのをおぼえています。じつをいうと最初にこれをそのまま映画化するのは難しいだろうなあと思っていたんです。ファンの心をがっちりつかむ優れた小説ですが、活躍するキャラクターがきわめて限られていて、展開をいくらか補強しなければ尺も足りないだろうなと。 ――それから十数
――『∀ガンダム』の現場を通じて、富野監督からもっとも影響を受けたことは何でしょうか? 菱田 それはもう、あらゆる面で影響を受けていますね。富野監督のもとで1年間仕事をしたことで、自分の思考回路が一変したんですよ。まるでOSがまったく別のOSに書き換えられたような。その頃から現在まで、当時の考え方、つまりサンライズや富野監督の伝統を引き継いだ仕事の仕方をしていると思います。 ――たとえば、それは映像のどういった面に出ていると思いますか? 菱田 『KING OF PRISM by PrettyRhythm』でいえば、すぐに裸になるところでしょうか(笑)。これは僕の趣味趣向ではなくて、富野監督の影響が強いです。よく「裸が好きですね」と言われますが、「何を言っているんですか、すでに富野監督がやっていますから」と返しています(笑)。さすがに女の子のキャラクターだとそう簡単にいかないですが、男の子で
――菱田さんは第5話、第10話、第18話の絵コンテを担当しています。月の女王ディアナ・ソレルと、地球民であるキエル・ハイムの関係性やその入れ替わりが描かれた回が中心です。 菱田 第5話「ディアナ降臨」に関しては、前任者から引き継いで絵コンテを描きました。たしか1週間くらいしか時間がなかったのですが、アルバイトでコンテを何本か上げた経験もあったので、なんとか時間内に仕上げて提出したんです。ただ、富野監督のチェック後の絵コンテを見たら1コマしか残っていなくて(笑)。その1コマも作画の段階で内容が変わったので、最終的には跡形(あとかた)もなくなりました。コンテチェックで1コマ残すほうが大変ですから、富野監督はわざと残したんだと思います。 ――菱田さんのために残した1コマであると。 菱田 実際、富野監督が描き直した絵コンテは、もう「ぐうの音」も出ないくらい素晴らしかったです。今でも手元に置いてあり
――菱田さんはサンライズ(現・バンダイナムコフィルムワークス)入社2年目で『∀ガンダム』に参加し、演出助手や絵コンテを担当しています。当時、どのような気持ちでスタジオに入ったのでしょうか? 菱田 そもそもサンライズを志望したのは、小さい頃に見た『機動戦士ガンダム』に衝撃を受け、その後ものめり込んだのがきっかけです。学生時代にはアニメだけでなく、富野(由悠季)監督の小説もすべて読んでいましたね。当然、サンライズに入ったからには富野監督と仕事をしてみたいという思いがありました。 ――そのチャンスが意外と早く巡ってきたわけですね。 菱田 入社してすぐのタイミングで「次の『ガンダム』を作るらしい」という噂がありました。チャンスがあれば関わりたいと思い、自発的にコンテを描いていたら実際にチャンスが巡ってきて、演出助手というかたちで『∀ガンダム』の現場に入ることができたんです。 ――『∀ガンダム』は、
Febri発、「声優」にフォーカスしたビジュアル&インタビュー集『VOICE Febri』。来年1月の発売に先がけて、本書の内容の一部を「予告編」としてお届けする。カバー&表紙巻頭を飾るAve Mujicaのメンバー座談会では、やはり目を惹く「仮面」が話題となった。 ――皆さんはAve Mujicaに参加するまで、いつかバンド活動をすると考えたことはありましたか? 渡瀬 思ってもいなかったですね。 高尾 私は声優になる前にピアニストを目指してコンクールに出ていたので、いつか特技としてピアノの腕を活かせたらと思っていたんです。でも、こうやってバンドを組むとは思っていなかったですね。 岡田 業務提携でお世話になっている事務所の先輩方に『BanG Dream!』キャストの方がいらっしゃるので、いつか私も同じ舞台に立てるのかなと考えたこともあったんです。でも、自分は何も楽器をやってこなかったので、
「水木しげる生誕100周年記念作品」として、昨年11月に公開されたアニメ映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』。昭和31年の日本を舞台に鬼太郎誕生の背景に迫ったホラー作品で、興行収入27億円を突破するロングランヒットを記録。そして2024年10月4日には327カットをリテイクした「真生版」がR15+で全国公開される。ここでは、監督を務めた古賀豪さんに「真生版」について聞いた。 ――昨年の11月に劇場公開されるやいなや、口コミを中心に大ヒットを記録した本作ですが、公開後の反応や手応えをどのように受け止めていますか? 古賀 とてもありがたいですし、僕自身もビックリしています。公開時の舞台挨拶などでは「この映画はひっそりと公開されて、ひっそりと終わっていくはずの作品でした」と言っていたくらいですから(笑)。公開初日に映画館に行ってみたんですけど、お客さんがあまり入っていなかったんです。ただ、それからジワ
「水木しげる生誕100周年記念作品」として、昨年11月に公開されたアニメ映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」。昭和31年の日本を舞台に鬼太郎誕生の背景に迫ったホラー作品で、興行収入27億円を突破するロングランヒットを記録。2024年10月には327カットをリテイクした「真生版」がR15+で全国公開される。ここでは、キャラクターデザインと総作画監督を務めた谷田部透湖さんに、キャラクターデザインのこだわりや「真生版」での修正について聞いた。 ――昨年11月に劇場公開され、口コミを中心に大ヒットを記録した本作ですが、「真生版」が劇場公開されると聞いたときはどう思いましたか? 谷田部 まずはシンプルにありがたいことだと思いました。ソフト化に際してリテイク作業をすることと、「R15+」に対応したバージョンを制作することはあらかじめ決まっていたのですが、まさかそれを劇場公開していただけるとは思っていなくて。
『ガールズバンドクライ(以下、ガルクラ)』の映像面での魅力を、シリーズディレクターの酒井和男に聞くインタビュー連載のラストとなる第3回。「動き」やライブシーンの話題を中心に、映像の魅力と、それに関わったスタッフの仕事ぶりを語ってもらった。そして、最終回の展開についても……。 ――ここまで断片的に出てきた「動き」についても詳しく聞かせてください。公開されているメイキング映像では、ライブシーンでモーションキャプチャーを撮っている箇所がありますが、お話を聞いていると手付けの動きもあるということですか? 酒井 専門的な話になってしまいますが、3DCGはブロッキングで動きを確認してから、それをシミュレーションでつないでいく作り方がおそらく一般的です。それをベースにしつつ、この作品では、各話を担当してくださっているCGディレクターさんの趣向もあって、リミテッド的(通常のアニメーション的)な表現を模索し
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